仕事 2017年4月24日

パートの職場で嫌がらせやイジメを受けた場合の対応について

せっかくパートに出ても、職場で嫌がらせやイジメを受けて辞めたくなった、辞めてしまいたくなったという悩みは数多くあります。嫌がらせやイジメの当事者になったら、どう対応したり相談をしてよいのかわからず、一人で悩むケースも増えています。そこで、対応の仕方を考え、相談窓口の情報を見ていきましょう。

同僚からの嫌がらせはまず上司に相談してみる

職場の同僚から日常的に嫌がらせやイジメが続いた場合、同僚と自分は加害者・被害者の関係ということになりますし、当事者同士で話をしても解決しない可能性も高いので、間に入ってもらう意味でも上司に相談するほうが良いでしょう。

精神的なストレスから引き起こされる頭痛、吐き気、下痢、腹痛、不眠などの体調不良が表れることもあるでしょうし、精神的な悩みになってしまい、重症化すれば「うつ病」による欠勤や長期休職、通院、退職、解雇などに発展してしまいます。人生にとって大変なダメージを受けることには違いありませんから、本人にとってはもちろんのこと、会社にとっても見過ごせない問題になります。

会社としてはパートスタッフは貴重な戦力ですから、解決のために何かしらのアクションをしてくれるでしょう。

上司に相談できない場合は上の上司や外部の窓口へ

嫌がらせが上司からの場合や上司・同僚が一緒になって嫌がらせをしてくるような場合、解決方法は上司のさらに上の上司に相談する、労働組合や社内の相談窓口に相談する、あるいは外部の労働相談コーナーに相談するという方法があります。

もし会社としての回答が、「仕事上の指導で問題はない」「本人同士でよく話し合えばわかること」など、加害者側に立った擁護をしたり他人事のような結論であったりしたなら、会社自体が嫌がらせやイジメ問題を軽く見ていると判断せざるを得ないことになります。もっとひどいときには、上司に相談したばかりに、会社があなたを辞めさせようと動く危険性さえあるかもしれません。

上の上司や外部に相談することで、問題をしっかり会社に認識してもらって解決の為に動いてもらうことが期待できます。

従業員が安心して働ける環境づくりの意識が薄い会社であると、従業員に対してこのような不誠実な対応をしがちです。

最後の駆け込み寺となる団体は全国の「総合労働相談コーナー（厚生労働省ホームページ）」の他、法テラスなどがありますが、あまりに不誠実な対応をする会社であれば、退職して他のパートを探すことも選択肢に入れるほうが良いでしょう。

相談の際には客観的な事実を伝える

上司に相談する際には、どういう出来事があった、どういうことをされた、その結果どういうことが起こったかについて客観的な事実を述べて伝えましょう。主観的な内容だと公正な判断もしにくくなるので、なるべく思い込みは排除して、起こった出来事とその結果どうなったかを伝えることがポイントです。

また、心当たりがあるかどうかを聞かれる可能性ももちろんありますので、自分に非がある可能性があるのであればそれも伝えるほうが良いでしょう。ただ、非があるからといって嫌がらせやイジメが正当化するわけではありませんので、まず心身の健康状態を重視して、自分を追い込まないようにしましょう。

できればトラブルの証拠・記録を集めておく

主婦がパートで働いていて同僚にも主婦がいる場合、女性同士のトラブルになる場合があります。上司への相談の際にはできれば証拠も集めておくとより客観的な内容の話がしやすくなるでしょう。

きっかけは些細な事であったりしても、陰口などの嫌がらせに繋がることもあり、ひどくなると無視する、言葉でののしる、物を隠す、盗られるなど、どれを受けても精神的にきついものになります。

自分一人だけがターゲットになってしまうと、「辞めたくないから我慢するしかない」と思い込み、結局は耐えきれずに退職せざるを得ない状況に追い込まれてしまうことがあります。泣き寝入りしたくないなら、まず自分から相談しにいく行動に移し、誰がどういうことをしてくるのかの記録づくり、証拠集めが第一歩になります。

証拠を集める手段としては、「録音をする」「動画に残す」「写真に残す」「メモに残す」などですが、具体的な被害を把握しておくためにも最低限、されたことのメモを日時とともに記録しておくことをおすすめします。

相談する際にいきなり証拠を出すところまでの必要はありませんが、何かあったときに自分を守ってくれるものになりえるものですから、集めた証拠は失くさないよう注意してください。

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