stepバイト面接のマナー

アルバイトの採用の最難関といえば面接です。この結果次第ですべてが決まります。落ち着いて挑めるように、ここでは当日の流れを徹底レクチャー。面接時の服装や持ち物、到着時間、「よく聞かれる質問」など事前にチェックして準備万全でいこう!

面接の準備・マナー 目次

準備・マナー

1.面接時の服装・髪型・メイク

  • 服装、身に着けるものは個性的すぎるものは避け、清潔感のあるものを選ぶようにしましょう。しわや汚れにも注意しましょう。
  • 髪の毛が長い人はしっかり束ね、爪やヒゲは手入れしましょう。
    ※アパレルなど職種によっては服装のセンスをアピールすることができるので、応募先に合わせた身だしなみを心がけましょう。
  • メイクは基本的に濃い目にはせずに控えめにしましょう。

スーツの場合

  • スーツの色は紺またはグレーで無地のものか、ストライプが入っていてもシンプルなものにしましょう。
  • 靴は男性の場合、ビジネス用の革靴、女性はヒールの高くないものを選びましょう。きれいに磨いておくと好印象です。
  • 靴下は男性の場合、白以外の暗めの色、女性はストッキングを着用しましょう。

2.持ち物・準備するもの

当日の持ち物の必須は、履歴書スケジュール帳(メモ帳)筆記用具です。

履歴書は、汚れたりシワにならないように、クリアファイルか封筒へ入れておきましょう。スケジュール帳は、今後の予定をすぐ答えられるため。

面接中に携帯電話に触るのは失礼ととられる場合があるので、携帯で管理している人もメモ帳の用意を。初出勤日や注意点などメモをとることもあるので、筆記用具も忘れずに。

ほかには、電車の遅延などトラブルがあった場合に連絡ができるよう携帯電話、相手先の電話番号と担当者のメモ(求人情報をプリントアウトしたものでもOK)、当日に契約があるかもしれないので印鑑と、事前に先方から持参するように言われたものがあればを持っていきましょう。

また、学生証や免許証など身分証明ができるもの、初めての場所なら地図、携帯を時計がわりにしている人も腕時計、身だしなみを整える化粧ポーチ、ハンカチ・ティッシュ、天候がよくない場合はおりたたみ傘を持っていくと安心です。

3.面接場所への到着時間

面接場所となる会社やお店へ入る前に、面接日時と面接担当者名、身だしなみ、必要書類を確認し、携帯電話の電源はOFFにしましょう。できれば、最寄り駅、近くのカフェやコンビニのトイレなどでチェックできれば安心です。季節が冬の場合は、建物に入る直前にコートや帽子は脱いでおきます。

時間は厳守。予定時刻の5~10分前に入るのがベスト

遅刻は1分でも厳禁ですが、だからといってあまり早く着きすぎるのも先方の迷惑になるので気を付けましょう。

遅刻しそうになったら電話をしましょう

やむ得ない事情で遅れそうになった場合は、必ず電話を入れましょう。1分でも遅刻しそうであれば連絡を入れた方が、先方への印象も変わってきます。電話連絡するときや、面接が始める前には、遅刻したことをきちんと謝罪しましょう。

Check!

無断キャンセルは厳禁です。

受付での挨拶

会社・お店に入ったら、会社なら受付で、お店ならレジや近くのスタッフの方に、「お忙しいところ失礼いたします。○○と申します。アルバイト採用ご担当の××様と、本日16時に面接をお願いしております。」と挨拶をして名乗り、面接担当者に取り次いでもらいましょう。

担当者が到着するまでは控え室で待たされることも多いですが、個室のない飲食店では、店内の隅のテーブルで待たされることもあります。このとき、待っている間に飲食や喫煙はNGです。

なお、面接は会場に入った瞬間からスタートだと思ってください。途中ですれ違った社員やスタッフには、笑顔で「こんにちは。面接に参りました○○です。よろしくお願いします」と挨拶をして軽くおじぎをしましょう。

4.入室の仕方・入り方

入室をうながされたら、ドアを「コン、コン」と2回軽くノックします。中から「どうぞ」、「お入りください」等の声が聞こえてから、「失礼します」と声をかけて入室します。入室後は静かにドアを閉めます。
※先に入室していて、担当者を待っている場合には、担当者が来たら一度席から立ち上がって、挨拶をしましょう。

次に、イスまで進み、イスの左側で両足をそろえて背筋を伸ばして姿勢よく立ち、担当者の目を見て「はじめまして。○○と申します。本日はよろしくお願いします」と名乗ってから、丁寧に一礼します。

その後、席へは担当者に「どうぞ」「お座りください」と言われてから着席しましょう。

個室のない場合

個室のない飲食店では、待たされたテーブルでそのまま面接することもよくあります。履歴書、筆記用具などはかばんからいつでも出せるようにしておきましょう。

担当者が来たら、イスの左側で担当者との間あたりで両足をそろえて背筋を伸ばして姿勢良く立ち、「はじめまして。○○と申します。本日はよろしくお願いします」と名乗って一礼。担当者に「お座りください」と言われてから着席します。イスの左側にスペースがない時は右側でも構いません。

面接スタート

面接では、リラックスして肩の力を抜き背筋を伸ばして姿勢よく席に座りましょう。奥までもたれかけたり、足や手を組むと行儀が悪いので注意。そして、面接官の質問には、落ち着いて相手の目を見て素直に答えていきましょう。

敬語が苦手なら、無理に話しておかしな話し方になるよりは、「です」「ます」調で丁寧に、明るくハキハキ話せば大丈夫です。志望動機や自己PRはコンパクトにまとめ、だらだらと長く話さないように。

面接官の質問には「はい・いいえ」だけで終わらせず、うまくキャッチボールができるとベスト。会話に自信がない場合は、相手の目を見て真剣に話を聞き、うなづいたり、「はい」「そうですね」とあいづちを打って聞き上手を目指しましょう。

また、採用されてから困らないよう、分からないことや不安なことは、積極的に質問しましょう。

あいさつ・自己紹介

履歴書や提出書類

履歴書や提出書類は、面接が開始してから渡します。取り出しやすいようにクリアファイルや封筒に入れて、しわにならないようにしましょう。受付がある場合は、受付で提出を求められることもあります。

5.面接時によく聞かれる質問

面接を受ける(本番)

よく聞かれる質問3つ

なぜうちの会社(お店)で働こうと思ったのですか?

志望動機はよく聞かれる質問です。ただ興味があっただけじゃなく、具体的な理由をいいましょう。例えば「以前からこの仕事がしたかった」など仕事に対することを答えるとやる気をアピールできます。

前のバイトを辞めたのはなぜですか?

辞めた理由を正直に答えましょう。ただ不満ばかり言うと、マイナスの印象を与えるので、答え方には気をつけましょう。
例えば「人間関係が嫌で退職」という理由だけだと、人間関係は個人の感情の問題なので、「同じ理由でウチの会社も辞める」と思われてしまうので、注意すること。ただ不満を言うのではなく、できるだけ前向きな表現に変えることが重要です。

長所を教えてください。

自分の長所は、普段から考えて準備しておかないと、すぐに答えられません。あなたの魅力がしっかり伝わるよう、答えを準備しておくこと。自分で考えても分からない場合は、友だちや身の回りの人に聞いてみましょう。

Check!

気になっていること・分からないことは面接で確認しておこう

  • 仕事内容
  • 勤務のシフト・休日
  • 給与の支払い方法・支払日
  • 交通費の支給
  • 勤務時の服装
  • 合否の連絡
  • 初出勤日

退室する

「面接はこれで終了です」と言われたら、「はい」と返事をしてからイスの左側に立ちます。そして「本日はお忙しいところありがとうございました」と最後まで言って、45度の最敬礼をします。

次にドアまで歩き、そこで振り向いて面接官に「失礼します」と言ってから一礼。そして、ドアを開けて退出します。ドアは面接が終了したと安心して乱暴に音を立てて閉めないように。最後まで気を抜かず、静かに閉めましょう。

個室のない場合

個室のない飲食店でも、イスの左側に立ち、個室の場合と同じようにお礼の挨拶と最敬礼をします。そして、店の入口か広い店内ならその途中で一度、面接官の方を向いて「失礼します」と言って一礼して店を出ましょう。

Check!

アルバイト先によっては、面接会場を出た後もしばらく行動を見られていることがあります。会社のビルの入口や店前で喫煙やおしゃべりなど、不要な行動をせずにまっすぐ帰宅しましょう。

6.面接結果の連絡

採否結果を待つ"

結果通知については「採用・不採用どちらの場合でも連絡があるのか」「いつまでに連絡があるのか」「通知方法(メール・電話・郵送等)は何か」など事前に確認しておきましょう。そして、もし結果が届くはずの期日を過ぎても連絡がない場合、早めに応募先に問い合わせてみましょう。

履歴書の返却について

応募先に渡した履歴書は、応募者に返却する法律上の義務はありません。「目的内の利用(採用選考のみに利用すること)」や「適切な管理」の義務はありますが、返却は義務ではないので、不採用の場合は応募先が破棄する場合がほとんどです。履歴書を返却してほしい場合、応募先に問い合わせましょう。

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