バイトを辞めたいが人手不足で辞めにくいときの解決法
アルバイト先の人手不足が原因で「辞めたい」と言い出しにくいと感じている方も多いのではないでしょうか。近年はさらに深刻な人手不足が続いており、アルバイトの立場でも、辞める意思を伝えることに気が引けてしまうことが増えています。ここでは、辞めにくい状況でどう対処するかについて解説します。
この記事の目次
慢性的な人手不足はすぐには改善されない
アルバイト先が人手不足で辞めにくい職場は、一時的なものではなく、長期間にわたって人手が足りない状況が続いているケースが多く見られます。新しい人材を募集しても集まらない場合も多く、職場が忙しさを抱え続けると、アルバイトとしても体力的・精神的な負担が大きくなりがちです。休みが取りにくい環境で、さらに言い出しにくくなることもあります。
こうした場合、数ヶ月間続けたとしても状況が劇的に改善される可能性は低いため、無理をして働き続けるよりも、辞める意思を固めることが大切です。体力やメンタルを守るためにも、タイミングを見計らって、きっぱりと辞める決断をしましょう。
自分の意思を伝えることが最も効果的
どうしても辞めにくいと感じる状況でも、結局は自分の意思をしっかりと伝えることが最も効果的です。辞意を伝える際は、「辞める時期」を明確にすることがポイントです。雇用契約の解除には、辞めたい意思を雇用者に伝える必要がありますので、しっかりと決意を固めましょう。
迷っていると、結果的にズルズルと働き続けてしまうことになりかねません。まずは「いつ辞めるか」を決め、その日に向けて準備を始めましょう。辞意を伝えると、スッキリと気持ちが晴れることが多いものです。また、友人や家族に「辞めたい」と話すことで、辞意を現実的なものとして固めることも有効です。
辞める意思を固める手順
- 辞める日を決める
- 辞意を固め、家族や友人に話してみる
電話で辞意を伝えるのも一つの手段
どうしても直接伝えるのが難しい場合は、電話で伝えることも一つの方法です。対面では言いにくいことでも、電話ならば意外と話しやすいものです。休みの日などに電話をかけて、辞意をはっきり伝えるのも検討してみてください。
期日を明確にして辞める意思を伝える
人手不足の職場では、辞めることを伝えるのが難しいと感じやすいですが、それは会社の事情であり、アルバイトの方にその負担を負わせるべきではありません。辞めると決めたら、曖昧に引き延ばすのではなく、はっきりと「辞める日」を伝えましょう。通常、1ヶ月前には辞める旨を伝えるのがマナーとされますが、2ヶ月ほど前に伝えるとさらに安心です。次のスタッフを確保する時間を与えることができるため、辞めることで職場に負担をかけることへの不安も少なくなるでしょう。
体力的・精神的に限界を感じたらすぐに伝える
体力やメンタルに限界を感じている場合は、その旨を正直に伝えることが大切です。「体力的に厳しいため、○月末で辞めたい」というように、具体的に辞めたい理由と時期を伝えましょう。もし、バイト先から「シフトを減らすからもう少し続けてほしい」などと提案があれば、自分の体力と相談して交渉を考えてもいいですが、無理をしないことが重要です。
万が一、アルバイト先が「辞めさせない」と強制するような場合は、ブラックバイトの可能性があります。そのようなときは、労働基準監督署やハローワークなどの公共機関に相談することも検討してください。退職届を内容証明で送付し、正式に辞意を表明するのも有効です。
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高校生は保護者に相談しよう
未成年者は保護者の同意が必要なバイト先も多いため、辞めるに辞められない、という場合は、迷わず保護者に相談しましょう。
高校生にもなったら、なにごとも自分で解決しなければ、と思う人もいるかもしれませんが、困っているときは、かならず周りの大人に相談するといいでしょう。なかなか「すみませんが、そちらが辞めさせてくれなくても、法律的には無効なので、来月からバイトには行きません。」などとハッキリは言えないですよね。
もちろん、事前に相談しているのにもかかわらず、強制的に働かされている状態を続ける必要は一切ありませんから、きっぱり「辞めます」と言えれば、なにも問題ありません。
しかし相手は上司や大人ですから、強く言いにくいという状況のときは、保護者と上司で話してもらうほうが、早い場合もあります。ひとりで抱え過ぎないようにするのが、辞めるにやめられないときの解決策です。
ハローワークや労働基準監督署はあくまで相談のみ
ハローワークなど公共の相談員が、バイト先に一緒に出向いて辞める交渉をしてくれることはまずありません。結局は自分で辞めなければいけません。
もし辞めるといっているのに、脅しに近いような、怖い引きとめられ方をされているという場合は警察に相談に行くのも悪くはないでしょう。
しかし警察も個人間の交渉に、毎回入ってくれるわけではありませんから、恐喝と思われるような引きとめられ方をしていない場合は、労働基準監督署など公共の相談所に行きましょう。
バイトをどうしても辞めたければ、単純に仕事場に行かなければいいことで、本当に辞めようと思えば、いつでも辞めることがでますよね。
しかし「バイト先が辞めさせてくれない」と言いながらもきちんとバイトにでている人は、周りのスタッフのことも考えているからこそ、無断欠勤のようなこともせず、悩んでしまうのでしょう。
保護者にも言いにくい、大学生で一人暮らししていて親への相談が難しい、などと理由がある人は、最寄の相談所、ハローワークや労働基準監督署などに、事情を話してどうすれば適切に辞められるかを、相談することをおすすめします。相談員は親身になって相談を受けてくれるでしょう。
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きちんと手続きを踏んで辞めれば、もうバイト先へは行かなくても済みます。