パートを辞めたいけど人がいないので言えない。もし引き止められたら…
事情があってパートを辞めたいと思っていても、人がいないのでなかなか「辞めたい」と伝えられずに悩んでいる…そんな方も多いのではないでしょうか。職場は人手不足でパートを辞めたいけど言い出しにくい!引き止められたら断る自信がない。
そう悩んでしまうこともありますよね。そんなとき、少しでも円満に退職ができる方法についてご紹介します。
納得してもらいやすい退職理由・言い方例
パート先の上司や責任者に退職したいことを伝えても、「人手がたりないから辞めさせられない」などや「もう少し頑張ってくれないか」など辞めさせてもらえなかったり、引き止められるケースがあります。そんな場合の対処法をご紹介します。
辞めさせてもらえなかったり、引き止められたら、仕事を続けられないことを伝えましょう。
退職理由は「一身上の都合で退職を考えています」という伝え方で問題はありませんが、「どうして辞めたいの?」と質問を受けることもあるかもしれません。
「生活状況の変化がありどうしても続けられなくなった」「将来を考えて他の事に取り組んでみたいと考えている」というように、言い方を工夫して(嘘をつく必要はありません)、退職に納得してもらえるように伝えられればスムーズに辞めやすいです。
家族の変化
「子どもが幼稚園に入園することになり、送り迎えの時間が変わった」
など家庭の変化に伴う退職理由は納得してもらいやすいでしょう。
家庭内の変化
「子供が通う塾への送迎時間がどうしてもパートの時間と重なる」
など家族を支える主婦業に変化があるケースも納得してもらいやすい理由です。
勉強・資格取得
「専門のスクールに通いたい」
「習い事の発表準備があって忙しい」
勉強などの前向きな理由も、「そういうことなら仕方がないな」と納得してもらいやすい退職理由です。
辞める理由を聞かれてときに、「理由は言えない」ということにしたり、たとえ本当の理由でも「給料が安いから」「人間関係が嫌になったから」などとネガティブな理由を言うのは円満な退社の妨げになるので、あまり良い方法ではありません。しっかりと辞める理由を伝える事が大切です。
退職を決めたら早めに上司に報告する
人手不足となると、「自分が辞めたら迷惑がかかる」と考えてなかなか言い出せなくなってしまいますが、実際に辞めてしまえば、それなりに職場はまわるものです。退職を伝えて引き止められたら…とあれこれ悩んでいても、いざ伝えてみると意外にあっさり受け入れられた!という声も多く聞かれます。
パートさんは重要な戦力ですが、家庭第一の立場であることは、雇う側も周囲も了承しています。そのため、正社員が辞めるときのような引き止めは、あまりされないことが一般的です。
万が一強く引き止められたとしても、雇う側にそのような権限はありません。そこは心を強くしてきっぱりと断りましょう。
とはいえ、慣れたパートさんに辞められるのは、雇う側も他のパート仲間もしばらく大変になることだけは確かです。申し訳なく思っているという態度を忘れず、周囲への気づかいは忘れないようにしましょう。
家庭の事情や身体的な負担でどうしても続けられないなど、辞める理由もしっかりと伝えましょう。もし、職場の条件や人間関係に不満があって辞める場合でも、辞める意思が固まっているなら、不満は前面に出さない方が無難です。
パートさんは家の近くで働くことも多く、地域でのつながりもあるので、できるだけ円満に辞めたいですよね。そのためにも、周囲への心づかいの言葉や態度を示し、やむを得ない事情を伝えておきましょう。
どうしても辞めたい場合は退職届を提出する
パートさんには、自由に退職や転職をする権利があります。ただし、契約時に期間が定められている場合や、就労規則に取り決めがある場合は、それに従う必要があります。退職を決めたらまず、雇用契約書や就労規則を確認しておきましょう。
退職の意思を雇用者に伝える時期は、1ヶ月前と就労規則に定めているところが多いようです。しかし、中には2ヶ月前というところや、とくに決まりのないところもあります。決まりのないところの場合、法律上は2週間前に伝えればいいことになっています。
何がなんでも、どうしても辞めたいという場合には退職届を提出し、2週間や1か月後をもって最終の出社とすることを宣言してしまうという選択肢があります。
退職届を出して意思を伝えるとともに、引き止められても気持ちは変わりませんとして、最終出社日以降は出社しないという方法です。
時期が遅くなればなるほど、言い出しにくさも職場に与えるダメージもアップします。自分の心の負担を軽くするためにも、退職の意思が固まったら、なるべく早く伝えるようにしましょう。
ただし、家庭の事情などで急に辞めなければいけなくなったときは、辞める意思を伝えてから退職までの期間が短くなってしまってもやむを得ません。しかし、もしもある程度の余裕があるのなら、職場の希望を聞き、引き継ぎがしやすいように辞めるまでの期間を長めにとるなど、できる範囲の協力はしましょう。
しかし、先にも書いた通り、パートさんが辞めるにあたっては、意外とすんなり通る場合が多いようです。あれこれ思い悩んでいるより、辞める理由と時期を明確にして、上司や人事の担当者に伝えてみましょう。
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