バイトの面接入り方マナー入室・退出の基本《高校生・大学生必読!》
バイトに応募していざ面接となると緊張すると思います。ましてや初バイトとなると、一般的なビジネスマナーにも不安があり緊張するものです。今回は面接時の部屋への入り方、ノックの仕方や流れについて解説します。基本的なルールを知って挑みましょう。
この記事の目次
面接時間の5~10分前に現地に到着しておく
まず面接の場には、指定された時間の5~10分程度前に到着しておきましょう。時間ギリギリや、時間ぴったりに到着するのよりも余裕を持って到着しましょう。ギリギリだと自分も焦ってしまい面接でも緊張してしまいます。ビジネスマナー的にも少し前が無難です。
逆に早すぎるのも相手は困ります。最近では採用担当者の人は忙しい人が多いですので、まだほかの予定が入っていることが大いににありえます。早すぎないようにしましょう。15分前だと少し早いように思います。早く着いたし、早く終わらせようと思うのは自己都合ですので、どこかで時間をつぶして調整しましょう。
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面接の場、現地に到着したらまずは名前を名乗って挨拶をしますが、業種や職種によって状況が大きく違います。次からはよくある業種・職種ごとの挨拶・入室パターンを紹介します。
面接場所がオフィスビルの場合の入り方
オフィス系の会社の場合は面接の場が、オフィスビルであることが多いです。その場合は、受付に行きます。目的の階へ行き受付を探しましょう。会社の扉を開けると受付になっているところが多いです。ビルすべてが1つの会社の場合は、ビルの1階や2階に受付があります。
受付で挨拶
受付で名前を名乗って担当者を呼び出してもらいましょう。
例
「本日〇〇時からアルバイトの面接をお願いしておりました〇〇と申します。〇〇様はいらっしゃいますでしょうか」
採用担当者の名前が分かっていない場合は、「採用担当者の方はいらっしゃいますでしょうか」としましょう。
小さな会社の場合は、受付がなく扉を開けるとすぐにフロアになっていることもあり、その場合は近くにいる人に声を掛け、同じように名前を名乗って挨拶し、担当者を呼んでもらいましょう。
面接の部屋へ移動
この場合、受付の方から面接の部屋に案内されることがほとんどです。先に通されて、採用担当者の方を部屋で待つという流れになります。案内の方が指示してくれますので、指示通りにしましょう。指示された場所に座り、担当者を待ちましょう。
部屋に通されただけで指示がない場合は、基本的に下座側(部屋の手前側、ドアに一番近い方)に座るのがマナーです。上座側(奥の席、ドアから一番遠い方)に通された場合はそこに座って問題ありません。
担当者が来るまでは、基本的には姿勢を正して待ちます。その際、履歴書など提出書類や筆記用具、メモ帳などある場合は、机の上に出して準備しておきましょう。
担当者入室
担当者が入ってくるときはノックがあります。入ってきたら一度席から立ち上がり挨拶しましょう。
例
「はじめまして〇〇です。本日はよろしくお願いいたします。」
相手に聞こえる声でしっかり挨拶しましょう。ここでの印象は重要です。第一印象での評価は影響が大きいです。しっかり挨拶しているか、いないかを必ず見ています。最低限相手に聞こえる声で挨拶しましょう。相手の目を見て、大きな声ではっきりと挨拶すると第一印象はかなり良くなります。
NGチェックポイント
- 担当者が入室してきたときに座ったまま
- 待っているときにリラックスしすぎ
- 担当者に挨拶をしていない
ここからは面接スタートですので、面接官の指示にどおりに進めましょう。履歴書は出してくださいと言われてから渡しましょう。
面接場所がお店・店舗の場合の入り方
居酒屋など飲食店やカラオケ店、コンビニなど店舗営業の場合はお店の中が面接の場になります。この場合はオフィスビルとは入り方が違っています。確認してみましょう。
お店に入って挨拶
まず時間がきたらお店に入って近くにいるスタッフの方に挨拶します。店舗の場合は、スタッフの方はお客さんだと思って対応されると思いますが、バイトの面接にきたものだと伝えて、担当者の方を呼び出してもらいましょう。
例
「本日〇〇時からアルバイトの面接をお願いしておりました〇〇と申します。〇〇様はいらっしゃいますでしょうか」
採用担当者の名前が分かっていない場合は、「採用担当者の方はいらっしゃいますでしょうか」としましょう。
このときお店が営業している場合は、お客さんの迷惑にならないように十分配慮しましょう。スタッフの方がお客さんの対応をしている場合は、終わるまで待ってから声をかけるなどしましょう。
面接の部屋へ移動
スタッフの方に呼び出しをお願いしたら、担当者の方が来られて面接の部屋に案内されます。店舗の場合、バックヤードのスペースは広くない場合がほとんどですので、部屋という場所がない場合も多いです。面接の部屋が無いような小さなお店の場合は、客席の奥の方で面接するところもあります。
奥の小さな部屋に通されてすぐに面接開始の場合も多いです。部屋があれば先に通されて、採用担当者の方の準備を部屋で待つという場合もあります。指示通りにしましょう。
(部屋がある場合はここからはオフィスビルの場合と同じです↑に戻る)
スペースがあまりない場所ですぐに始まる場合でも、面接開始の前に「はじめまして〇〇です。本日はよろしくお願いいたします。」と挨拶してから椅子に座りましょう。
面接室に担当者が先に入っている場合の入り方
多くの場合、面接する部屋に先に入って担当者を待つというケースが多いですが、先にすでに採用担当者が部屋に入って待っていることもあります。その場合の入り方もチェックしておきましょう。
<入り方の流れ>
- ドアを2回軽くノックする
- 中から返事が聞こえてからドアを開けて入る(返事がない場合は、もう一度ノックする)
- 入ってから「失礼します」と言い、お辞儀する
- きちんと振り返って静かにドアを閉める
- 挨拶(名前を名乗る)をする「はじめまして〇〇です。本日はよろしくお願いいたします。」
- 促されてから椅子に座る
ポイントは急がず、一つ一つの動作をゆっくり丁寧にすることです。
退出の仕方・部屋の出方
面接が終わって部屋を出るときはお礼を言って挨拶し、退出します。
<退出の仕方の流れ>
- 終わりを告げられたらまず一言「ありがとうございました」とお礼を言う
- 持ち物を片付けたら、椅子から立ち上がる
- 「ありがとうございました」とお辞儀する
- ドアまで行き、振り返って「失礼します」と言って一礼する
- ドアから出て退出して静かにドアを閉める
お店や会社を出るまでにスタッフの方に会えば、「ありがとうございました」と言って挨拶しましょう。
最後に注意点
面接を終えて会社・お店から一歩外にでるとリラックスしたくなるものですが、面接場所を出てすぐに態度を変えたり、電話をかけたりするのは控えましょう。会社やお店の周りには関係者の方やスタッフの方がいる可能性は高いです。
また、面接の担当者以外の、お店のスタッフや従業員、お客様にも採用担当者と同様の立ち居振る舞いを心がけましょう。面接は良くできたとしても、部屋を案内した人の印象や、お店に入ってきたときのお客さんへの態度なども選考に影響します。
面接の場だけを良くしようとするのではなく、会社・お店に入ってから出るまでを見られていると意識して臨みましょう。
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