応募すると危険な「ブラックバイト」をうまく見分ける基準とポイント

応募すると危険な「ブラックバイト」をうまく見分ける基準とポイント

最近しばしばニュース、ネットなどで見かける「ブラックバイト」。これっていったいどういうものなのでしょうか?

ブラックバイトとは「違法性のあるアルバイト」

『ブラックバイト』とは、違法性のあるアルバイトのこと。『ブラック企業』のアルバイト版が、『ブラックバイト』です。

学生なら学業がメインで、アルバイトは空いた時間にするもの。しかし、数多くあるアルバイトの中には、正社員なみの労働時間や仕事のレベルを求めてくる企業もあるといいます。

例えば『シフトに入っていないのに、突然電話で呼び出される』『残業しても、残業代が支払われない』『アルバイト中心の生活で学校の授業に出られない!試験が受けられない』といった被害を、学生バイトが受けてしまうことも。

アルバイトが忙しすぎて、学生が学生らしい生活を過ごせなくなってしまう。それが『ブラックバイト』の特徴です。

また『休憩時間がもらえない』『売れ残りの商品を無理に買わされる』といったケースもあるようです。たとえ働いているバイトスタッフが退職を希望しても、上司に「代わりの人が見つかるまで辞めさせない」と言われることもあるそうですよ。

給与・休憩時間・社会保険で見分ける

時給が最低賃金を下回っていないか

各都道府県ごとに最低賃金が定められています。また、研修期間中でも最低賃金以下で雇用することは違法になります。最低賃金は性別、年齢には関係なく、高校生でも最低賃金以下で雇用することは違法になります。

求人に応募する際には、通常時の時給、研修期間があるかどうか、研修期間がある場合はその期間の時給(給与)を確認しましょう。最低賃金は厚生労働省のページで最新情報が公開されていますので、自分の住んでいる地域の最低賃金もチェックしてみましょう。

また、給与に関してはもう1つ注意点があり、契約した勤務時間を超えたら「賃金に残業代が追加される」ことになっています。さらに夜10時(22時)以降のアルバイトなら「賃金に深夜割増がつく」のがルールとなっています。掃除や後片付けの時間も労働時間に含めます。

もし自分がバイトをしているところで契約した時間以外の長時間労働や、夜10時以降に働いているのにも関わらず、『賃金が割増になっていない』のなら、それは問題と言えるでしょう。

休憩時間が法律の規定以下になっていないか

労働基準法第34条で、休憩時間の原則が定められています。

労働時間が6時間を超え、8時間以下の場合は少なくとも45分。8時間を超える場合は、少なくとも1時間の休憩を与えなければならない、と定めています。6時間ちょうどの場合は休憩なしでも法的には問題ありません。同じように8時間ちょうどの場合は45分のみで問題ありません。なお15分×3回など分割付与は問題ありません。

社会保険に入れるか

試用期間中でも、労災保険や雇用保険、社会保険(健康保険と厚生年金)については、それぞれの加入基準を満たしていれば、本採用後ではなく、最初の採用当初から加入しないといけません

特に労災保険はアルバイト、パートで働く人は全て加入できることとなっているので、きちんと手続きがなされているかがポイントです。

他にもブラックバイトの典型は『給料の不払い』『暴力的な行為』『無理な長時間労働』などがあります。これらは働いてみないとわからないところもあります。自分の働いている環境について不安に思ったら、親や最寄りの『労働基準監督署』や『労働センター』に相談してみましょう。

ブラックバイトを辞めるには?

法律上では、学生アルバイターやフリーターや正社員に関わらず、どのような雇用形態でも「労働者」という考えをします。労働条件は「労働基準法」という法律で最低基準が定められていて、学生アルバイトにも「労働基準法」は適用されます。

期間を定めていない労働契約でないのなら、退職するのは個人の意思が尊重されます。しっかり強い意志をもって「辞めます」と明確に伝えることが重要です。

法的には、退職日の2週間前までに退職届を出すのがルールとなっていますので、なるべくシフトを入れないようにしてから辞めることを伝えるという流れができればスムーズです。

ひどいアルバイト先になると、シフトを強要されたり、辞めるなら違約金を支払ってと脅してくるケースもありますが、不安を感じたら『労働基準監督署』や『労働センター』に相談してください。

もし自分のバイト応募先がブラックバイトの可能性がある場合、面接までの間に辞退することも考えるほうが良いでしょう。

飲食や教育(塾)関連で働くアルバイトの方の勤務先がブラックバイトだったというケースも過去にニュースになったことがあります。こういった業界でバイト応募するにあたっては、今回の見分けるポイントもうまく活用してみてください。短期、単発でも働ける会社であれば最短1日以内で仕事が終わりますので、そういったところからバイトを始めてみるというのも良いでしょう。

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