バイト辞めた理由 聞かれたらどう答える?例文で解説[決定版]
アルバイトの面接ではウソのないよう答えれば大丈夫ですが、言い方によって印象は変わります。より良い印象を与え、うまく回答するために、どんなことが聞かれるのか、どんな答え方が良いのかの参考にしてみてください。
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この記事の目次
勤務時間・シフト
「週に何日、1日何時間働けますか?」といった、週にどのくらい働けるかという質問があります。これは必ず聞かれます。採用する場合、どのくらい戦力として計算できるのかを考えているという背景もあり、あなたがどれくらいシフトに入れるかをチェックしています。
この質問に対しては、「わかりません」「家に帰ればわかります」といった返事にならないよう、必ず面接前に週に働く時間を考えておきましょう。そして返答は求人票に記載された勤務シフト内で、具体的な日数や時間を答えるようにしましょう。
例
「水曜以外の週3日、17時から22時までが希望です」
通勤手段・通勤時間
「通勤時間はどのくらいかかりますか?」という通勤時間に関する質問もよくあります。履歴書に書く場合もありますが、あらためて詳しく聞かれることも。このとき「分かりません」と応えることのないように、面接前に自宅からと学校からの通勤時間を把握しておきましょう。
例
「家から歩いておよそ10分です。学校からも自転車で約20分です。」
もし勤務先まで時間がかかる場合は、乗換駅や路線、駅からの徒歩時間などを把握しておき、簡潔に分かりやすく答えられるようにしておきましょう。
例
「自宅から最寄駅の○○駅は徒歩5分ほどです。そこから(貴店の最寄り駅である)××駅までは〇〇線で約15分かかりますのでお店までの歩く時間と合わせて約30分くらいです。もしスクーターで通勤してよければ、家から約15分です。」
勤務開始日
「いつから働けますか?」といった、勤務開始可能なタイミングは必ず聞かれます。この質問に対しては、自分がバイトをスタートできる日にちを伝えましょう。
個人店などスタッフが少人数のお店(会社)では、前任者が辞めて急募しているケースが多いので、できるだけ早く働き始められる人が重宝されます。特別な事情がなければ一日でも早く働き始められる方がお店にとっては都合が良いです。
例
「今特に予定は何もないので来週から働けます。」
例
「今のバイトのシフトがまだありますので、〇月〇日から働けます。」
応募理由・志望動機
「このアルバイトに応募した理由はなんですか?」という応募理由は必ずといっていいほど聞かれる質問です。
あなたの熱意が面接官にしっかりと伝わるよう、できるだけ具体的に答えるのがポイントです。その際には、「お金がほしかった」「家から近い」「仕事が楽そう」「なんとなく」などだけの答えはNG。
興味を持ったポイントや仕事内容、職場の雰囲気に対する「前向きな答え」をおすすめします。
例
「料理が好きなので、美味しい料理を提供されている、御社の飲食の仕事に興味をもっています」
例
「以前、御社のカフェを利用したときに、スタッフから明るく親切な対応をしていただきとてもうれしく感じました。私もお客さまに同じような気持ちを味わってほしいと応募しました。」
例
「御社の引越しの仕事では、中学校から部活でバスケットを続けてきた体力とチームワークを生かして働きたいと思っています。」
例
「私は部活をしていて元気で声が大きいので、活気あふれる貴店のホールスタッフとして貢献できると考えました。」
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長所・短所
「あなたの長所と短所を教えてください」という質問も面接でよく聞かれるので、事前にどちらも考えておきましょう。
長所はアルバイトの仕事内容を生かせるものを選んで、自己アピールにつなげるとよいでしょう(例1)。
例1
「長所は笑顔をたやさないことです。御社の販売の仕事でもいつも笑顔でお客さまに対応したいと考えています」
一方、短所は「遅刻が多い」「よくウソをつきます」といった仕事でトラブルを起こしそうなものはまずNGです。マイナスのイメージをもたれないよう内容と言い方の工夫が必要です。
たとえば、短所だけでなく、その短所をフォローする手段を加えると良いでしょう(例2)。
例2
「短所はあわて者でつい先走ってしまうことなので、行動する時には一度考えるよう心がけています」
また、アルバイトを通して成長させたいことを語るのも好印象です(例3)。
例3
「短所はやや声が小さいことですが、スタッフが生き生きと働く御社の仕事を通して、明るくハキハキと話せるように努力したいと思っています」
そして「長所=短所」にしてしまうのも、短所を印象よく伝えるコツです(例4)。
例4
「長所は集中力が高いことです。短所は集中し過ぎてたまに時間を忘れてしまうことです。だから、約束がある場合には時間に特に気をつけています」
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過去のアルバイト経験
「ほかでのアルバイト経験はありますか」ということを聞かれることがあります。
接客業などの仕事の場合に聞かれることが多く、アルバイト経験がある場合は前の職場で一通りの流れを経験しているため、お店側の指導時間が短縮できるというメリットがあります。同じ業種・職種などの経験がある場合はアピールしていきましょう。
例
「前に半年ほど居酒屋でのバイト経験があります。主にホールスタッフとして勤務していました。」
前の職場を辞めた理由
前にもバイトを経験していて履歴書に書かれていた場合、「前のアルバイトを辞めた理由を教えてください」ということを聞かれることがあります。
辞めた理由が「体調を壊した」「人間関係が嫌になった」「クビになった」などマイナスイメージを持たれそうな場合、別の理由も考えておきましょう。
答える方向性としては「続けたかったけれど、やむえず辞めた」という理由なら印象は悪くはなりません。
学生なら「大学受験のため勉強を優先したいと思いました」と学業を理由にするのがおすすめです。
ほかにも、「部活が忙しくなってシフトが合わなくなった」「短期留学の資金を貯めるための期間で働いていた」「家の手伝いをしなくてはならなくなった」「取りたい資格のために勉強に専念したいと思った」「新しいことに挑戦したくなった」などの理由なら角は立ちません。
また、「前の店も好きでしたが、以前から働きたかった貴店の求人を見つけたのをきっかけに辞めました」と、アルバイト先にとってプラスになる理由でもよいでしょう。
例
「成績が下がったので学業を優先するために辞めましたが、今は学校生活にも慣れて勉強のペースも身について成績も上がったので、御社に応募しました。」
例
「資格試験を受けるために辞めましたが、無事に受かって落ち着いたので貴店の募集に応募しました。」
何か質問はないかと聞かれたら
面接の終盤、「最後に何か質問はありませんか?」と聞かれることがあります。これは、実際に働き始めた時に、互いに思い違いがないか、不明確な点はないかを確認しています。
仕事内容、給料の金額、勤務開始日、勤務日時、交通費、合否の連絡日、最初の出勤日に必要なもの、制服の貸与など、気になることを全て、具体的に聞いておきましょう。求人票に記載されていることで不明確な点や、内容の再確認でも構いません。
例
「1週間に何日程度働くことが多いですか?」
例
「交通費は支給されますか?」
例
「合否の連絡はいつごろきますか?」
例
「服装や髪型は自由ですか?」
例
「通勤は自転車でも大丈夫でしょうか?」
「(自転車通勤の場合)駐輪場はどこにありますか?」
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もし募集条件と食い違う内容の質問があったら
仕事内容や給料などで、募集内容、もしくは希望条件と違う条件でもいいか?ということを聞かれる場合があります。あいまいな返事をして、アルバイトを始めてから「こんなはずじゃなかったのに……」と後悔しないよう、きちんと質問をしておき、納得いかないならあなたから採用を辞退することも考えたほうが良いでしょう。
募集内容と違う仕事をお願いされた場合
面接官:「キッチンの調理補助はいっぱいなので、ホールスタッフでもかまいませんか?」
あなた:「いえ、専門学校で調理の勉強をしているので、キッチンの仕事を希望します。」
※募集内容の仕事をしたい理由をはっきりと言いましょう。
平日勤務を希望していて、土日は働きたくない場合
面接官:「土日も働けますか?」
あなた:「すみません、土日は塾があるので難しいです。」もしくは「週末はボランティアサークルの活動がよくあるので、そのつど、ご相談でもよろしいですか?」など。
※断りたい場合は学業やサークルなどを理由にしましょう。断る場合は、採用の確率は下がりますが、採用されてから土日は働きたくなかったと後悔するよりは良いはずです。
給料が募集条件より安い場合
面接官:「時給は1000円と書いていたけれども、800円からでも大丈夫ですか?」
あなた:「なぜ800円からなのですか?いつから1,000円になりますか?」
※給料は大事なことなので、しっかり質問をしておきましょう。あとあとトラブルになりやすいので、防止の意味も含めて確認が必要です。
納得のいく回答だった場合
面接官:「最初の1ヶ月は試用期間だからです。2ヶ月目からは1,000円になります」
あなた:「承知しました。ありがとうございます」
納得いかない回答だった場合
面接官「時給1,000円は大学生・フリーター・主婦の場合です。高校生は800円からになります」
あなた「そうですか。すみませんが、募集の条件で応募したつもりだったので、今回は辞退させてください」
働くつもりの予定日より早く働いてほしいと言われた場合
面接官:「さっそく来週から働けますか?」
あなた:「今のアルバイトの引き継ぎがあるので、来月からお願いします」もしくは「すみません、来週末まではすでに予定が入っているので、再来週からでお願いします」など。
※あなたの予定と希望日を伝えましょう。
募集要項の内容と違っていたり、自分にとって都合が悪くなるような条件を提示された場合はしっかりと、「求人票の募集内容と違っていますがなぜでしょうか」と確認しましょう。会社・お店とあなたは対等な立場ですので、条件面ではしっかりと納得したうえで働きましょう。あいまいになっている点は質問して明確にしておくことも重要です。
以上が、面接時のよくある質問と返答です。また、知っておけば尚良い、面接のちょっとしたコツ/秘訣は↓こちらにまとめていますので、併せてチェックしておけば完璧です。
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採用されるためのアピール方法