バイトを辞めるときの電話のかけ方、言い方、理由、タイミング・手順解説
アルバイトを辞めたいと考えても、責任者の方にその意向を伝えるのは緊張しますよね。近年は退職代行サービスも普及していますが、直接話をすることで、より円満に退職できるケースが多いです。ここでは、電話で退職を伝える際の手順や言い方のポイントについて紹介します。即日で辞めたいと考えている方や、直接話すのが不安で電話で伝えたい方もぜひ参考にしてください。
電話での退職連絡のポイントと例文
退職の意向を伝える際、まずは責任者が話を聞ける状況か確認するのがマナーです。電話が苦手な方でも、ここで紹介する例文や言い方を参考にすることで、スムーズに退職の意向を伝えられるはずです。
退職を切り出す際の例文
責任者(店長や上司)に代わってもらい、以下のように伝えましょう。
「お忙しいところ申し訳ありません。今、お時間を少しいただけますでしょうか。退職についてご相談がありまして…」
また、退職理由を聞かれた場合には「一身上の都合で」としても構いませんが、具体的な理由を伝えられる場合は、以下のような表現も参考にしてください。
辞める理由別の伝え方
学校の都合で辞める場合
「大変申し訳ありませんが、○月○日をもって退職させていただきたく思います。」
(理由を聞かれた場合)
「学校でゼミのリーダーを任されることになり、これから研究や運営に時間が必要になります。進級にも関わる重要な授業なので、そちらに専念したいと思います。」
体調や健康問題で辞める場合
「申し訳ございませんが、○月○日をもって退職させていただきたく思います。」
(理由を聞かれた場合)
「先日の検診で健康上の問題が見つかり、治療が必要になりました。長期的に休養する必要があり、健康を第一に考えての決断です。」
家庭の事情で辞める場合
「申し訳ございませんが、○月○日をもって退職させていただきたいです。」
(理由を聞かれた場合)
「家族の体調が悪く、しばらくは家事や看病に専念したいと思います。」
バイト先から引き留められた場合の返し方
退職の理由が準備できたら、念のため、退職の申し入れを断られた場合や、退職時期の引き延ばしを求められた場合のために、返し方も確認しておきましょう。
就業規則では○日前(30日前など、14日より前)までに言ってもらわないといけないことになっているから、急に言われても退職は認められない…と言われた場合
まずはどうしても難しい、無理だということを伝えてみましょう。
それでも相手が出社を求めてくる場合、法律に基づいて対応して欲しいということを丁寧に伝えてみましょう。
決まっているシフトの代わりを見つけてもらわないと辞めさせられない…と言われた場合
ところで、そのアルバイト先に半年以上勤務している場合は、アルバイトでも有給休暇が発生している場合があります。
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有給休暇は発生から2年間有効ですから、店舗側がどうしても退職時期を先延ばししようとしてくる場合は、既に提示されている15日以上先のシフトに対して、この有給休暇を使わせてもらうと申告することもできます。
退職の申し入れをする際にはあらかじめ、自分の有給日数を計算しておくことも、適切な退職手続きに繋がります。
それでも辞めさせてもらえない場合の言い返し方
バイト先との関係がうまくいっていない場合や、退職に際して責任者からのハラスメント(嫌がらせ)が予想される場合は、最後の手段として、次のようなフレーズを利用して会話を切り上げましょう。
こうした職場はブラックバイトである可能性もありますので、心身の健康を守ることを優先して行動するようにしましょう。
どうしても辞めさせないと言ってきた場合や、脅迫めいた言葉が返ってきた場合
一度はお世話になったバイト先ですから、なるべく角を立てず、円満に退職したいものです。退職を申し入れる際はしっかりと準備して、誠実な態度で臨みましょう。
辞めるタイミングは辞めたい日の14日前までにしよう
退職の申し入れは、大切な連絡事項です。責任者の方と顔を合わせて直接話をするのが理想的ですが、どうしても時間が合わない場合は、電話で伝えてもOKです。
切り出すのは、責任者の方が出勤していて、かつ、業務に追われていない時間帯(営業終了後など)がおすすめです。くれぐれも、休日やプライベートな時間帯に連絡を入れるようなことはやめましょう。マナー違反な上に、相手の心象も悪くなってしまいます。
退職については民法により、辞める14日前までの申し入れが必要であるとされています。ただ、多くの企業では就業規則により、もっと前(30日前など)の申告が必要であるとの就業規則を定めていますので、可能であればそれに従うのが無難です。
入社してすぐに、どうしても仕事が合わない、続けられる自信がない感じた場合は、早めに責任者の方へ相談してみましょう。研修期間など、仕事をひと通り覚えるまでの間であれば、申告後14日以内の退職であっても、認められる可能性があります。
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