ちゃんぽん亭のバイト・求人を徹底調査！面接や仕事内容、評判は？

こんにちは、マイベストジョブ事務局です。近江ちゃんぽん専門店「ちゃんぽん亭」のバイトの評判や時給、給料、シフトなどについて運営会社「ドリームフーズ株式会社」の運営部部長・大矢さんに取材しました。

ちゃんぽん亭について

「ちゃんぽん亭総本家」は、滋賀県彦根市を中心に、国内に62店舗（直営47店舗、フランチャイズ15店舗）を展開している近江ちゃんぽん専門店です。

滋賀県のご当地グルメとして知られる「近江ちゃんぽん」は、同店の前身「麺類をかべ」で誕生したメニューです。

ちゃんぽん発祥の地として知られる長崎のちゃんぽんと近江ちゃんぽんの違いは、野菜やお肉といった具材を炒めるのではなく煮込む点で、スープも鶏ガラや豚骨ではなく削り節とコンブからとった京風だしです。あっさりとしたおだしに野菜や豚肉といった具材のうまみが加わった近江ちゃんぽんは、味わいの深さとたっぷりのボリュームで人気が広がりました。

1963年に創業した「麺類をかべ」から始まった同店は、2004年に現在の「ちゃんぽん亭総本家」に屋号を変え、滋賀県のほか京都や大阪に出店するなど店舗数を伸ばしています。

半世紀にわたり近江ちゃんぽんを提供してきた、歴史ある同店について紹介します。

ちゃんぽん亭総本家は滋賀で生まれた近江ちゃんぽんの専門店です。

面接について

高校生、未経験者も応募可

ちゃんぽん亭のバイトは高校生、未経験者も応募OKです。バイトを希望する人は、求人サイトの専用フォームや電話で応募しましょう。

応募後、担当者から面接日の連絡がありますので、面接の日と時間を決めます。面接には履歴書（写真付き）が必要なので、事前に用意して当日は忘れないように持参しましょう。

面接は応募先店舗で行われ、時間は30分ほどです。面接は基本的に店長が担当し、応募者と1対1で行われます。

面接ではシフトや志望動機、過去の経歴について質問

面接では、何曜日の何時から何時まで勤務できるのか、といったシフトに関する質問があります。あらかじめバイトに入れる曜日や時間帯を考えておきましょう。また、ホールかキッチン、どちらを希望するのかも聞かれるので決まっていれば伝えるようにしましょう。

シフトの確認以外に、アルバイトの経験があるかどうか、また飲食店でバイトをしたことがあるかなど過去の経歴のほか、なぜこの店に応募したのかといった志望動機を聞かれます。

過去の経歴についてですが、同店は未経験者も募集対象にしているのでバイトの経験がなくても問題ありません。「現在は学生で、今回はじめてバイトに応募しました」「コンビニでバイトをしていたことがありますが、飲食店は未経験です」など、現在の自分の状況やこれまで経験してきたことを話しましょう。

志望動機については、「家から近く同店のちゃんぽんはよく食べていました。通勤にも便利なので働いてみたいと思いました」「接客の経験はあるので、同店では料理を覚えたいと考え応募しました」など、同店や飲食業に興味があることを伝えるようにしましょう。

店舗によっては長所や短所を聞かれる場合も

店舗によっては、長所や短所を質問される場合もあります。長所や短所について聞かれたら「まわりからいつも元気だね、と言われます。自分でもそれが取り柄だと思っています」「たまに落ち着きがないように見られることが短所です」など、自分の人柄が相手に伝わるような内容がおすすめです。

過去の経歴、志望動機、長所や短所の答えから採用・不採用が決まるわけではありません。同店では、面接を通じて飲食店で働くことに前向きな気持ちがあるかどうか、また人と話すときの態度や言葉づかいに乱暴なところがないかを確認しています。質問に対して完璧なコメントを求められているわけではありませんが、相手の問いかけにはひとつひとつに丁寧に答えるようにしましょう。

キッチンとホールの仕事・研修について

ちゃんぽん亭のバイトはホールとキッチンがあります。それぞれの仕事について見ていきましょう。

ホールは料理の配膳や片付けを担当

ホールは注文を取ったり料理を運んだり、レジで会計をするなど接客が中心です。

券売機（食券を購入する機器）を設置している店舗もあるので、オーダー取りや会計をしなくてもよい場合もあります。

また、同店は商業施設のフードコート（さまざまな飲食店が集まるスペース・フロア）にも出店しています。こういったお店はセルフサービスで、カウンター越しにオーダーを聞いたり料理を手渡したりします。来店者が自分で料理を運んで、食べ終わると返却口に食器を持ってきてくれるので、基本的にホール業務はありません。

上記の流れになりホール業務はほとんどありません。フードコートでは、オーダー取りやレジの会計、調理、洗い物など店舗業務をトータルで担当します。

オーダー取りやレジ会計がなくホールが担う業務が少ない店舗も

同店では、セルフサービスの店や券売機を設置している店舗があり、ホールが担う業務はそれほど多くありません。しかし、同店では「お客さまに最大の満足を提供すること」また「地域に愛されるお店づくり」を目指し、丁寧な接客を心がけています。

来店者との接点が少ない店舗もありますが、店内の様子をきちんと見て、あいたグラスにお水を足したり家族づれやグループには取り皿を用意したり、顧客にとってより良いサービスを自主的に行う姿勢が求められます。

キッチンは洗い物や仕込み、調理を担当

キッチンは洗いものや仕込み、調理を担当します。

キッチンは、洗い物からスタートして食材の準備やサイドメニューの調理、盛り付けを担当します。また、スタッフがまかないでオーダーしたメニューなども担当します。これらの作業で調理の手際が良くなると、メインメニューを任されるようになります。

レシピは、各店舗で用意されていますが持ち帰ることはできません。各自でメモして手順や調味料の割合などを覚えます。

メニューの数は少なく覚えることは少ないのが魅力

提供しているメニューの種類は店舗により異なりますが、たとえば「ちゃんぽん亭総本家　本店」では定番のちゃんぽんが7種類、季節ごとのちゃんぽんが約2種類、豚そばや中華そばが約7種類、チャーハンや丼が約3種類、鶏から揚げや餃子などのサイドメニューは約5種類、おつまみが約5種類です。フードコートのようなセルフサービスの店舗ではちゃんぽんと豚そば、中華そばの麺類が中心で約5種類です。

メニューの数は多いところで約30種類前後と居酒屋やファミリーレストランなどに比べると少なめです。また、麺類と揚げものが中心なので、調理方法を覚えやすのが魅力と言えるでしょう。

ただし、同店では「近江のちゃんぽんを日本のちゃんぽんのスタンダードに」といった目標を掲げています。そのため、すべてのメニューの味がぶれないようにきちんとレシピを覚えるほか、野菜を煮込む時間や麺をゆでる時間、揚げものの時間など、仕上げのタイミングを習得していくことが大切です。

研修は先輩スタッフがマンツーマンで指導

同店では、勤務開始からトータルで20時間は研修期間で、最初の10時間（勤務3回程度）は先輩スタッフが1対1で教えてくれます。そのあとはバイトの様子を見ながら随時サポートしてくれます。マンツーマン指導とフォローに支えられ、多くのバイトがホールとキッチン両方の仕事を覚えて臨機応変に対応しています。ホールとキッチンができるのは、飲食店でバイトをする場合は重宝されますので、きちんと習得しておきましょう。

キッチンで麺をゆでる女性スタッフ

シフト・時給について

シフトは月に2回、3回でもOK

ちゃんぽん亭のシフトは、週に1日、1日2時間からといった条件が中心ですが、必ずしもこの通りではありません。

週に1回のシフトが厳しくても、同店で働きいてみたいという意志があれば月に2回、3回といったシフトも可能です。学生などで、試験や就職活動の期間に休みを取りたい場合も対応してもらえます。

シフトは、毎月15日までに翌月の1カ月分のスケジュールを提出します（店舗により異なります）。

15個の評価項目で時給UP

時給は850円からです（時給1000円～の店舗もあります）。

時給の昇給は「遅刻や無断欠勤はないか」「あいさつがきちんとできているか」「店頭に立つ際、身だしなみが整っているか」などの勤務態度のほか、「手洗いのルールは守れているか」「食材の保管は適切に行われているか」といった衛生管理、「ホールやキッチンの業務をどれくらいできるようになったか」といった作業レベルなど、各段階で15個の項目が用意されていて、その内容にそって評価されます。

こういった評価制度は、バイトの不満や不安を減らすため、飲食店だけでなく多くの会社で設けています。昇給の基準があいまいになると、バイトをしている人は「どの部分で自分の力が及んでいないのかわからない」と仕事へのモチベーションが下がるほか、「あの人はどうして時給が上がったの？」と不公平を感じる可能性もあるからです。

自分のがんばりがきちんと時給に反映される仕組みがあると、やる気がわきます。また、自分に足りない部分がわかるので、重点的に伸ばすこともできます。

まずは仕事にまじめに取り組み、自分ができることをどんどん増やして時給アップを目指しましょう。

交通費は月額上限4000円まで支給されます。また、制服はバンダナ、シャツ、パンツ、サロン（エプロン）、靴を支給してもらえます（シャツやパンツなど2点目からは各自で購入します）。

まかない割引や友達紹介制度もあり

1日の勤務時間が4時間で1回、同店のメニューを70％オフで食べることができます。8時間勤務した場合は2回、食事ができます。なお、従業員割引が適用されるのは勤務した日のみで、バイトに入っていない日は利用できません。

また、バイトをしている人が自分の友達を紹介して採用された場合、紹介した人に2万5000円が支給されます。紹介でバイトをはじめた人が120時間勤務をすることが条件で、120時間（たとえば1日4時間、週に3日のシフトであれば約2カ月半）に達する前に辞めてしまった場合は支給されません。

正社員について

アルバイトから正社員登用の道も

ちゃんぽん亭では正社員登用も積極的に行っていて、正社員の約3割がバイトからステップアップしています。

正社員としてやってみたいと思った場合は、店長などに希望を伝えましょう。店長の推薦により本社・本部の担当者が面談をしてくれます。この面談を通じて正社員に登用されるかどうかが決まります。

正社員のお給料は26万円からで、賞与は年に2回支給されます（経験などが給与に反映される場合があります）。

正社員は店舗で接客や調理といった実務をこなすほか、売上や人員の管理などマネジメント全般を学びます。店舗業務を習得したら、マネージャー（店長）にステップアップし店舗責任者を務めます。

マネージャー（店長）からリーダーやディレクターなどステップアップの道も用意

マネージャーの後のキャリアパスとしてリーダー、ディレクターがあり、リーダーはマネージャーの統括管理や人材育成などを、ディレクターは営業戦略の構築などを担当します。

リーダー、ディレクターを経ると、本社・本部で商品開発や店舗開発を担うプロデューサー（部長）を目指すことができます。

ほかに、マネージャー（店長）から、フランチャイズ店（ちゃんぽん亭総本家加盟店）のオーナーとして独立することもできます。

同店では、スタッフのマネジメントや売上の管理、営業活動などについて学べる基礎研修やキャリアパスマネジメント、販売促進研修といった研修制度を構築しています。また、面談などを通じて自分が目指すポジションを実現できるようにサポートもしてくれます。

実際に、19歳のときにアルバイトからスタートして21歳で店長（現在の名称はマネージャー）、23歳でエリアマネージャー（現在の名称はディレクター）、32歳で部長なった人もいます。

研修やサポート制度が充実しているので、未経験者からでもステップアップできるのが大きな魅力と言えるでしょう。

1日6時間勤務で週休2日、1日8時間勤務で週休3日の時短社員もあり

1日の実働時間が6時間で週休2日制か、実働時間が8時間で週休3日制から選べる時短社員の採用もあります。給与は時給制で1100円から、賞与は年に2回支給されます。

時短社員は、親や配偶者（夫や妻）の扶養範囲内で働く必要がない人が、自分の時間を大切にしながらレギュラーワークに就いて、社会保険（健康保険や厚生年金）に加入できるのがバイトとの違いです。

仕事内容は、接客や調理のほか、マネージャー（店長）のサポーターとして店舗管理業務を行います。

社員として店舗運営にしっかり関わっていくことができるので、将来は自分で飲食店をしたい、子育てを終えたら同店で正社員として働きたいといった人は、時短社員で働くのも良いでしょう。

ちゃんぽん亭バイトの評判、雰囲気について

ちゃんぽん亭では、15歳～70代と幅広い世代の人が働いています。男女の割合は、女性が全体の約6割で男性は約4割です。女性が少し多いのは、子どもが学校に行っているあいだ、または家族が仕事で留守にしている昼間のシフトが主婦中心だからです。夕方以降は学生やフリーターが占め、男女の割合はほぼ変わりません。そのため、女性らしい細やかな心づかいでサービスをしたり、男性ならでは力強さでお店に活気を与えたり、店舗運営で良いバランスが保てているのが特徴と言えるでしょう。

同店のスタッフの数は多い店でも10人ほどで、スタッフ同士の距離が近いのが魅力です。年齢が違っても、親子、兄弟姉妹のような関係性を築いていて、主婦であれば10年以上、高校生や大学生は3年、4年と学校入学から卒業までバイトを続けている人が少なくありません。

あくまでも仕事なので慣れ合いになるのはよくありませんが、スタッフ同士の仲が良いとお店の雰囲気も和やかになります。

働いてみようと思う店舗に行ったことがない人は、応募する前に実際にお店に足を運んで場の空気を感じてみるのもいいでしょう。

15歳～と若いスタッフも活躍しています。

まとめ

ちゃんぽん亭では積極的に採用を行っていて、応募者のほとんどはバイトをすることができます。多くの人に就業の機会は設けられていますが、同店で働くにあたって前もって確認される基本的なルールがあります。

バイトの面接では、約束の時間ぎりぎりに到着する人が少なくないため、同店では「バイトに採用されたら勤務開始の10分前には出勤できますか？」といったことを聞かれます。また、面接時のヘアスタイルや服装は自由ですが、金髪など髪色があまりにも明るい場合は「採用後は、落ち着いた色に変えることはできますか？」など、時間を守ることができるかどうか、同社が定める基準に身だしなみを整えることができるかどうかを確認されます。

同店には、「元気・本気・根気・素直・誠実・清潔・迅速・向上心」の8つの心得があり、
元気にあいさつをすること、仕事に責任感を持って真剣に取り組むこと、根気よく最後までやりぬくこと、素直に相手の意見や助言を受け入れること、誠実に仕事に向き合うこと、身だしなみや職場環境を清潔に保つこと、顧客に不快な印象を与えないようテキパキと迅速に行動すること、向上心を持って知識や技術の習得に努めることをモットーにしています。

そのため、面接時に言われたことを受け入れて改めるなど、素直な人柄が求められます。

元気、本気などはバイトをする中で培われるので気負う必要はありません。バイトをはじめて間もないうちは「大きな声が出るかな…」「テキパキと動けるかな…」と不安を抱く人もいるでしょう。同店でもそういった気持ちは十分に理解しているので「徐々になじんでもらえればいい」と考えています。

バイトの初日から何もかもできる人はいません。一緒に働く先輩も、同じように緊張感いっぱいの時期を経て仕事を覚えています。1～2回の勤務で「合わない」と諦めてしまうのではなく、少しずつ環境に慣れていきましょう。