居酒屋ばちやのバイト求人担当者に聞いてみた!仕事内容やシフトなど

こんにちは、マイベストジョブ事務局です。食べ放題・飲み放題のコースで知られる居酒屋「ばちや」のバイトの面接やシフト、服装、髪型について運営会社「株式会社マルクス」の川上さんに取材しました。

食べ放題、飲み放題の居酒屋ばちやについて

居酒屋「ばちや」は、2010年に京都市の御園橋(京都市北区)に本店をオープンさせたのが始まりで、京都と大阪を中心に8店舗を展開しています(うち2店舗はフランチャイズ加盟店)

同店の特徴は、約100種類以上の料理が食べ放題、約70種類以上のドリンクが飲み放題のコースを提供していることで、学生のサークルの食事会や社会人の宴会などに利用されています。

同店を運営する「株式会社マルクス」の代表取締役・山田雄治郎さんは「おいしい料理をおなかいっぱい食べてほしい」という思いから、食べ飲み放題コースを提供する居酒屋を企画し、25歳で独立・起業を果たしました。

従業員に対しては「やりがいを持って働けるように」と、バイトから正社員、店長、マネージャーとキャリアアップの道筋を構築するほか、全店合同でスポーツ大会やバーベキュー大会を催したり、女性スタッフ向けにメイクセミナ―を開いたり、従業員同士の交流の場も用意しています。

「食の満足から人々の笑顔を創造する」をコンセプトにした店づくりを行う同店について紹介します。

面接について

バイトは高校生から応募OK

居酒屋「ばちや」のバイトは高校生も応募可で、バイト未経験、飲食業未経験の応募もたくさんあります。バイトを希望する人は求人サイトか電話から応募しましょう

求人サイト、電話で応募すると担当者からおよそ3日以内には連絡があり、面接日を決めます。面接を終えると、3日~5日以内には採否の連絡があります。同店では面接シートを用意しているので、面接当日に履歴書は必要ありません。

面接シートには名前、住所、生年月日、学校名(現役の学生以外は学歴)、職歴、シフト、趣味や特技に関する項目があり面接時に記入します。

趣味や特技がなくても、面接シートの項目を空欄にしておくのではなく「趣味は特にありませんが、アニメが好きです」「特技かどうかわかりませんが、サッカーを子どもの頃から続けています」といった内容でいいので、きちんと記入しましょう。質問項目を空欄のままにしておくと、書く意思がない、つまりバイトに対して前向きな姿勢を感じとってもらえないからです。

また面接シートを書くとき、慌てる必要はありません。焦って乱暴な字で書くと、読む人に「適当に書いているの?」とネガティブな印象を与えてしまいます。文字には書く人の人柄や心情が表れますので、丁寧に書くことを心がけましょう。

面接は店長と応募者1対1、時間は約30分

面接は応募先店舗の店長と応募者1対1で、時間は30分ほどです。

面接は面接シートの内容をもとに進められます。大学生・高校生などの学生であれば学校生活の話が中心で「サークル活動はしているの?」「学校では何部に所属しているの?」と、応募者の身近な事柄について質問があります。

「面接担当者と応募者でおしゃべりを楽しむ」といった雰囲気で面接は進みます。言葉を交わす中で、応募者の素顔を見るのが主な目的で、雑談を通じて、採用する側は「この店で働いてほしい」、採用される側は「この店で働いてみたい」と思えるかどうか、お互いのフィーリングを確認します。

店舗側と応募者側のフィーリングに加え、同店は接客業のため、人とコミュニケーションを取ることに苦手意識がないかも確認されます。

ホールの仕事内容と研修について

ホールは席案内や注文取り、料理の配膳など接客がメイン

居酒屋「ばちや」のバイトは、ホールとキッチンがあり、ホールは接客を担当します。

ホールの仕事

  • 来店者の予約名を確認して席に案内します。
  • 席に座って落ち着いたタイミングで、食べ放題コースや食べ飲み放題コースなど、予約時にリクエストされていたコース内容を説明します。
  • 飲み物と料理の注文を受けてキッチンに注文を通します。
  • 仕上がった飲み物や料理を席に運びます。
  • 飲み物や料理の追加注文を聞いたり、空いたお皿やグラスをさげたりします。
  • コースにより、食べ放題は80分、飲み放題100分と時間制限があるので、それぞれの時間が来たらラストオーダーを聞きます。
  • コースにより席の利用が2時間30分と制限時間があるので、時間が来たら声かけをして会計をします。
  • お見送りの後、席を片付けてテーブルセッティングをします。

注文は手書きで、たとえば「牛すじあっさりポン酢」であれば「スジポン」、「豚の角煮 味玉付き」であれば「角煮」など、メニューの略称を覚えて伝票に記入します。

ホール業務に慣れると、カクテルや水割り、ソーダ割などドリンクの作り方やレジ業務なども覚えます。

研修は100時間、まず先輩がマンツーマンで指導

同店の研修は100時間で、この期間は研修時給になります(御薗橋本店には研修期間はありません)。

出勤の初日は、30分ほどかけて同店の勤務ルールのほか、ホールの流れや各種メニュー・コースについて説明があります。

その後、ホールの仕事について先輩スタッフがマンツーマンで教えてくれます。同店は、来店があれば「ご新規〇名さまです」と声に出して伝え、それを聞いたスタッフみんなで「いらっしゃいませ」と声を合わせてあいさつをします。そのため、「いらっしゃいませ」「ありがとうございます」といったあいさつの声出しや、食べ放題・飲み放題コースの案内の仕方、注文の取り方などについてロープレをします。ロープレとはロールプレイングのことで、来店者とホール係の役を設定して接客の練習をします。

ロープレを数回繰り返した後はお店に出て、先輩スタッフと一緒に席案内や注文取り、配膳など、一連のホール業務を行います。勤務初日からおおよそ3回の勤務まではマンツーマンで指導してもらえます。その後は、ほかの先輩たちのフォローのもと、仕事をしっかりと覚えていきます。

研修のあいだは「研修中」の名札をつけてホールに出ます。名札を見れば、来店者にもバイト初心者だということがわかります。来店者から質問されて、わからないことがあっても焦らず、「申し訳ございません。確認してまいりますので少々お待ちください」とお詫びして、先輩に聞いて適切に対応しましょう

キッチンの仕事内容と研修について

キッチンの仕事は調理補助

居酒屋「ばちや」のキッチンはサラダ場(板場)、揚げ場、焼き場のポジションに分かれています

まず、フライドポテトや唐揚げなどを担当する揚げ場から担当します。店舗により異なりますが、キッチンがドリンク作りを行う場合は、揚げ場と並行してドリンクの作り方を覚えます。

揚げ場の次は、刺し身やお寿司などを担当するサラダ場、だし巻きや鉄板焼き、ステーキなどを担当する焼き場などを覚えます。

同店は、京都市内にセントラルキッチン(集中調理施設)を運営していて、各種メニューは、ある程度下準備された状態で各店舗に届きます。こういったシステムがあると、注文を受けて仕上げるまでの時間を短縮できるほか、作る人によって味が変わるといった心配がなく、メニュー提供のスピードや料理の質を均一に保つことができます。また、野菜をカットしたり、素材を煮込んだり、一から料理を仕込む必要がないので、調理場の作業を減らすこともできます。

キッチンは調理のほか、食材の在庫管理も行います。チェックシートが用意されているので、補充する食材などにチェックを入れて店長に報告します。

キッチンはホールの仕事も経験

ホールと同じように研修は100時間です(御薗橋本店では研修期間はありません)。バイト初日は、30分ほど勤務ルールやホール・キッチンの仕事について説明を受けます。同店はキッチンであっても、バイトに採用されてから数回の勤務はホールを体験します。メニューの略称を覚えたり、同店のサービスの流れを確認したりする目的がありますが、キッチンの中にいるだけでは来店者がどのように食事を楽しんでいるのかを感じ取ることができません

ホールを経験することで、調理場で料理をするキッチンのバイトも顧客をもてなす大切な仕事であることがわかります。接客を知ってもらうためにも、ホール勤務のシフトが組まれています。

学生バイトの中には、「黙々と作業するのが好き」「人見知りがある」といった理由でキッチンを希望する人もいますが、接客やサービス業にかかわらず、仕事をする上でコミュニケーション力は欠かせません。

同店は、「ばちやのバイトが社会勉強のひとつになれば」と考えていて、仲間と働くことで協調性を高めたり、顧客や先輩に接することであいさつや言葉づかいなど、社会的なマナーを身に付けてほしいと考えています。

大手求人サイトの調査によると、学生がバイトをする理由として「社会人としてのマナーが身に付き、自分の成長につながるから」といった意見が上位を占めています。バイトは、社会勉強ができる場所なので、苦手なことも恐れずにどんどん取り組んでいきましょう。

セントラルキッチンで準備された料理を提供します。

シフト・時給について

勤務は週に2日で1日3時間~、シフトは2週間ごとに提出

居酒屋「ばちや」は週に2日、1日3時間からバイトできます。シフトは2週間ごとで、バイトに入れない日はシフト表に「×」を入れて、バイトができる日は「〇時~〇時」と時間帯を入れます。シフト表は1日~15日分を前月の25日頃に、16日~末日分は同月の10日頃に提出します。

20時以降のシフトもOK

同店の営業時間は、日曜日~木曜日は18時~翌3時、金・土曜日は翌5時までです。開店準備があるので、シフトは17時~翌3時・翌5時の間で組むことができます。

居酒屋のバイトは17時、18時入りが多いですが、同店は営業時間が長いので20時~24時のあいだの入り時間もOKです。たとえば20時~24時、21時・22時~翌3時、23時・24時~翌5時などです。

学生であればサークルやゼミのあとにバイトができます。フリーターであればバイトの掛け持ちも可能です。学業や自分のライフスタイルを大切にしながら、バイト時間を確保できることが同店の魅力でしょう

なお、営業時間、シフトの入り時間は店舗により異なります。高校生は、労働基準法により、いずれの店舗も22時~翌5時のシフトに入ることはできません。

時給は900円~、研修時給は860円~

同店の時給は、店舗により異なります。

店舗時給研修期間の時給
御薗橋本店900円~なし
木屋町店1000円~860円
烏丸今出川店950円~860円
百万遍店950円~860円
関大前店950円~910円
近大前店950円~910円

※研修は100時間です。

交通費は基本的に支給されません。ただし、勤務先以外の店舗に応援に行く場合は、京都市内での移動は1日500円、大阪府内の移動は全額支給されるほか、1日1000円の手当が支給されます。

昇給は各店舗の店長にゆだねられていて、仕事にまじめに取り組めているか、無断欠勤・遅刻がないかなど、バイトの働き方により判断されます。3カ月~6カ月で時給が上がる人もいて、1回の昇給で10円以上アップします

服装・髪型など身だしなみについて

居酒屋「ばちや」ではスタッフ用の制服があります。バイトはポロシャツかTシャツ、黒いパンツ、前掛け(腰から下に巻くエプロン)を貸してもらえます。靴は歩きやすいスニーカーなどを各自で用意します。

髪型は自由で、茶髪など明るい髪色でもOKです。ただし、ロングヘアは、料理の中に毛先が入る場合があるので、後ろでひとつにまとめます。アクセサリーは、ピアスはOKですが、ネックレスと指輪はNGです。また、デコレーションが派手でなければネイルもOKです

同店は髪型や髪色、アクセサリー・ネイルについて厳しいルールを設けていません。というのも、同店は大学に近い店舗もあり、バイトの多くが学生です。社会に出る前の学生時代は、思い思いの髪型や髪色、ファッションを楽しめる時期で、同店ではそういった時間を大切にしたいと考えています。

守らなければならないバイト中のルール3つ

SNS投稿については誓約書の内容を守る

清潔感があれば髪型や髪色はある程度自由にできますが、仕事には誠実さが求められます。

同店では、バイト中の携帯電話の操作は基本的にNGです(緊急の場合などは除きます)。理由は、近年、バイト先で悪ふざけをする様子をSNSに投稿し、ニュースで報道されるなど、大きな問題になっているからです。

モラルに欠けた情報が拡散されると、社会的な信用が損なわれるため、同店ではSNSに投稿する内容についてきちんと指導があり、それを守るための誓約書を交わします。

つまみ食いはNG

ほかに、つまみ食いもNGです。味見をするのはかまいません。しかし、同店はセントラルキッチンがあり、お店で提供するメニューはある程度調理された状態で届きます。作る人によって味が大きく変わる心配がないので、味見をする場面はほとんどありません。

つまみ食いをしなくても、同店にはまかないがあり、おかわり自由でお腹いっぱい食べることができます。「これぐらいは…」といった軽い気持ちでも、つまみ食いを何度も繰り返すと在庫数に影響します。また、たとえば唐揚げは一皿5個と決まっていた場合、一個つまんで4個盛りで提供してしまうなど、顧客サービスの質にもかかわってくるため、つまみ食いは認められていません。

時間はきちんと守る

最後に時間です。たとえ数分であっても、バイトに遅れる場合はきちんと連絡をしましょう。時間を守るのは、どんなバイト先でも求められる約束事のひとつです。
バイトの中には一人暮らしの人もいるので、無断で遅刻したり欠勤したりすると「事故に遭ったのでは?」「体調を崩して寝込んでいるのでは?」と心配にもなります。

上に書いたことは難しいことではないので、一緒に働く仲間と日々、心がけていきましょう。

まかない・社割制度について

まかないはおかわり自由で食べ放題

居酒屋「ばちや」まかないを用意していて、おかわりやメニューのリクエストができます。

カレーやシチューなど、キッチンの人がまかない用に仕込んでいる食事以外に、唐揚げやサラダなど、自分が食べたいメニューを用意してもらえます。同店が提供しているサービスと同様、まかないも食べ放題ですが、自分が食べきれる量でお願いをするようにしましょう。

まかないは、シフトが3時間でもOKで、バイトを上がってから空いている客席(個室)でいただきます。まかないを食べるときは、制服の上からシャツやカーディガンなどを羽織り、制服のまま客席に座らないようにします。まかないを食べた後は、食器を洗って片付けるのがルールです。

入り時間が22時や23時の場合は早めに来て、制服に着替えてから、バイトをする前に食事することができます。遅い時間からバイトに入る人は、翌3時・翌5時と閉店時間まで働く人がほとんどなので、店を閉めた後にも、まかないを食べることができます。

社割制度で同店の単品メニューが20%か50%オフに

同店では、まかないのほか社割制度も用意しています。同店のバイトが友達と来店した場合は会計が20%オフ、バイト同士、バイトの家族と来店した場合は50%オフになります(食事、飲み物ともにコース利用は不可。単品メニューに限ります)。

同店では、福利厚生のひとつとしてレクリエーションの実施にも力を入れています。全店合同のレクリエーションは年に一回、店舗ごとに行う親睦会は夏と冬に年2回開催しています。

全店合同のレクリエーションは、琵琶湖などの宿泊施設で毎年夏に行われます。スケジュールは1泊2日か2泊3日で、運動会やバーベキュー大会などが催されます。参加時間は自由で、朝から夕方まで遊んで日帰りする人、夕方から来て翌日に帰る人などさまざまです。

ばちやでは店舗ごとに親睦会を行っています。

まとめ

居酒屋「ばちや」は、食べ放題・飲み放題コースを提供しているため、グループの利用が多いのが特徴です。

いずれの店舗も忙しいので、スタッフみんなで力を合わせてお店を切り盛りしています。そのため、バイトにはほかのスタッフと一緒に協力して働く協調性のほか、ワイワイとにぎやかに食事を楽しむ大勢の来店者に負けないくらいの元気も求められます。

同店は、毎日がんばっているスタッフのためにまかないを食べ放題にしています。また、全店合同でレクリエーションに出かけたり、お店ごとに親睦会を開いたり、スタッフの交流の場も設けています。

店の雰囲気は、そこで働いている人たちが作り上げるものなどで、同店では社員やバイトがやりがいを持って仕事に取り組み、働くことに喜びが感じられるような店づくりを心がけています。

今回取材した川上さんによると、大学生のバイトの中には、高校時代と違って大学は学生の数が多いうえ、講義のスケジュールは自分で組むなど個人行動が中心なので、友達を作るのに苦労した人もいるそうです。

寂しさもあり同店でバイトを始めたところ、同世代の仲間ができて、学生生活を充実させていると言います。

卒業する頃には「ばちやでバイトをして良かった」と言えるように、先輩たちがフォローしてくれるので、初めてのバイト先として選んでみてはいかがでしょう。

株式会社マルクス
本社: 京都府京都市中京区聚楽廻西町112
店舗数: 8店舗(2018年4月時点)

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