パートの面接に子供を連れていっても大丈夫?それって非常識?
子育てをしていて、どうしても子供を預ける人がいない場合、パートの面接のときはどうしたら良いか考えてしまうでしょう。数時間なら面接会場に連れて行っても大目に見てくれるのでしょうか。それともダメなのでしょうか。このように考えること自体、非常識なのでしょうか。
色々と考えると、面接にも行けなくなってしまうかもしれません。今回は、子連れでのパート面接について解説します。
事前に伝えれば面接で子連れOKの会社もある
結論から言うと、同じように小さい子供がいる主婦が多く働いているような職場や、子育てに理解のある職場であれば、事前に伝えれば問題ないところが多いです。ただし、極力、まず連れて行くという発想ではなく、預けることができるかどうかを考えましょう。
逆に、子育て中の主婦が働いていない会社や、少人数、小規模の会社で子供を連れてこられると困ってしまう会社も多く、そういうところは連れて行くのも難しくなります。
面接会場へ行くまでには徒歩、自転車、バス、電車などの移動になります。もし、子供を連れて行くとなると、現地に着くまでに子供は飽きてしまったり、子供が何かのトラブルを起こすかもしれません。近所の会社ならまだしも、そうでないところであれば、面接に出掛けたら3~4時間の時間はあっという間に経ってしまいますから、実際に連れて行くことは難しいかもしれません。
子連れで面接に行けるかどうかは応募先の会社がどんなところかによります。
預けられない場合は面接日時変更のお願いをしてみる
どうしても面接の日は預け先がなく、困ってしまった…というようなときには、まずは面接日を変えてもらうように応募先の企業と相談してみましょう。
小さい子供がいることを伝えたうえで、その日は預けて面接に行けない事情を話し、それでも面接を受けたいという想いを伝えれば、相手も面接日を調整してくれるか、子供を連れていっても良いという回答をもらえる可能性が高まります。
ただし、急なお願いは迷惑になってしまいますので、なるべく早く、預けられないことが確定した時点で手を打つようにしましょう。
非常識ではないが受け入れ体制がないところが多い
会社としても、問題がなけれなければ子連れでもかまわないが、現実的には難しい、というところが多いです。
子供の面倒を見る人がいないので、面接会場に子供を連れて行けないかを会社に電話で問い合わせたとしても、NOの返答をもらうか、その時点ですでに「ちょっとこの人は採用が難しいかな…」と判断される可能性はあります。
せめて面接の30分~1時間ほどでもかまわないので、子供連れで面接を受けさせてもらえないかと思う気持ちは担当者もあるかもしれません。しかし、対応できる人員がいなかったり、あるいは何か問題があったときに責任を取れない、という状況だと会社としても子供を預かるわけにもいきませんし、公平性からいっても、個人の都合を会社が聞き届けることは難しいという事情もあります。
パートと子育ての両立は社会の課題でもある
子供がいて仕事をするということは、子供が小さければ小さいうちほど大変な環境になることは目に見えています。それなりの覚悟しなければ、パートでも務めるにあたってはハードルがあると言えます。
また、子供の急病など理由に挙げていきなり休んだり、子供の行事に参加するために休んだりするというのは、決して間違っていることではありませんが、会社にとっては「困ってしまうこと」ととらえているところも現実的にあります。
また、会社に保育所を完備しているところはまだまだ少なく、子育て中の従業員が安心して働ける環境づくりというのは、社会の課題でもあります。
子育てに理解のある会社を探したい
ブラックなところで働くことになったら、子育てとの両立は非常に厳しいものになってしまいます。事前にチェックするポイントをおさえて確認してみましょう。
主婦歓迎のパートであれば、比較的、子連れ対応OKであったり何かあったときに休みやすい職場環境であることが多いです。