主婦パートを辞めるとき電話で伝える方法・言い方の例

パート先に辞めることを電話でしか伝える事ができない…。家族をもっている主婦であれば、そういう状況が起きないとも限りません。

例えば「両親の介護をしなければならなくなった」「家族が病気で入院してしまった」「自分の体調不良で継続勤務ができなくなりそう」など、仕事に支障が出てしまう長期的な問題が起こった場合です。

もし、パートを急に辞めることになったら、いつ、どんなタイミングで伝えるがいいのか。また、伝える方法も電話なのか、それとも直接伝えた方が良いのか。そして伝える時の言い方は、どう伝えればいいのでしょう。

電話で伝える方法・辞める時の言い方

本来は電話ではなく直接あって辞めること伝えるのがマナー。ですが、どうしても電話でしか伝えられない状況もあります。電話で辞める事を切り出すときは、電話で伝えてしまったことをお詫びしつつ退職理由を説明するようにしましょう。

電話で辞めることを切り出す方法

お店:「お電話ありがとうございます。○○(店名)です。」

あなた:「もしもし、お疲れ様です。○○(名前)です。店長いらっしゃいますか?」

お店:「お疲れ様です。店長ですね。代わりますので少しお待ちください。」

あなた:「はい、お願いします。」

店長:「もしもし、どうしたの?」

あなた:「お疲れ様です。○○(名前)です。電話での連絡で申し訳ないのですが、実は親の介護をしなくてはならなくなり、出勤が難しくなってしまいました。申し訳ないのですが、今月いっぱいで辞めさせて頂きたいと思っています。」

店長:「ううん、残念ですがそれは仕方ないですね。ただ辞める手続きもあるので、出社できる日にお店に来てください。またそこで話しましょう。」

あなた:「はい、わかりました。」

お詫びや感謝の気持ちを伝え、業務への配慮までしたいもの

どうしても体調不良や緊急の事情で会社に行けない場合に限っては、第一報としての電話なら構わないとはいえるでしょう。電話で辞めることを伝えた理由とお詫び、お世話になった方々への感謝を伝えましょう。会社に出社できる状態であれば後日改めて直接伺うことをした方がベターです。

辞めることを伝えた場合、「辞める理由は何?」と退職の理由を聞かれることもあるかもしれません。退職の理由を聞かれて、「待遇面に不満がある」「人間関係が上手くいっていないから」といったネガティブな理由を言わないほうが無難です。スムーズな退職への妨げになるので、良い方法とは言えません。

言いだしにくい、言いたくない理由がある場合は、そのまま伝えず。例えば「親が病気になってしまい介護をしなければならなくなった」「家族が入院して出勤が難しくなった」「体調が優れない状態が続いており勤務ができそうにない」といった角が立たない退職理由、言い方を工夫すると退職までの流れがスムーズです。

家族の病気で辞めるときの言い方

あなた:「家族が病気で入院することになり、しばらく出社が難しそうだったため、先に連絡をしなければと思い、電話での連絡となりました。申し訳ありませんでした。」

店長:「そうだったんですね。」

あなた:「しばらくは家族の看病しなければならず、外で働くことが難しいため、急で申し訳ないですが、今週いっぱいで辞めさせて頂きたいです。」

店長:「長く勤めてもらっていたので辞めるとすこし寂しいですね。でも両立しながら働くのが難しいそうなので仕方ないですね。わかりました。」

あなた:「急な退職になり申し訳ないです。今までお世話になりました。」

親の介護で辞めるときの言い方

あなた:「両親の介護が急に必要になりました。出社が難しいため電話での連絡となりました。電話で退職をお伝えして申し訳ありませんでした。」

店長:「そうだったんですね。」

あなた:「働きながら介護は難しいため、今週いっぱいで辞めさせて頂きたいです。」

店長:「良く頑張ってくれていたので残念です。でも家族のことなので、仕方ないですね。わかりました。」

あなた:「今までお世話になりました。色々と迷惑をおかけしてすみません。」

自分が体調不良で辞めるときの言い方

あなた:「体調不良で出社するのが難しいため、電話での連絡となりました。電話での連絡となり申し訳ありませんでした。」

店長:「そうだったんですね。」

あなた:「体調が悪化しているので、これ以上継続して勤務することが難しく、辞めさせていただきたいと思っています。」

店長:「忙しくて気づけなかった。無理をさせてしまい悪いことをしてしまったね。また快復したら復帰することも考えてみてください。」

あなた:「急に辞めてしまい迷惑をおかけしてすみません。今までありがとうございます。」

会社側に辞める理由を納得していただいた上で、いつ辞めるのかのタイミングを決定していけば、周りの方々の理解もいただけます。あなたが辞めたあとの業務や職場の相手を考えながら、辞める日程を調整するのが社会人としての気配りです。

辞められるということは、現場の皆さんの努力や気持ちが振り出しに戻ることですから、一緒に仕事をしてきた方々のダメージも大きいことを考えましょう。周りへの影響が大きくなる可能性がありますから、辞め方はしっかり注意しておきたいところです。

原則は直接会って辞めることを伝えるのが社会人のマナー

「上司や先輩から嫌味を言われたり、無視されている」「パート先の人間関係が嫌で体調不良になった」などで直接会いたくない、言いたくない事情があり、面と向かって伝えることは辛いかもしれません。

しかし「電話1本」で辞めることを伝えるのは社会人として無責任ですし、マナー違反だと見られてしまいます。原則は、直接会って連絡することが社会人としてのマナーだといえるでしょう。

もし上司や現場の責任者が忙しくて、なかなか時間が取れない、会うタイミングないといった場合は、電話などで「大事な話があるので、少し時間をください」といって時間を作ってもらうようにしましょう。

電話以外にもメールやLINEでも辞める意向を伝えることはできますが、どんな理由でも職を辞めるときにこれらの方法をとることは大変失礼です。連絡をすれば何でもありではないと心得ておきましょう。

まとめ

どうしても電話でしか辞めることを伝えることができない場合に限り、第一報は電話でもかまいません。ですがお世話になった方々へのお詫びの、感謝を伝えるために後日改めて会社に伺うことがベターでしょう。

辞めるにあたり、他の方の業務まで配慮していれば、周りの方も理解して協力してくれるでしょう。

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