2024年版!パート面接でよく聞かれる質問とベストな回答例
「子育ても落ち着いてきたし、そろそろ仕事をはじめようかな」
「少しでも家計の足しになるし、パート始めてみようかな」
パートを始める理由は人それぞれですが、いざ面接となった場合、うまく面接に答えることができるのか不安に感じる人も多いでしょう。
今回は、パートの面接で聞かれそうな質問事項とその解答例をまとめました。
この記事の目次
応募動機・志望動機について
まず、面接で確実に聞かれるといってもいい質問は、「応募・志望の動機」です。
志望動機については、履歴書にも記入欄が必ずありますので、求人を出す側としては聞いておきたい質問です。
「家計の助けにしたい」
「子育ての空いた時間を有効に使いたい」
「前から憧れていた業界で仕事がしたい」
など、パートでお仕事を始めようと思った理由はみなさんにあると思います。
しかし、自分が思っている志望動機をそのまま伝えてもダメな場合もありますので、良い回答例と悪い回答例に分けて説明します。
志望動機を聞かれたときの良い回答例
- お店の料理がとてもおいしくて自分も料理を学ばせていただき、お客さんを笑顔にしたい
- 店員さんがみなさん笑顔で、こんな人たちと一緒に働いてみたい
- 海外の人がよく来るこの店舗で使っていなかった英語のスキルを活かしたい
- 前職の事務の経験を活かして御社の業務に携わりたい
このように、具体的にそのパート先で働きたい理由やあなた自身の経験やスキルを活かすことができる点が入った志望動機を伝えると、面接官にも好印象です。
志望動機を聞かれたときの悪い回答例
- 子育てが落ち着いて時間ができたため
- アパレル業界で働いてみたかったため
- 子供にお金がかかるので家計の足しにするため
- 家から近かったため
このように、どのパート先でも言えてしまうような回答では、面接官に他でも同じように言っているのかなと思われ、良い印象にはなりません。
志望動機は、あなたのPRや人柄を伝えるチャンスにもなりますので、面接官の人にあなたと一緒に働きたいと思ってもらえるような回答を意識することが大切です。
また、履歴書を事前に提出している場合には、履歴書に書いている志望動機をそのまま読み上げるような回答ではなく、プラスアルファでアピールできる点を追加したり、面接官に思いを伝えるように話すとより良いです。
今までに経験したことのある仕事・職種
面接のときには、これまでの仕事の経験の有無やどのような業界、職種で働いてきたかを聞かれることも多いです。
これは、あなたがこれから始める仕事に対してどの程度の知識を持っているか、仕事に慣れるまでにどのくらい時間がかかるかなどを知りたくて、聞かれていますので、しっかりと答えられるようにしましょう!
これまでの職歴・経験についての良い回答例
- 前職ではレジ業務をひとりで任されていましたが、いかに早く正確に打つことができるかを考えて取り組んでいました!
- アパレル業界は未経験ですが、これまでの接客の経験を活かしていきます!
- 子育てでブランクはありますが、前職で基本はしっかり身に付けていますのですぐに仕事の感覚は取り戻します!
前職と同じ仕事をする場合は、前職で苦労した点や工夫した点を説明すると、面接官もあなたに仕事を任せたときのイメージが具体的にできて、採用につながりやすくなります。
未経験の業界を目指す場合は、未経験なので教えてくださいという姿勢ではなく、前職までこの経験が活かせるということをアピールすると、仕事に対する前向きな姿勢を理解してもらえて、面接官にいい印象を与えます。
子育てなどにより、仕事そのものにブランクがある場合は、どのようにして仕事の感覚を取り戻すかということまで説明できれば、面接官もブランクを気にしなくなります。
このように、これから働くパート先での業務において、あなたのこれまで経歴はプラスにもマイナスにもなりますが、どちらにしてもこれからの仕事に対して前向きな姿勢を伝えることが大切です。
これまでの職歴・経験についての悪い回答例
- 以前は接客をしていましたが、自分には合わないと思って辞めました
- 飲食店の仕事は好きでしたが、人間関係がうまくいかず仕事が面白くなかったです
- 約2年ぶりに仕事をするので、ゆっくり仕事を覚えていけたらと考えています
以前の仕事が自分に合わなかったことを伝えてしまうと、今回も合わなかったらすぐに辞めてしまうのでは?と面接官に思われてしまうので良くありません。
仕事が好きでも人間関係がうまくいかなかったと言うと、あなた自身が難しい人なのかな?と経歴以外のところが気になってしまい、面接官にあなたの経歴が伝わりにくくなってしまいます。
仕事のブランクに対して、「徐々に」や「ゆっくり」といった印象を面接官に与えてしまうと、即戦力になる人の方がいいかな?と思われてしまう可能性があります。
このように自分の経歴をネガティブな内容で話してしまうと、せっかくのあなたの経歴が面接官にも暗いものに見えてしまい、一緒に働きたいとは思ってもらえません。
どのようにしたら、あなたの経験をこれから働くパート先の仕事でうまく活かせるような答え方になるかを意識して面接に臨みましょう!
その他にも、職種や年齢によっては、これまでに勉強してきたことなど学歴についても聞かれることもありますので、仕事だけでなく学業についても準備しておきましょう!
週に何日・一日何時間勤務できるのか
パート勤務の具体的な日数や時間についての質問も必ずというくらい聞かれます。
あなたがどれだけ働く意欲に満ち溢れていたとしても、パート先が希望しているシフト(勤務日や時間)に働くことができなければ雇うことはできません。
そのため、面接の時点で以下のような質問が出てきます。
「週に何日くらい勤務できるか?」
「一日の勤務時間は何時間か?」
「パートに入れる時間帯は?」
これらの質問に対しては、あなたが本当にパート勤務可能な日数や時間を伝えるだけですので、事前に勤務できる曜日や時間帯などを確認しておきましょう!
パート勤務可能な日数や時間についての良い回答例
- 週三日、平日の11時~17時まで勤務可能です
- 毎週火~金曜日の子供が学校に行っている時間帯で考えています
- 平日のみで一日9時~18時の間で8時間勤務を希望いたします
このように、一週間単位で勤務可能な日数や曜日、一日の勤務時間と勤務可能な時間帯を具体的に答えることで面接官もあなたを採用した後の勤務シフトなどをしっかりとイメージができ、採用につながりやすくなります。
パート勤務可能な日数や時間についての悪い回答例
- まだどのくらい勤務できるか分かりません
- いつでも勤務できます
- 毎週水曜日のみ4時間勤務を考えています
勤務できる日数や時間が分からないと、面接官もあなたを採用した後、どの程度シフトに入ることができるのかイメージできず、採用していいか迷ってしまいます。
また、いつでも勤務できるというのは、やる気があっていい印象を与えそうですが、実際にどんなシフトでも勤務できる人は少ないため、面接官に曖昧な回答という印象を与えてしまい良くありません。
逆に、勤務可能な日数や時間が明確でも、極端に少ない場合も、パート先のシフトにぴったり合わないと採用されませんので、いくつかの候補を出せるようにしておく方が確実です。
もし、家庭の事情などでパートに入れる日が少ないという人は、応募条件などで週一日から勤務OKとなっている求人募集から探すようにしましょう。
具体的に勤務日数などを答えることが大切ですが、パートに入れないと分かっている時間も勤務できると言っても採用後に勤務できないとなると、あなた自身も働きにくくなります。
面接に来た人が主婦(主夫)であることを面接官が知っていれば、土日祝日は勤務が難しいことや平日の昼間が中心になることは理解されているはずですので、あなた自身が働きやすい条件で募集しているパート先を探して応募するようにしましょう。
残業はできるのかどうか
週単位での勤務日数や時間の他に、残業対応が可能かどうかも面接で聞かれることがあります。
これは、仕事自体が忙しく、残業が発生する場合もありますが、一緒に働くパートやアルバイトの人が急な体調不良などで休みとなった場合に、別の人が出勤するまでの間に残業をお願いされるというケースもありますので、突然の残業の依頼にも対応できるかを回答できるようにしておきましょう。
残業対応が可能か聞かれたときの良い回答例
- 水曜日は子供が早く帰ってくるため残業できませんが、他の曜日でしたら1時間くらいの残業は可能です
- 当日の残業依頼は対応が難しいですが、前日までに分かっていれば対応できます
- 子供のお迎えの時間が決まっているので残業はできません
基本的には残業はしたくないという人が多いかもしれませんが、いつ残業ができるのか、どういう条件なら残業しても大丈夫かを答えられるようにしておくと面接官の印象が良くなります。
しかし、本当に残業できない事情がある人は、そのことをしっかり伝えることが大切です。
残業対応が可能か聞かれたときの悪い回答例
- 残業はしたくないです
- いつでも残業できます
- 残業はないと聞いていましたが・・・
残業できない明確な理由が説明できなければ、ただ残業が嫌いなだけという印象を面接官に与えてしまいます。
また、いつでも残業できるというのも、本当にできるのかな?と面接官を不安にさせたり、実際に働き始めてから残業が多い職場だったら自分が疲れてしまうかもしれません。
残業できる条件や残業できない理由を面接でしっかりと伝えることが面接官にもいい印象を持ってもらえますし、採用後も働きやすくなります。
長所・短所について
自分の長所・短所も履歴書に記入欄があるように、非常によく聞かれる質問です。
自分の長所と短所を聞かれる理由は、あなた自身がどんな人かを面接官が知りたいだけでなく、どのような点が仕事に活かせるのか、どういったことが苦手かを知りたいと考えてのことですので、すぐに回答できるようにしておきましょう。
自分の長所・短所についての良い回答例
- 私の長所は集中力があり単調な作業もしっかりと続けられますが、集中しすぎると周りが見えなくなる短所がありますので定期的に気分転換することを意識しています
- 私の長所は人見知りしない性格で初対面の人とすぐに打ち解けられますが、仲良くなると敬語などが崩れやすくなるため、相手の立場をしっかりと意識して接するようにしています
このように、自分の長所と短所を説明するだけでなく、その長所がどのように仕事に活かせるのか、短所はどのように改善しようとしているのかまで説明すると、自分自身をしっかりと分かっていて、仕事に対する姿勢も前向きな印象を面接官に持ってもらえます。
自分の長所・短所についての悪い回答例
- 長所はありませんが、短所はたくさんあります
- 長所はいつも元気なところで、短所はありません
このように、長所がないと答えると、自信がなさそうな印象を面接官に与えてしまいます。
また、例え、あなた自身が短所がたくさんあると感じていても、たくさんと曖昧に答えてしまうと、ネガティブなイメージになりやすいので、何か一つをピックアップして答えるようにしましょう。
他にも、長所が元気なところというのも曖昧な感じがしてしまうので、元気で一緒にいる人も元気にするなど、どのような元気さかを具体的にしたり、短所も自分ではないと言い切るよりも、周りから言われた短所などを説明する方が面接官にも他の人の話を聞ける人という印象などを持ってもらえます。
長所と短所というと単純な質問のように感じるかもしれませんが、ただ単純に自分の長所と短所を答えるだけでなく、その長所や短所に関連する自分自身の体験談や仕事をする上でのメリットなどを説明できるに考えておきましょう!
面接でよくある質問についての補足
以上が面接でよく聞かれる質問についてを解説した内容ですが、実際の面接では質問に対する答えがどうであったかという視点ではなく、どういう風に返答したかを見られている場合も多いです。
質問の答えを準備していくことも大事ですが、面接官とのやりとりがスムーズか、会話のキャッチボールができたか、質問の意図していることを理解して返答ができているかを意識して面接に臨みましょう。
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