コンビニ弁当工場のバイトは大変?仕事の中身はどんなの?
普段何気なく食べているコンビニ弁当。製造工場でバイトなどの非正規社員の力が中心となって生産されていますが、昔と比べて美味しくなっていると感じるのは、多くの方に共通する感想ではないでしょうか?各社の並々ならぬ企業努力が背景にあるのは間違いありませんが、今回は、コンビニに並ぶお弁当の裏側にスポットを当て、その仕事内容を解説します。
コンビニ弁当工場の仕事の種類
コンビニは全国に5万件以上もの店舗があります。お店に並ぶ多彩なお弁当を、それぞれ料理人の手で…というわけにはいきません。コンビニに限らず、お弁当の製造工場は流れ作業であることが一般的です。仕事内容としては、以下のようなものが挙げられます。
まず「材料の管理」です。これは工場に届く材料を管理する仕事です。大量の肉、魚、野菜などが送られてくるため、数量の確認や品質チェックが必須となります。各食材はそれぞれに適した場所で保管され、次の調理工程へ運ばれます。
そして「調理」ですが、これは大きく分けると仕込み、加熱・冷却、味付けの3工程に類別されます。仕込みは材料を洗ったり切ったりする仕事や、調味料を作る仕事などがあります。加熱工程では、焼く・煮る・揚げる・炊くなどの作業が中心です。必要に応じては冷却も必要になります。
味付けでは、使用する調味料の種類や分量が細かく決められていて、マニュアルに沿って作業していくことが多いようです。何にしても量が多いので、完成品のクオリティを均一にするため、設備や工程にはさまざまな工夫が凝らされています。
そして「盛り付け」の仕事。コンビニ弁当は、作業者が手で盛り付けをしています。担当する食材ごとに分けられた作業者が製造ラインに並び、ベルトコンベアに乗って流れてくる品を容器に詰めていく作業方法が一般的です。
どの食材はどの向きでトッピングする…などの決まりがあることもあり、消費者がお弁当を手に取りたくなるような、美しい出来栄えの盛り付けが必要となります。
最後に「検品/出荷」です。完成したお弁当に表示シールを貼り、目視で最終チェックをしたら出荷となります。物流センターなどを通して全国のコンビニに配送され、消費者の手に届きます。
シンプルな作業で立ち仕事が多いのが特徴
お弁当の製造工場でバイトをした場合、どういった特徴があるのでしょうか?
まず、単純作業が多いということ。求人募集の内容としても、比較的簡単で、単調な作業をする人材が求められているようです。野菜を決められた大きさに切る仕事を延々とこなしたり、ベルトコンベアで流れてくる品をひたすらパックに詰めたりする仕事は、その単純さが苦になってしまうこともあるようです。
また、立ちの仕事が多いのも特徴です。特に製造ラインでの業務は立ったままで仕事することが多く、その上、あまり体を動かしません。一箇所に立ち続ける業務は、脚や腰への負担が大きいようです。特に仕事に慣れるまでは、忍耐力との戦いになるでしょう。
なお、2024年10月時点では、時給は1000円~1200円くらいまでのところが多いようです。
弁当製造工場バイトを選ぶメリット
お弁当の製造工場でのアルバイトは、辛いことだけではありません。単純作業や立ち仕事が大変な一方で、工場での仕事には次のようなメリットもあります。
まず、未経験者歓迎の求人が多いこと。特別な技能を必要としないこともあり、未経験者を多く採用していることは求職者にとって大きなメリットと言えるでしょう。
そして、働いた際のメリットですが、慣れればあまり疲れないということと、衛生管理の意識を高めることができるということが挙げられます。バイトを通して何かしらの意識を持つということは、多くの方が経験される事柄ではないでしょうか?食品を扱うコンビニ弁当の製造工場では、特に衛生管理への認識を強く持つことができるようです。
普段何気なく食べているコンビニ弁当の裏側を知ることで、商品が消費者の手元に届くまでの裏側を知ることができます。一般の人に見えない部分を知るということは、少なからず社会経験にもつながるでしょう。
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