パートの面接は私服でもOK?どんな仕事だとスーツの方がいい?
パートの面接は私服でも良い場合とスーツの方が適している仕事があります。業種、職種によって異なりますので、それぞれの例と理由を簡単に解説します。
この記事の目次
パートの面接は私服でもOKのところがほとんど
パートの面接の場合、バイトと同様でほとんどの場合は私服でOKです。パートに応募してから面接日時を調整する際にも、応募先の採用担当者から「普段着で来てください」と言われることもあるかもしれません。
ただ業種、職種によっては一部、スーツのほうが良い場合もありますので、今回紹介している代表例を参考にしてください。また、最後に解説していますが、普段着、私服OKとはいえどんな私服でも良いというわけではありません。あくまで面接の場ということを認識したうえで身だしなみを整えましょう。
応募先によってはスーツのほうが好印象になる
パートでも応募先によってはスーツのほうが好印象、あるいはスーツ着用を推奨されている場合があります。パート全体に占める割合はかなり少ないですが、実際の仕事もスーツを着るところや高級な商品を扱う仕事の場合、あるいは会社の規定でスーツ着用が決まっているなどは、面接時はスーツ着用が望ましいと言えます。
また、面接全般として、スーツやで行って減点されるということはほぼありませんので、応募先の職場の雰囲気や仕事内容を見て考えてみましょう。
面接は私服OKの業種・職種代表例3つ
まず面接について私服で行っても良い業種、職種で特にパート応募も盛んなところを紹介します。パートではなくアルバイトの場合は他に運送・運搬系や工場での仕分け業務なども面接時は私服OKなところがほとんどですが、今回は特にパート募集が多い求人について解説しています。
コンビニ店員
まずパートの定番ともいえるコンビニですが、面接は私服OKな場合が多いです。高校生や大学生の応募もたくさんあるので、スーツが必ず求められる、ということはありません。働く際にも制服が貸与されます。面接時には動きやすく清潔なものであれば問題ないでしょう。
雑貨販売などのショップスタッフ
ショップスタッフもコンビニ同様で、勤務自体が制服、私服の場合が多く面接時にスーツが求められている場合はあまりないと言っていいでしょう。サービス業でも同様のところ、例えばカラオケ店は私服でもOKとされるでしょう。
ただし高級ブランド店やジュエリーなど高価な装飾品を販売している場合は取り扱う品物のこともふまえるとスーツのほうが良いでしょう。
居酒屋・カフェなどカジュアルな飲食店スタッフ
居酒屋、カフェ、ファミリーレストラン、ファーストフードなどでカジュアルな飲食店も清潔感のある私服であればOKです。こういったお店は勤務時は制服に着替える場合や、私服の上に制服のエプロン、ユニフォームを着用するパターンもあります。
以上のように私服OKな応募先の特徴としてあるのが「パート主婦以外に高校生、大学生もたくさん働いている」「制服の貸与がある場合が多い」「高級ブランドではない」「スタッフがスーツを着ている職場ではない」という点です。コンビニ、ショップスタッフ、カジュアルな飲食店のスタッフがこれにあたりますが、他にも上記の特徴がある応募先であれば私服OKだと考えて良いでしょう。
面接はスーツの方が良い業種・職種代表例3つ
次にスーツで行ったほうが良いところについて、パート応募もよくあるところから紹介します。
オフィス・事務作業スタッフ
オフィス、事務の仕事の場合。これは会社によらず、オフィス内での勤務がメインになる場合がほとんどです。他の従業員もスーツである場合が多いと考えられるのでスーツの方が良いでしょう。
ホテルスタッフ
ホテルフロントについてはきちんとしたマナー、礼儀作法を守ってお客様対応、受付案内をする仕事です。制服があるところも多いですが、パートとして勤務する場合は面接時は、面接では最も基本といえる服装であるスーツのほうが良い職種と言えるでしょう。
百貨店・デパート店員
百貨店、デパートで働く場合は面接時はスーツのほうが良いでしょう。百貨店ではどのテナントで働く場合でも、最初に「百貨店で働くこと自体の研修」がある場合が多く、お客様に対するマナーなどを学びます。面接時に私服でも良いかどうかはテナントごとの判断にはなりますが、場所柄、スーツで行っておくことをおすすめします。
以上のように、スーツの方が良い応募先の特徴は「オフィスワークなど周囲もスーツを着用している職場」「高校生や大学生が働いていない、いるとしても少ない」「取り扱う商品が高額で有名・高級ブランドのお店」「百貨店など昔から独自に服装マナーの規定が決まっているところ」です。
私服がOKでも面接の場にふさわしい身だしなみにする
面接時に私服OKだというところであっても、どんな私服でも構わないというわけではありません。面接は採用担当者が応募者を採用して良いかどうかを判断する場面です。身だしなみについては面接の場にふさわしい服装で、清潔感があること、シミ、汚れやシワがないこと。これはどの仕事に応募する場合でも共通して言えることです。
また、過度に派手な服、露出が高い服は面接時のマナーとしてふさわしくありませんので、控えておくほうが良いでしょう。ネイル、ピアスなどのアクセサリーも同様で、大きなものや派手なものはマイナス印象を与えてしまう可能性があります。採用されたとしても「そのネイル、ピアスはやめてください」と言われる可能性もあります。
そして、服装そのものではありませんが、身だしなみとして髪色が明るすぎるとこれもマイナス印象を与えるか、もう少し色を落とせるかを確認されることになる場合が多いでしょう。
迷ったらスーツかジャケット着用で行くと無難
パート、アルバイト、正社員など働き方に関わらず、私服かスーツかをどうしても迷った場合は仕事の面接はスーツあるいはジャケット着用が無難だと言えます。「私服で面接に行った」ということが減点になる可能性はゼロではありませんが「スーツで面接で行った」という理由でマイナスになることはそのスーツがよほど汚れていたなどを除き、基本的にはないでしょう。
会社側の本音として「即戦力」を求めるのは、どの業種でも変わりません。その際に「服装」や「社会常識」という基本的なことから指導しなくてはならないという疑念を採用担当者に持たれてしまうと不採用になる可能性が高まってしまいます。職種に限らず年齢的に30代中盤以降であればスーツの方が社会常識があると判断される可能性があります。
キャリアに空白がある人は会社側としては「仕事についていけるだろうか」という部分が一番心配するところですから、特に家庭の事情などで、仕事の現場から離れていた期間がある人はなおさら常識をわきまえていることが見て取れるスーツという身だしなみの方が好ましいでしょう。
今回は面接で私服OKな仕事、スーツのほうが良い仕事について解説しました。スーツで面接に臨む場合は自分に合ったスーツを1着買っておくと、様々な場面できちんとした装いとして通用します。
私服OKならジーパンでも良い?
私服OKだからといってジーパンでいっても大丈夫なのかということについて詳しく解説しています。服装自由のパート先であれば面接時も私服OK、服装自由というところが多いでしょう。