居酒屋のバイトで活躍するコツ、外せないポイントまとめて教えます

お店で使われる専門用語を早くマスターする

初めての居酒屋のバイトでは、先付けやおあいそなど、独特の言葉を覚えるのに苦労するかもしれません。

普段から居酒屋に行き慣れていれば、困ることはないかもしれませんが、慣れていない人なら大変かもしれませんね。

“先付け”や“お通し”は、頼んでいなくても席に座ったら出てくるツマミのことです。職場によっては毎日メニューが変わるところもあるでしょうから、毎日確認をしましょう。ちなみに、“おあいそ”や“チェック”とは、食事代金を清算してという意味です。よく使われる言葉なので、覚えておくことをおすすめします。

次に難しいのが、居酒屋ならではの店員同士で使う専門用語です。よく使われる言葉を紹介しておきます。

“ダスター”はテーブルを拭く布巾です。“バッシング”は空いたお皿を下げたり、お客さんが帰ったテーブルを綺麗にすること。“デシャップ”は調理した料理が出てくるところ、などがあります。また、“新規”は新しく来店したお客さん、初めてオーダーする飲み物や食べ物。“ウォークイン”は予約なしのお客さん、“ノーショウ”は予約があるのに来なかったお客さん。

様々な言葉がありますが、お店によって、専門用語の使い方は変わってきます。他のスタッフの言葉を聞きながら、分からないことは素直に質問しましょう。１か月もすれば、なんとなく分かってくるはずです。

接客・サービス業として優先順位を考える

居酒屋はホールでもキッチンでも、サービス業であることに変わりはありません。特にホールのほうがお客様と直接接するので接客意識は高まりやすいですが、キッチンでもその意識は重要です。

サービスを提供してお客様に満足してもらうためには、様々な場面で優先順位を考えることが必要です。

お客様対応の優先順位

入店されたお客様をどのテーブルに案内するか（座敷、テーブル、カウンター）、喫煙、禁煙席の確認、お子様の有無、オーダーを取る順番など、様々な場面でお客様にどう対応するかということについて、頭を悩ませる場面が出てくることもあるかと思います。

先輩や店長にあらかじめレクチャーを受けるものもありますが、様々なお客様がいるので、その時の判断が重要になります。

毎日の仕事で困った場面や、複数のお客様に同時に呼ばれてどうすればいいかわからないようなときもありますので、どういうケースにはどう対応するのが良いのか、自分なりに考えること、先輩や店長に確認することでどんどん手際が良くなっていくでしょう。

また、お客様にオーダーを頼まれる場面では、調理に時間がかかるものや売り切れの商品がないかどうかは常に意識して伝えることが、オーダーミスやトラブルの予防になります。

調理・配膳の優先順位

キッチンは忙しい時間帯はまさに戦場になります。オーダーが入った料理について、どれから作るか、いつまでに作らないといけないのか、同時に作ったほうがいいものはあるのか等、様々な判断ポイントがあります。優先順位を間違ったり、手際が良くないと「○○はまだできてないの！？」とせかされることもあります。

また、調理に漏れがあってはクレームにもなってしまいますので、調理については複数のことを同時にしながら考えるという技術が必要になります。経験を積めばどんどん慣れてくるものですが、早めに上達するには頭の中でシミュレーションをしてみると良いでしょう。

ホール担当も、お待たせしているお客様がたくさんいる場合、パニックにならないように落ち着いて、基本的にオーダーがあった順番で対応していくようにしましょう。

失敗してもクヨクヨしない

居酒屋の仕事に慣れていないうちは、多少失敗もあることでしょう。もしもお客さんやスタッフに迷惑をかけることがあったら、その場できちんと謝ることです。

もちろん、謝罪の気持ちが通じず怒ってしまう人もいるかもしれませんが、そんなシチュエーションばかりではありません。自分の謝り方によって、それまで以上の関係を築けるチャンスだと思ってください。

元気よく明るく仕事をするのも大切です。たとえ嫌なことがあっても、ミスをしたとしても、笑顔でいることで落ち込んでいる気持ちを取り払うことができます。

お客様から怒られることもありますが、お客様は店員個人が嫌いという理由で怒っているのではありません。お店の接客・サービスという「お金を出した商品」に対して不満足なので怒っているのです。

失敗したとしても、元気と笑顔を忘れずに頑張っていきましょう。

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