履歴書職歴はパート勤務を全部書いたほうが良い?書き方のコツと注意点
パートに応募するときに大事になるのは履歴書です。少しだけパート勤務をしたような会社でも、職歴欄で正直に「入社」と書いても良いのでしょうか。
パート勤務でも「入社」と記載してOK
職歴欄を見れば、本人のたどってきた職の足跡が一目でわかりますから、一番大事な部分になります。ですから、ウソをついてはいけません。
よく、自分で勝手にこの会社は書かない方が…と判断してカットする方もいますが、それは間違いです。学校を卒業すれば、通常はアルバイト、パート、契約社員、正社員など、何らかの勤務をした経歴があっても不思議ではありませんから、一通り書き出しておきましょう。
また、どこにも勤めていない期間があったとしても、面接の時に聞かれるだけですから、何の悪いことでもありません。聞かれたら正直に理由を答えれば良いのです。
また、数ヵ月のような短期のパートだとしても、働いたことには違いありませんから、それぞれ「入社」と「退職」を書きましょう。
勤務した会社が多い場合は別紙にまとめる
全部書き出すとなると、多くの会社で勤務した経験があると、履歴書の枠内で書ききれない場合もあるでしょう。そういう場合には、別紙に分けて職歴の一覧を書き出して問題ありません。履歴書には「別紙参照」と記載しておけば大丈夫です。
一つのパートで長く務めた経験があったり、正社員の経験がある場合は「職務経歴書」としてまとめて、どういう会社でどういう仕事をしてきたのか等を詳しく書いても良いでしょう。応募先に関係のある業種や職種での経験があれば、選考の際にも担当者がしっかりチェックするところになるでしょう。
短期のパートを複数していた場合には、一つにまとめて、いついつからいついつまでは主に短期のパートで約10社に勤務、など記載する形でも構いません。面接の担当者も基本的には長く勤務していた経験について話を聞きたいと思っていますので、1日で終わる短期パートはまとめてしまっても問題ありません。
学校や病院のパート歴は「入社」とは書かない
一般企業では「入社」という書き方でまず問題ありませんが、「社」というのは会社を表す言葉なので、「学校」や「病院」「役所」などでパートをしていた場合は「入社」とは書かないものです。
ですから、学校や病院、役所では「職員として働く」という考え方になりますので「入職」と書くことになります。学校なので「入学」、病院なので「入院」というわけではありません。他には「勤務」という書き方もあります。他に、銀行の場合や「入行」または「入職」と書きます。
「入社」と書くと不利になり、絶対に不採用になるというわけではありませんが、こういった書き分けがしっかりできていると、細かく見ている担当者に好印象を与えることができます。
パート経験も十分なアピール材料になる
以前のパート勤務も今回応募する会社の職種と同じだとしたら、十分に経験をアピールできる職歴になります。
少しでも経験している場合は、即戦力として期待されることもありますので、職歴欄に記載することは有利になる可能性も考えられるでしょう。ぜひ、数ヵ月の勤務だとしても積極的に書くことをおすすめします。
志望動機でアピールするには?
職歴欄以外に企業の担当者がよく見るのはやはり志望動機。ここで主婦ならではの書き方を工夫すれば採用されやすくなるでしょう。
主婦歓迎の求人募集企業であれば、パート応募者の履歴書は見慣れている可能性が高いです。職歴欄もきちんと見てもらいやすいでしょう。