コムサのバイトを調査!ファイブフォックスってどんな会社?面接やシフトなど

コムサのバイトを調査!ファイブフォックスってどんな会社?面接やシフトなど

こんにちは、マイベストジョブ事務局の三浦です。今回は、「コムサプラチナ」「コムサイズム」など全国で約800店舗以上を展開している株式会社ファイブフォックスのバイトを徹底調査しました。人事・採用担当の景山様にお伺いしたアルバイトの仕事や面接などについて紹介します。

コムサプラチナなど全国約800店舗以上を展開する「ファイブフォックス」

コムサプラチナ、コムサイズムなど様々な服飾、雑貨ブランドで全国約800店舗以上を展開している株式会社ファイブフォックスですが、事業は婦人服、紳士服、子供服、生活雑貨などの企画・製造・小売を行っています。高級ブランドからファミリー層でも求めやすい価格帯のものまで幅広く展開されています。多くの店舗でバイト求人の募集があるので、自分の好きな地域でも見つけやすいでしょう。

様々な商品が並ぶ店内

おしゃれな店内で買い物を楽しめます

同社が運営しているお店は他にもアルチザン、コムサミューンなど様々なブランドが展開されていますが代表的な2つのブランド、お店のことをご紹介します。

会社のメインブランド「コムサプラチナ」

コムサプラチナ(COMME CA PLATINUM)は全ブランドのなかでも創業時からの主力ブランドとして位置づけられており、全国で100店舗以上あります。

百貨店や駅ビル、ショッピングセンターにテナントとして入っており、20代~40代の女性向けの服飾雑貨を取り扱っています。

「凛とした様式美」を背景にしたブランドイメージがあり、日本人女性の伝統的な様式美、美しさを反映したイメージの商品ラインナップを展開しています。

落ち着いたシックな雰囲気の店内で、お店で働くスタッフもお客様に合わせて20代~40代の女性がメインです。会社全体ではスタッフの6割が女性、4割が男性といった割合ですが、コムサプラチナは女性スタッフの割合が非常に高いです。

家族連れをターゲットにした「コムサイズム」

コムサイズム(COMME CA ISM)はイオンやイトーヨーカドー、郊外のショッピングセンターに展開しており、車で訪れる家族連れ、親子連れのお客様に向けて服飾雑貨を展開しています。

コムサプラチナよりも少し低価格で、賑やかで明るく元気な雰囲気のお店です。「家族の絆」「美しき日本の暮らし」をテーマに生活に密着した商品(婦人服、紳士服、子供服、雑貨など)を展開しています。

こちらはコムサプラチナと異なり、お店では18歳(高校卒業)~40代後半のベテランの方まで幅広い年齢層の方が男女ともに働いています。学生や主婦の方もたくさんいて「昔、コムサプラチナで働いていたが結婚、出産などで退職し、その後コムサイズムでアルバイトとして勤務している」という働き方をしている女性もいるとのことです。

商品数が多いこと、1店舗あたりのスタッフの人数もコムサプラチナより多いこと、様々なタイプのお客様が来られるということからアルバイトで経験を積むのに適した環境なので「人生で初めてのバイト」という方はコムサイズムが働きやすい、成長しやすいと採用担当者の方が言っておられました。

和気あいあいと仕事をするスタッフ

商品チェックや検品も入念に行います。

お店同様「変わらず愛される」ビートルズの曲が店舗のBGM

コムサプラチナ、コムサイズムなどのお店では、BGMに制限のある一部の百貨店を除き、ビートルズの曲が店内に流れています

これはビートルズの曲が「昔から変わらず愛され続けている」ことをお店の目指すブランドのあり方として共通しているということから採用されています。
※一部の百貨店では、百貨店自身の規定のBGMがあり、それが流れることになっています。

バイトの面接では重視されるポイント3つ

面接では次の3つのポイントが重視されています。

お客様に感動を与える「感動企業」という考え方に共感できるか

株式会社ファイブフォックスという会社の目標としてお客様に感動を与える「感動企業」になるというものがあり、それを実現するためにお客様一人ひとりに対してしっかり考えて気持ちの伝わる接客するということが求められます。まずはそうした会社の目標や考え方に共感できるかというところが大事なポイントになります。

実はショップの販売員を自社で直接雇用するのは大手のアパレルメーカーでは少なく、派遣社員など別の会社から来て店頭に立っているスタッフが多くいます。ファイブフォックスでは、店頭の販売員は会社の一員としてしっかり働いて欲しいという考えがあり会社の理念、考え方に共感できることを重視して直接雇用を行っています

また、「コムサ」の名がつくブランドのコンセプトとして「日本文化」や「日本の伝統」「日本の伝統的な美しさ」をイメージしています。アパレル業界は華やか、キレイというイメージがありますが「日本のおもてなしの心」を持って接客をすることで「感動企業」の目標に近づけるとしています。

人を喜ばせることが好きかどうか

まず接客業という仕事柄、人を喜ばせることが好きだということが非常に重要です。気持ちを重視しますので実際の接客経験はなくても全く問題ありません

自分が何かすることで人が喜ぶということに対してどう思っているのか、過去何か自分がしたことで人に喜んでもらえた経験はどういうものがあるのか、そういった点が面接でも聞かれます。

おしゃれ・ファッションが好きかどうか

アパレルの会社で働くということでファッションに興味がある、おしゃれが好きということが重要とされています。お客様にファッションのアドバイスをすることもあるのでファッションが好きというのは当然の条件ではありますが、だからといって面接の時点でブランドの知識は問われません

また、繰り返しになりますがおしゃれが好きという気持ちが重視されるので、アパレルや接客・販売経験はなくても選考にはマイナスにはなりません。

なお、採用担当者様によると「この(コムサプラチナ・コムサイズムの)ブランドってご存知でしたか?」と聞くことはあるものの、知ってる・知らないで採否には関係ないとのことでした。これはコムサプラチナなどのブランドを知らない場合は会社やブランドの紹介を詳しく説明する時間を取るためにされる質問です。知っている場合はある程度説明の時間が省略できるということで、知らなければ減点する趣旨の質問ではありません。

面接はお店の服を着ていなくても大丈夫

面接時の服装については清潔感のある服装が求められます。コムサプラチナやコムサイズムのブランドの服を着ていかないといけないということはありません。スーツでも私服でもOKですが、シワやシミ、汚れなどはないように清潔感のあるものであれば服装でマイナス評価になることはないということを採用担当者の方にお伺いしました。

マイナス評価になることはありませんが、採用担当者の方からすると、お店で売っている服をうまく着こなして面接に来た方については「うちのブランドのことを知ってくれているんだな」と嬉しく感じることはあるとのことでした。すなわち「お店のブランドの服を着ていけばプラス評価になる可能性はあるが、着ていかないことでマイナス評価にはならない」ということです。

採用後に「入店前研修」がある

面接後、1週間以内を目安に結果が届きます。採用が決まれば「入店前研修」という1日で終わる研修があり、関東の店舗で働く人は本社で、他の地域の場合は各エリアのオフィス(お店ではなく事務所)や貸し会議室などで行われます。

この研修では、入社の手続き、会社の規則の説明、そして接客の基本を学びます。この研修は交通費と時給が発生します。

接客技術を磨くスタッフ

店舗での研修はOJT形式で実際にお店で働きながら様々なことを学びます。

シフトは1日8時間週3日から応相談

基本的なシフトは1日8時間週3日からですが、店長が希望を聞いてそれを反映させる仕組みになっています。

バイトの都合に合わせやすいシフトが組めるので、学生でテスト期間や帰省などで休みたい場合も問題なく対応してもらえます。

バイトから正社員を目指しやすい職場

ファイブフォックスの方針として、アルバイトで働いている人のなかから正社員を採用するというものがあります。アルバイトのなかから、会社の考え方、理念やブランドへの理解があって正社員としてやっていきたいという人を正社員登用するという仕組みです。

とはいっても、筆記試験や売り上げの基準、接客テクニックの基準があるわけではありません。お客様に感動を与えることができる会社、「感動企業を目指す」という会社の考え方に共感して、日々の業務に取り組んでいるかどうかがポイントになります。

希望者があれば面談をして決定するという方式で、過去、多いときは1年間で100人くらいの正社員登用の実績があります。採用担当者の方によると面談の結果、正社員登用見送りになったケースは非常に少ないとのことでした。最短で入社3ヶ月で正社員登用の面談をする場合もあります。

50%の社割でお店の服が買える

ファイブフォックスの各ブランドのお店では働くにあたって「自社ブランドの服で接客する」ということが推奨されています。その際、自社商品を買う場合社割で50%割引が適用されます

アパレルのアルバイトでも毎月たくさんそのブランドの服を買わなくちゃいけないのかと思う人がいるかもしれませんが、採用担当者の方のお話ではベースになるものが1着あって、他は着まわして対応している人が多いとのことでした。例えば、ジャケットだけ買ってインナーを色々変えているということでも問題ありません。

せっかくのアパレルのアルバイトなので自分のおしゃれも楽しみましょう。接客のお仕事としてお客様におすすめするだけでなく、自分でファッションを楽しむために服を選ぶのも楽しみの一つです。

入社してから先輩にも上手に着まわすコツを聞いてみると良いでしょう

全員で掃除・朝礼するところから1日がスタート

株式会社ファイブフォックスの各店舗ではアルバイト、正社員が一緒になって清掃を皆で行ってから朝礼を行います。オープンからシフトに入るスタッフは開店30分前に出社して清掃、店内の売り場づくり(マネキン設置など)を行います。

そして朝礼時には目標の確認(売上や行動目標)、店長からの指示などがあります。1日が終わると終礼があり、在庫の確認・補充、売り上げの集計があります。

また、新規のお客様に対してお礼のお手紙を書くという取り組みも行っています。パソコンでの文書作成、印刷が当たり前の時代ではありますが、日本の文化・伝統を大切にするという会社の考え方のもと、あえて手書きで手紙を書いて感謝の気持ちを伝えるということを大事にしています。

仕事で最も大切な「笑顔・挨拶・おたたみ」

笑顔・挨拶・おたたみの実践

笑顔で挨拶し、きれいに商品をたたみます。

株式会社ファイブフォックスではコムサプラチナをはじめとして全ブランドで共通して「笑顔」「挨拶」「おたたみ」を大切にしています。特にバイトの最初の段階で習慣として身に付くまで徹底して意識することを求められるのがこの3つです。

多くのアパレルショップでもこういった要素は大切なものですが、「笑顔」に関してはお店の取り組みとして朝礼のときに「笑顔トレーニング」を行っており、口角を上げたり目を開けることを会社の取り組みとして行っています。こういった取り組みをしているのはアパレル業界でも珍しいものです。

笑顔で接客できているかどうか、きちんと挨拶ができているかどうか。挨拶のタイミングや声の大きさ、言葉遣いなどを含めてきちんとできているか。おたたみは商品の見せ方・畳み方を意味しており、お店のルール通りにちゃんとできているかが大事なポイントです。

また、笑顔は仕事上、接客上大切にされていることではありますが、笑顔の習慣がしっかり身に付けば仕事を離れた場面(日常生活、家族や友達と過ごすとき)でも役立ちます。自然に気持ちの良い笑顔ができることで、より楽しい時間を過ごすことができるようになります。業務の一環としても必要な要素ですが、プライベートでも役に立つものとして取り組むことと良いでしょう。

先輩が指導してくれる「シスター・ブラザー制度」

先輩社員が新しく入ったスタッフの面倒を見てくれる制度として「シスター・ブラザー制度」というものがあります。新しく入ったスタッフは年齢やキャリアの近い先輩から仕事の方法、動き方、言葉遣いなどを教えてもらいます。

そして自分が一通りできるようになったら、自分が先輩として後輩に仕事を教えるようになります。教わる側には質問などがしやすい環境のなかでしっかり問題ないレベルまで教えてもらえるというメリットがあるのと、教えることでさらに教える側のスタッフも会社や仕事に対する理解力が高まります。

まとめ

今回は株式会社ファイブフォックスの運営するコムサプラチナ、コムサイズムのお店でのバイトについて、採用担当者の方に直接お伺いした内容をご紹介しました。

全国で非常にたくさんの店舗が展開されているので、知名度も高く、多くの地域でファイブフォックスが運営しているお店のバイトは見つかりやすいでしょう。なかでもコムサイズムは男女ともに幅広い年齢層のスタッフが働いており、お客様も色々なタイプの方が来られ、アルバイトのスタッフも幅広い年齢層の方がたくさん働いています。年齢、性別にかかわらず働きやすい環境と言えるでしょう。

また、先輩が後輩の面倒を見る「シスター・ブラザー制度」という仕組みがあり、年齢やキャリアが近い先輩が新しく入社したスタッフが仕事ができるようになるまでに様々なアドバイス、指導が受けられますので安心して勤務をスタートできます。

働くときの服装はブランドの服を着ることが推奨されていますが、社割で50%オフで購入することができ、1着持ってうまく着まわせば金銭的な負担も抑えることができます。

バイトの面接では人を喜ばせることが好きか、ファッションが好き、興味があるかなどが重視されますが、過去の接客経験、アパレルでの勤務経験やブランドの知識は問われません。コムサイズムやコムサプラチナのバイトに興味を持った方はぜひ応募してみてはいかがでしょうか。

株式会社ファイブフォックス
本社:東京都渋谷区千駄ヶ谷3-60-7
店舗数:約800店舗(2017年1月時点)
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