パート主婦は扶養範囲内で働くのが得な理由。「130万円の壁」について
パートで働く場合、年収103万円以下の扶養範囲内で働くと最も支払う税金の額が少なくなります。それを超えると所得税や社会保険料の支払いが発生し、負担も増えていくことになります。
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パートで働く場合、年収103万円以下の扶養範囲内で働くと最も支払う税金の額が少なくなります。それを超えると所得税や社会保険料の支払いが発生し、負担も増えていくことになります。
所得税はパートの給料から自動的に引かれる(源泉徴収)ことになっていますが、あとから年末調整や確定申告で払いすぎた分は戻ってくることになっていますので、余分に払って損をするということではありません。
パートで働いた給料から支払った所得税は年末調整を会社がしてくれれば良いですが、してくれない場合は自分で確定申告をしないと払い過ぎで損するケースもあります。自分で申告する場合は源泉徴収票が必要です。
パートの年末調整の全体の流れは、11月に申告用紙を受け取り、12月に控除証明書とともに会社に提出する、そして翌1月に還付金を受け取るというものです。もし提出を忘れると自分で確定申告する必要があります。
会社の年末調整は税金を損しない最も楽な手続きです。ほとんどのケースでお金が戻ってきます。年収90万円におさえれば所得税、住民税ともにかかりません。また、103万円の壁にも注意しましょう。
確定申告は納めすぎた所得税の還付申請をする手続きのことです。確定申告をしない場合は脱税になり、罰則があります。
パートの掛け持ちで給料が20万を超えていると、確定申告が必要です。
賞与・ボーナスについて、パートは必ずもらえるわけではなく制度や業績次第によります。パートの場合、長く働いてもボーナスは支給されないのが一般的です。給与と同じく所得税の他に法令で天引きされます。
マイナンバーの提出をパート先から求められたらパートであっても提出が必要。提出方法は会社よって違うので担当者に確認してください。提出の拒否は、就業規則違反になる可能性もあるので注意。
パート求人の社会保険完備とは労災保険や雇用保険のみを指すことも少なくありません。社会保険に入ると給料から保険料が天引きされるので手取りが減るが将来受け取れる年金額が手厚いのでお得です。
妻の収入が103万円を超えると税金の扶養から外れると税負担が増え、130万円を超えると、社会保険の扶養から外れて自分で年金や保険料を支払います。損しないためにパートの働き方を考えることが大切です。