パート面接になぜ落ちた?不採用になった理由と振り返るポイント
「パート面接にまた落ちた…」何社受けても面接に受からない。今回も落ちてしまったら、少し原因を考えてみましょう。
不採用が続くのは、自分の希望条件が原因なのか、電話での話し方や受け答えなのか、面接の態度なのかといったような、思い当たることを書き出しながら振り返り、ひと呼吸おいてみることも大事です。
自分が良かれと思ってしていた外見や態度、答えがもしかしたら不採用の原因になっていることもあるかもしれません。
この記事の目次
不採用になりやすい主婦の事情と対策例
不採用の理由はいくつかあります。会社としてはできるだけリスクが少ない人を採用したいので、マイナス評価になるような事は、フォローの説明が必要になります。
育児中で預かってくれる人が近くにいない
小さいお子さんがいる場合、面接で「お子さんが病気になった時は大丈夫ですか?」ということを聞かれることがあります。ここで当然のように「休みます」と言ってしまうと、印象がとても悪いです。会社側はいきなり休まれると、ほかのパートさんを探さなければならず、すぐ休んでしまう人は採用しにくいのです。
「絶対大丈夫とは言えませんが、できるだけご迷惑をおかけしようにいたします」というような前向きな返答、意欲を示すような返答をするようにしましょう。
希望する時間帯や曜日が限られている
「家の事情で9時~12時までしか働けない」など、主婦としてパートで働く場合、家庭と仕事の両立で働く時間が限られてきます。
家庭の問題などで時間が限られているという事情はわかりますが、サービス業などでは働く時間が短すぎると採用が難しいです。もし採用されたとしてもシフトが他の人とかぶってしまい、仕事になかなか入れないことになります。希望を伝えつつも会社側の働いてほしいと思っている時間を聞くことが大切です。
仕事を何度も辞めている、もしくは転職回数が多い
転職歴が多い人は、人間関係やストレスに弱い、働く意欲がないなど、本人に原因があるのではとマイナス評価になってしまいます。採用してもすぐに辞めてしまうと判断されやすくなってしまいます。
出産や育児などで、短い期間の仕事になってしまったという事情はよくあるので、「子供ができたので退職しました」「育児の関係で仕事を変えました」など理由をしっかり説明できれば問題はありません。
近い将来、子供が欲しいと思っている
近い将来、子供が欲しいと思っている場合、それがわかると企業側は採用を躊躇う傾向があります。採用したけれど1年ほどで産休に入る、もしくは辞めてしまうことが考えられ、せっかくスキルを身につけてもらったのに、また新しい人を探さなければなりません。事情が分かっている場合、企業としては採用するメリットが薄れてしまうのは事実です。
しかしながら「お子さんを作る予定はありますか?」と聞かれた場合、嘘をついてしまうのはNGです。例えば「1年は作る予定はありません」など期限を明らかにして伝えるようにしましょう。さらに「妊娠したあとは辞めてしまいますか?」など妊娠後について聞かれることもあります。妊娠したら辞める予定、産休取得後はすぐ復帰したい、産休と育休を取得したい、まだ考えてません(その時考えます)、など自分の考えを伝える必要があります。どういう回答であれ、それでも良いと言ってもらえる企業のほうが、あなたにとって働きやすい職場であると言えます。
自分の「服装や表情」など外見的な第一印象を振り返ってみる
これまで受けたパート面接では、周りの方はどのような装いで、どのような表情だったでしょうか。自分とは何が違ったのでしょう。
自分では完璧な装いのつもりでも、もしかしたら外見から第一印象を判断されて落ちてしまった可能性はないでしょうか。
もしも、あやふやなままで面接を受けていたとしたら、周りと比べたときに不利だったかもしれないのです。
「見た目に清潔感や品がない」と判断されている可能性
- 髪を前髪や後ろ髪をきちんとまとめていなかった
- ヘア飾り、ネイルやヘアカラーが派手だった
「面接を軽んじている」と判断されている可能性
- スーツではなく、カーディガンやブラウスなどの軽装だった
- 若者と同じようなメイクやリクルートスーツだった
「人物が暗い」と判断されている可能性
- 小さい声で下を向いて迷いながら答えていた
- 図星を指摘されて顔が引きつり、顔色が変わった
「応募」から「面接時」までの自分の態度を振り返る
不採用の原因は、何も面接時に限ったことではありません。応募の段階で問題がある場合もあり得ます。面接担当者は、応募者からの「問い合わせ電話」や「履歴書の書き方」から見ているのです。
字の丁寧さから電話での挨拶や言葉づかい、受け答えなど、顔が見えないからこその「内面性」がよくわかり、履歴書の埋め方の内容で「意気込み」がわかるというのです。
また、面接時に面接官ときちんとコミュニケーションができていたでしょうか。回答内容に熱意があったでしょうか。
「誠実さや真剣さが感じられない」と判断されている可能性
- 子供の事情で休むことを当然のように受け答えしている
- より良い条件のところがあれば辞めるということが伝わってしまった
「根気がなさそう」と判断されている可能性
- 向いているか、向いていないかはやってみないとわかりません
- 好きでないことはすぐ飽きてしまうと伝えてしまった
「職場でのコミュニケーションが難しい」と判断されている可能性
- 面接官の質問に対してとんちんかんな受け答えをしていた
- 仕事と無関係なことを面接官に質問してしまった
不採用の原因が「会社との相性」の場合、割り切ることも大切
不採用が続くと精神的にきつくなってくるかもしれませんが、もしかすると、案外単純な理由で不採用になったということも考えられます。
それは、受けた会社の社風や一緒に働く社員との相性が合わないと判断された場合です。この場合は、決して人物像を否定されたわけではなく、何か落ち度があったわけでもないのです。
このような場合は、いくら考えてみて反省をしてみても解決策はないでしょう。不採用の原因に思い当たることがなければ、割り切って前向きに進むことも大切です。
常識をもって明るい表情でこれまで通り面接にチャレンジしていけば、きっとそのままの人柄が認められて、相性の合った会社から採用通知が届く日がやってきますから、あまり落ち込んで暗くならずに、自分を信じて乗り越えましょう。
まとめ
不採用が続いた場合、自分の外見や態度など、応募から面接までの流れでどこに問題があったか振り返ってみることが大切です。もし思い当たるところがあれば、次回から改善していきましょう。
また不採用の理由は会社からはほとんど教えてもらえませんが、たとえば事務職などの人気の求人だと、1人の採用枠に数十人も応募があることが考えられます。その場合落ちるのは当り前ぐらいに思えば、それほど落ち込むこともなく、気分一新をしてまた新たな気持ちでパート面接に立ち向かうことも大切です。
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