鎌倉パスタのバイト・求人担当者様に聞いてみた！高校生に人気？面接は？

こんにちは、マイベストジョブ事務局です。今回は、生パスタ専門店「鎌倉パスタ」でのアルバイトの仕事内容やシフト、面接、高校生でも働けるのかなどについて株式会社鎌倉パスタの人事担当の平谷さんに話を聞いてみました。

高校生も採用？面接について

生パスタ専門店「鎌倉パスタ」は、もちもちの生麺とオリジナルソースを使ったパスタメニュー、焼き立てのパンやピザが人気で、全国で約190店舗を展開しています。面接ではどんな質問があるのか、またどんな仕事を任されるのか、アルバイトをする際に知っておきたい事柄について紹介します。

高校生は一部店舗で採用、主婦と学生、フリーターがメイン

鎌倉パスタのアルバイトは、ランチタイムは20代～40代の主婦、ディナータイムは大学や専門学校に通う学生やフリーターなど20代が中心です。高校生を募集している店舗もありますが、求人票に、高校生可、高校生不可と記載されていますので確認が必要です。。

家族連れや女性グループなどでにぎわい、多くの人が訪れる鎌倉パスタは、アルバイトであってもホールやキッチンの主力メンバーとして活躍を期待されています。高校生であっても、業務や接客マナーについてきちんと教えられるので、大学生や主婦、フリーターと同じようにサービスにあたることはできます。

しかし、高校生は、原則として22時以降の深夜時間帯の労働が法律で禁止されています。鎌倉パスタは、ラストオーダーが22時30分、閉店時間が23時の店舗が多いため、22時以降もホール、キッチン業務があります。閉店まで仕事をきちんと担える人材を求めている点からも、多くの店舗では高校を卒業した学生やフリーター、主婦の採用に力を入れています。

面接の内容と持ち物について

面接を希望する際は応募フォームや電話で申し込んで日時を確定し、当日に履歴書を持参します。面接は各店舗で店長が行います。

シフトについての質問は、応募者の希望と店舗側が求めるシフトが合うかどうか、また店舗側が求める時間帯や曜日に柔軟に対応できるかどうか意志確認をすることが目的です。

アルバイト経験の有無と経歴については経験があっても接客業や飲食業は未経験であっても問題ありません。
ただ、2～3カ月、あるいは半年と短いサイクルで職場を変えている場合はその理由を聞かれます。「忙しくて大変だったから」「シフトが自由にならなかったから」といった答えは、「同じ理由ですぐに辞めてしまうのでは？」といった判断をされる可能性があります。

労働時間やお給料に対する不満があったとしても、決して前職について否定的に表現することは控え、前向きな理由を伝えるようにしましょう。店舗側には、「ここでも長く働いてほしい」「長期にわたり活躍してもらえそうだ」といった印象を持ってもらうことができます。ポイントは未来志向にあります。

面接での注意点

面接は、担当者と顔を合わせる前、店舗に訪れるときから始まっています。以下の点を重視して見られているようなので押えておきましょう。

この点から、「前向きで明るい」や「経験がある」というよりも社会人として節度ある基礎的なふるまいを身に付けていることの方が重要視されています。面接の前の応募時の電話やメールでのやり取りから人物像を見られていることも意識して応募しましょう。

全国190店舗を構える鎌倉パスタの外観です。

ホールとキッチンの仕事について

鎌倉パスタの仕事はホールとキッチンの仕事があり、アルバイトで採用されると、基本的には両方を担当できるように指導を受けます。それぞれの仕事内容について見ていきましょう。

ホールの仕事

仕事の流れは、多くの飲食店と大きな差はありませんが、まずはメニューの名前を覚えること、そして鎌倉パスタが設けている接客用語やマナーの習得を求められます。

キッチンの仕事

パスタはオリジナルの生麺とソースを合わせるので、パスタをゆでる、ソースを用意すると大きく2つの仕事にわかれます。パンやピザは、パン生地を切り分けて成形したりピザ生地をのばしたり、焼く作業を行います。サラダは野菜を切るなど下準備を行い、器に盛ったりします。

最初のうちは野菜カットなど食材の準備から始まり、慣れて行けば盛り付けや調理補助、パンの成形から焼き上げる作業、パスタの調理などが任されます。

研修のマニュアルが充実

ホールとキッチンの両方の業務を覚えるのは大変ですが、いずれの業務においてもきちんとマニュアルが用意されています。

接客用語やマナーについて、レシピや調理方法について、鎌倉パスタのルールにそって先輩が実践を交えながら指導してくれるので、未経験者でもきちんと習得して業務にあたっています。

接客マナーについて

鎌倉パスタでは「お客さまに最高のひとときを創造する」といったコンセプトがあり、マナーについて独自のルールを設けています。お出迎えやお見送りの際の挨拶やおじぎの角度、また店内への案内やサービス、退店時など、各シーンの接客用語をマニュアル化しています。一部を紹介します。

などお客様に応対する際の９つのシチュエーションに応じた接客用語が存在し、４８以上にもなります。

上記のようにお辞儀とその角度までを明確に記載されており、メニューを手渡したり預かる場合、またお会計を受け取ったりお釣を渡すときは両手を添える、お釣りを手渡すときはお札の向きを揃えて広げながら数えるなど、細かなマナーを身につけます。

用語や接客マナーを覚えることに厳しさを感じるかもしれませんが、こういったマニュアルは多店舗展開を行う企業であれば用意しています。
職場を変えたとしても、美しい言葉づかいやマナーは必ず役に立つので身につけておいて損はないでしょう。

鎌倉パスタでは社員・バイト関係なく笑顔でお客さまを迎えます。

シフトや時給、まかないについて

シフトは1日4時間～、週に2回からOKです。また、開店前や閉店前の2時間程度だけ勤務するスポット勤務もあります。シフトの申請方法は店舗により異なりますが、1カ月分、1週間分を決められた期日までに提出します。

時給は800円～や900円～、1000円～と地域によりさまざまです。研修期間は、店舗側が提示する時給から10円～50円を差し引いた金額となります。なお、研修期間はシフトの頻度等により習熟度は人それぞれです。そのため、その人により異なります。交通費は支給されることが多く、月額6000円～1万5000円で設定されています。

雇用期間中は、出勤時以外であっても鎌倉パスタのメニューを20％引きで利用できます。

北海道から沖縄まで店舗を構える鎌倉パスタでは、時給や交通費などに地域性がありますが、こういった割引制度をどこでも利用できることがメリットと言えるでしょう。

正社員の採用について

鎌倉パスタでは、アルバイトだけでなく、店舗運営全般を託せる正社員も積極的に採用しています。

ホール・キッチンのアルバイト業務についてマニュアルが用意されているように、売上管理や発注納品管理、人材管理や育成など、店舗運営にまつわる知識を、ＯＪＴでレクチャーされるので未経験者であっても構いません。

近年は学生やフリーター、主婦などが、慣れた環境でキャリアを構築したいといった思いでアルバイトから正社員を目指すケースも増えています。

飲食業では営業力や販売力、企画力、人材育成力など多様なスキルが求められるので、サービス業以外、さまざまな業種からの転職について前向きです。

事実、意欲や能力によりますが、店長からSV（スーパーバイザー）へキャリアップができたり、年齢が若くても年収600万円を目指せる可能性もあるため30代の転職者が多くなっています。

正社員は店舗や組織の躍進、それを実現できる人材の育成などが求められています。

まとめ

平谷さんは「チャレンジ精神がある人」「相手の立場で物事を考えることができる人」、そして「人間好きな人」が理想と話します。

鎌倉パスタが目指す「お客さまを第一に考える目線で、お客さまの喜びを創造する」ためには、質の高いサービスが必要になります。そのため細かなマニュアルや研修で基礎を固めることが重要なのでしょう。

この細かなルールとそれを守って実行するスタッフが鎌倉パスタのおいしさと「また来たい」と思わせるブランドを維持していると思います。消費者からの人気の秘訣とも言えるでしょう。

「お客さまを第一に考える目線で、お客さまの喜びを創造する」という姿勢に共感でき、接客業の深さを身につけたいと思うのであれば自分が持つスキルや人間力を発揮して自分なりのサービスを提案してみてはいかがでしょう。