パート履歴書の「本人希望記入欄」の正しい書き方、主婦ならではのこと
履歴書の最後に出てくる「本人希望記入欄」パートとして働くうえでの条件を書く場所ですが、意外と難しく何を書いてよいのかがわからない箇所でもあるでしょう。
空欄のままにするのは良くないですし、書き方次第で方向を誤る可能性がありますから、正しい書き方で履歴書を締めくくりたいものです。そもそもパート応募時の「本人希望記入欄」とは何か、企業が何を知りたいと思っているのかを考えてみると、正しい理解に添った書き方ができることでしょう。
本人希望記入欄は自分の意志を企業に伝える目的がある
「本人希望記入欄」とは何かを考えてみると、自分の意要望、希望、意思を企業に伝える目的があります。しかし、採用される側が何でも好き勝手な希望を書けるわけではありませんので、そこを勘違いしないようにしましょう。
では、どんなことを書けばよいのかというと、もし、勤務時間の選択があれば希望する時間、職種や職場の選択があれば希望する職種や職場など、あくまでも「企業の条件内での選択や希望」を書くことになります。
あまり細かい希望を書き込みすぎてもマイナスイメージで、かえって「融通が利かないタイプ」だと思われる可能性もありますから、注意しましょう。
もし、特に希望がなくて書くことがなかったとしても、「特になし」「特にありません」はNGです。その場合でも、「貴社の規定に従います」というひと言を書くようにしましょう。
本人希望記入欄のダメな書き方・NG例
本人希望記入欄は、自分の意識しっかり企業側に伝えることが大切です。ただし、一方的にこちらの主張だけを書いてしまうのはNGです。ここでは本人希望記入欄のNG例を挙げてみます。
認められていない通勤方法を希望する
基本的に、企業への通勤はバスや電車などの公共機関、徒歩や自転車ということになります。万が一の事故対応も困りますので、例外を認めることはないでしょう。
シフト応相談ではない仕事で特定の時間帯を希望する
最初から短い勤務時間で応相談なら話は別ですが、応相談がない場合は絶対的に勤務時間の変更は望まないということですから、理由はどうであれ、始めから合わない方の採用はないでしょう。
希望すべき情報を何も書いていない
- シフトの時間を選択せず空欄…………どの時間に勤務できるのかがわからない
- 仕事や職種の選択をせず空欄…………どの仕事(職種)を希望するのかわからない
書くべき情報(希望)を何も書いてないと、選考にも支障が出てしまいます。
本人希望記入欄のダメな書き方を良い理由に変える書き方・例文
パートですから、主婦ならではの時間制限や事情があることは企業側でも重々承知しているはずですが、それでも、条件に合いそうな人材が欲しいというのが本音でしょう。企業は、どのような意識で勤務をしてくれそうかを見ています。
例えば、求人の勤務時間が「月曜~金曜の9時~17時、応相談」だったとしても、できればフルの時間帯で働ける方を募集しているわけです。それにもかかわらず、「本人希望記入欄」に自分の都合だけのことを書けばNGで、書類選考からはずされるでしょう。しかも、同じことを書くのにも、良い印象を与える書き方があるのです。
NG例
これは自分の希望のみを記載しているものになっています。
OK例
シフト勤務希望は、週に何日勤務ができて、勤務ができない曜日や時間はあるのかを書きます。また希望だけを伝えるのはNG。「子どもの幼稚園の送り迎えがある」「家庭の事情で朝の勤務が難しい」など理由をしっかり書くことで、採用担当者が納得をして希望を聞き入れてくれるでしょう。同じ内容でも、お願いする姿勢あるかどうかが感じ取れるのではないでしょうか。
まとめ
履歴書の本人希望記入欄は働くうえでの条件を書く場所ですが、ただ一方的に条件のみを記載するでのはなく、理由をつけて書くことで企業側に納得してもらいやすくなります。
まちがっても空白のままにしてしまうのはNG。何も記載がないと、見逃しているのか、意思がないのかのどちらかだと判断されますから、選択肢がある場合は、必ず記載することは必須です。
少しでも書類選考に通過する可能性を高めたいなら、ぜひ「本人希望記入欄」を正しく活用してください。
シフト自由のパート求人なら、子どもの送り迎えなどで働く時間が制限がある場合でも、希望が叶えやすい職場と言えるでしょう。