パートの初日に菓子折りを持っていくとどうなる?
「これからよろしくお願いします」という意味合いで、パートの初日に菓子折りを持っていく方も中にはいるかもしれません。
果たして、この行為は必要、あるいはあった方が良いのでしょうか。一般的にはどうしているのでしょうか。いろいろな職場で働いた経験があまりないと、疑問に思うことの一つかもしれませんので、どうなのかを探ってみました。
初日に菓子折り持参は珍しい
パートの初日といえば、やはり緊張してしまうもの。色々な部署に紹介されるかもしれないと思うと多少なりともドキドキするものですし、少なくとも、自分の部署の先輩や同僚の名前をまず覚えなければなりませんから、相当気を遣うでしょう。
そのような時に菓子折りがあれば、初対面の部署の方たちと会話をするきっかけになるでしょうから、自分にとってのメリットはありそうです。
ただ、一般的に見ると、退職時に「お世話になりました」という気持ちで菓子折りを渡すことはあるかもしれませんが、初対面の方々に渡すことは珍しいことかもしれません。
もし、地域や職場の前任者たちの習慣で根づいているのでしたら、不思議に思われないこともありますが、これまで初日に菓子折りを持って来た方の前例があまりないとすると、かえって少し違和感がする可能性はなきにしもあらずと言えます。
どちらが正しい、正しくないというより気持ちの問題ですから、実際の職場でも「菓子折りを渡されて悪い気はしない」という派、「必要はない、関心はない」という派など、菓子折りについては個々の意見が分かれるところのようです。
早く名前と顔を覚えてもらえるかも
上司や初日にお世話をしてくれる先輩などに菓子折りを渡せば、話の入り口程度にはなるでしょうし、個別包装になっていれば、一人一人に挨拶をしながら席を回れますから、パートの人数が多いような職場なら、早く自分の名前を覚えてもらうことになるでしょう。
また、後々の仕事次第ですが、仕事の覚えが良く、頑張っているという印象があれば、初日の菓子折り効果も効いてくるというもの。「初日から気の利く人は仕事もできる」という評価につながるかもしれません。
珍しいので目立ってしまう可能性がある
菓子折りを持っていった場合、会社の規模やフロアの様子によってはマイナス的要素になる心配があります。
大・中企業規模では、パートをはじめ、従業員は多くなります。目立つことを最初からすると、あまり良い顔をされないことがあるかもしれません。
最近ではオープンなワンフロアにいくつもの部署が入っているオフィスも多く、そうなると自分の部署だけに菓子折りを渡しづらくなることも考えられます。
そう考えると、会社の規模や職場によっては、初日に菓子折りを用意しない方がかえって無難かもしれません。
1日でも早く仕事を覚えることが第一
間違いなく言えることは、菓子折りを持参してもしなくても、大事なことは今後の仕事ができるかどうかということです。
まず、1日でも早くパートの仕事を覚えることが第一ですから、社会全体からすると「パートの初日から菓子折りはなくても良い」「パートの初日から菓子折りよりは仕事」という認識の方が大きいでしょう。都市部であればあるほど、初日に菓子折りを持っていくという習慣は少ない傾向にあるといえます。
このような問題は、日本の気遣い文化ゆえです。個人が割り切って考えられるかどうかにも関係してきますから、仕事でがんばる意気込みの方が重要でしょう。
どうしても菓子折りを渡したい場合は、旅行でもした際に手土産として渡すことや、年末年始の際に帰省土産として渡してみるなどしてはいかがでしょう。
始めから菓子折り持参を習慣にしてしまうと、自分自身の負担にもなることがありますから、入社後の様子見で判断してからにする方が良いのではないでしょうか。
初日に持っていくべき書類は?
初日に持っていくべき書類については、こちらの記事を参考にしてください。こういった書類のやりとりがスムーズにできるほうが職場にとっては菓子折りよりもプラスになりそうです。
研修制度のある会社であれば、初日にやることはほぼ決まっていて、持ち物の指定もあるので菓子折りは気にしなくても良さそうです。