《高校生編》バイト面接でよく聞かれる質問教えます。採否の分かれ目も
高校生になって初めてアルバイトを始める人も多いでしょう。今回はバイト面接で高校生が良く聞かれる質問について解説します。
採用担当者が面接で聞く質問は、採用、不採用を決める判断材料として使います。質問には意図がありますので、なぜそういった質問をするのかも踏まえて解説していきます。回答例文も紹介していますので参考にしてください。
この記事の目次
かなり良く聞かれる質問
ここから面接時に良く聞かれる質問を頻度の多い順に紹介します。
過去のバイト歴
過去に経験したことのあるバイト歴を聞かれます。経験のあるなしによって教えなくてもいいことなどがあるため聞かれます。採否に大きな影響はあまりないことが多いです。正直に答えましょう。
どんな業種をどれくらいの期間、どんな仕事内容をやっていたかで話しましょう。数が多い場合は仕事内容を省いても良いでしょう。
例
「今回が初めてのアルバイトです。」
「これまでには、コンビニでのアルバイト経験が5ヵ月ほどあります。主にレジ業務や品出し、在庫管理を行っていました。」
応募した理由・志望動機
「家から近い」「時給が良い」「シフトがあう」などの条件面以外の理由、志望動機を答えましょう。なぜその業種・職種を選んだのかや、興味を持ったのかを話しましょう。採否に大きな影響はあまりないことが多いです。正直に答えましょう。あなたの考えややる気を知ろうとしています。
例
「接客業に興味があって応募しました。」
「以前も居酒屋でバイトしていて楽しかったからです。」
勤務できる曜日・時間
アルバイトに入れる曜日や時間帯の希望を求人票に記載されている範囲内で答えましょう。どうしても無理な曜日、時間帯も伝えましょう。ここの条件は採否に一番大きな影響を与えます。だからといって無理なシフトにならないようにしましょう。条件が合わなければほかを探すことも考えましょう。
飲食店や接客業では土日にシフトに入ってほしいお店が多いです。
例
「月曜日と水曜日以外でお願いします。」
「週4日で4時間勤務でお願いします。」
勤務開始できる時期
アルバイト勤務開始できる時期を伝えましょう。募集しているところはどこもすぐにでも働いてほしいところがほとんどです。なるべく早い日程で伝えましょう。事情がある場合は伝えて相談しましょう。採否に大きな影響はないことが多いです。
例
「いつからでも可能です。」
「来月から可能です。」
良く聞かれる質問
自己PR・自己紹介
面接の最初の方が聞かれるケースが多いです。あなたはどんな人なのかをあなたの言葉で話しましょう。初対面の人にどう話せるかなど見られています。しっかり目を見て挨拶して自己紹介しましょう。アピールすることがあればアピールしてみましょう。
例
「はい、鈴木一郎と申します。よろしくお願いします。
現在、〇〇高校の3年生です。
これまでに、まだアルバイト経験はありません。初めてのアルバイトですが頑張りたいと思います。
以上です。よろしくお願いします。」
採否に大きな影響はあまりないことが多いですが、接客業など人と接する必要があるバイトの場合、まったく話せないとなると影響があります。不安な場合は↓こちらの記事をチェックして準備していきましょう。
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長所・短所
あなたの長所・短所を答えましょう。特にあまり選考には影響がないことが多いですが、会話のキャッチボールができるかや、あなたがどんな人なのかの会話のきっかけの目的の場合もあります。あまり気にせず答えましょう。1つづつ準備していくのがおすすめです。
気を付けるポイントは短所が致命的な短所にならないような回答をしましょう。
例
「長所は明るいところです。短所はおっちょこちょいなところです。」
「長所は何事もコツコツできるところです。短所は集中しすぎるところです。」
たまに聞かれる質問
前のバイトを辞めた理由
以前にバイト経験がある場合は、前のバイトを辞めた理由を聞かれることがあります。1、2ヵ月で辞めている場合などではなぜそんな短期でやめることになったのかなど気になる人もいます。辞めた理由もしっかり話せるようにしておきましょう。この理由だけで採否に影響があることはあまりありません。
理由はネガティブな内容で伝えるのではなく、「シフトが合わなくなった」や「家庭の事情で」など仕方がないと思える理由にしておくのが無難です。
例
「学校の方も忙しくなりシフトが合わなくなってしまいました。」
「テスト期間のシフト調整が難しくなり辞めました。」
学業と両立できるか
高校生の場合、学業とバイトを両立させる必要があります。応募先も高校生の本分は学業と分かったうえで、意思の確認も踏まえて質問されることが多いです。
特に初バイトの場合は、実際にまだ働いたことがないため、いざやってみると無理だったとなってすぐに辞められても会社側が困ります。再確認の意味合いで聞いているケースが多いです。クラブ活動を行っている場合はそれも含めて、大丈夫ということを伝えましょう。あくまでも無理をしろといっているわけではありません。
例
「大丈夫です。クラブ活動も行っていますが、両立できますのでよろしくお願いします。」
「テスト期間中や学校行事でお休みをいただくこともありますが、それ以外は頑張ります。」
親や学校の許可は得ているか
高校生の場合、バイトするには親や学校が許可している必要があります。親も同意していることと、学校もバイトOKであることを伝えましょう。こちらも確認の意味で質問されます。許可を得ていないと応募先は採用することはできませんので事前に許可を得ていきましょう。
例
「はい、どちらも問題ありません。許可を得ています。」
たまに聞かれる要望
勤務開始を早められないか
勤務開始できる時期の質問があり、それに回答した時期よりも早く勤務してほしいときに要望されるケースがあります。可能であれば要望を聞いて勤務開始を早めても良いですし、どうしても無理であれば無理と伝えても問題ありません。その回答によって採否に影響があることはないでしょう。
土日勤務はできないか
飲食店やアパレル、接客業などは土日が忙しいところが多いです。そのため、アルバイトには土日に勤務できる人の方が重宝されます。土日勤務不可の人よりもOKの人の方が採用されやすいのは確かです。
また、主婦パートは土日勤務不可の人も多いので、そういった人がすでに働いている場合は、土日勤務OKの人を採用したいと考えているケースも多いので、できないと答えた場合は採否に影響が出る可能性もあります。
無理にOKと答えるよりも、自分ができるかどうかで答えましょう。バイトはほかにもたくさんあります。
最後に何か質問はありますか
面接の最後によく聞かれますが、何か聞いておきたいことがあった場合に質問しましょう。特になければ「ありません」と答えましょう。
受け答えのポイント、面接官はココを見ている
面接時の質問の受け答えのポイントは、しっかり相手の目を見てハキハキ返答することです。実際、質問に対する答えの内容はそこまで重要ではなく、それよりもしっかり質問されたことに対して回答できているかや、会話のキャッチボールが出来ているかを見ています。
仕事はひとりでするものではなく、必ず誰かと意思の疎通をとって行います。そのため最低限のコミュニケーションが取れるかを見ているのです。高校生の場合、まだ仕事というものの経験がないため、特にそういった質問を通して会話できているかを見られているのです。
自分では返答している聞いていると思っていても、実際は相手には伝わっていないコミュニケーションになっていることもありえます。相手の話を聞いているときには相槌をうったり、「はい」と返事をしたりして、しっかり聞いていることを伝えましょう。
高校生がバイト面接で不採用になる理由
比較的正社員よりも採用されやすいアルバイトですが、応募して落ちる、不採用になるにはいくつかの理由があります。高校生がバイト面接で落ちるポイントを押さえておきましょう。
条件にあわない
最も多い不採用理由は、募集要項の条件にあわないことです。不採用になる理由のほとんどがこれにあたります。求人票に書いていないことでも、面接時に調整がしづらそうだなと判断された場合は不採用になります。
面接時に聞かれる質問でも、条件に関する質問は採否に直結しますので、一番注意しておきましょう。
- お店が入ってほしい曜日に入れない(土日勤務できないなど)
- お店が入ってほしい曜日に入れる日が少ない
- お店が入ってほしいシフト時間と合わない
最低限のコミュニケーション能力が求められる
飲食店や販売員など、直接お客さんと接する接客業など仕事ではある一定のコミュニケーション能力が求められるところもあります。基準は様々ですが、この場合は面接で判断されます。
面接での会話がおどおどしたりしていないかや、相手の目を見て話せているかなど見られています。会話のキャッチボールができているかも見られています。
学校で普通にグループで会話できる人は問題ありません。
言葉遣いや時間にルーズ
社会人としての最低限のマナーを身に着けていないと判断された場合、不採用になることもあります。基準は様々ですが、この場合は面接で判断されます。
面接での言葉遣いは見られています。面接の時間に遅れずに来れているかや、約束した時間に連絡してきているかなど見られています。
アルバイトが充足している場合
すでにある程度アルバイトが充足している場合は、お店(会社)側も求めるハードルが上がりますので、よりお店(会社)にとって融通の利く人を採用しようとします。
高校生は法律で深夜帯は働けないことになっていますので、深夜営業のあるお店では高校生よりも大学生やフリーターなどが優先されることが多いです。(深夜帯が働けるので)
面接での採否の分かれ目
募集してもなかなか応募がない会社・お店では、ほかの人と比較されないので条件面がクリアされていれば採用になることが多いです。
逆に応募が多く集まる人気の会社・お店では、競争率も高いので、ほかの応募者と比較されます。採用人数も決まっていますので、ほかの人よりも何か優れていないと不採用となってしまいます。
面接では第一に、条件面がクリアされているかの判断があり、その次にほかの応募者がいれば比較してどちらが優れているか、融通が利くかという判断基準となっています。
昨今ではどこも人材不足であるため、条件面がクリアできていれば採用されることが多い傾向ですので、しっかり受け答えしていれば問題ありません。もし不採用になった場合は、何か条件が合わなかったんだと割り切って次のバイトを探しましょう。