にじいろ保育園のバイト・求人を徹底調査!どんな園?面接や仕事内容など
こんにちは、マイベストジョブ事務局です。東京都、神奈川県を中心に「ライクキッズ」が運営している「にじいろ保育園」のアルバイト・パートの面接、仕事内容について人事部の水口さんに話を聞きました。
この記事の目次
にじいろ保育園について
学習塾としてスタート、保育事業として25年の実績
1989年に学習塾としてスタートした「ライクキッズ」は、生徒の保護者から「バイリンガルのベビーシッターを紹介してほしい」といった声が寄せられたことからベビーシッター事業を立ち上げ、これを機に子育て支援サービスの充実を目指すべく、1991年に保育事業へと転換しました。
保育事業を立ち上げた当初は、民間企業の認可保育園の運営に規制があったため、企業や病院、大学といった事業所内の保育ルームの受託運営が中心で「事業所内保育サービス」については25年あまりの実績を誇ります。現在では、認可保育園・認証保育所(東京都)「にじいろ保育園」や学童クラブ・児童館「にじいろ学童クラブ」の運営を行うなど「公的保育サービス」も事業の軸になっています。
認可・認証保育園など300施設以上を運営
現在、ライクキッズでは認可保育園や東京都認証保育所、小規模保育ルームなどの保育園を運営するほか、企業内、介護福祉施設内、大学内など事業所内保育ルームも運営しています。
また、病院や介護福祉施設など夜間勤務がある事業所内では夜間保育サービス、病児保育なども行っています。
ライクキッズでは、300カ所以上の子育て支援施設を運営しているため、自分の経験や保育への思いなどに合わせて施設を選ぶことができます。
にじいろ保育園の職場の雰囲気は?
現在、にじいろ保育園をはじめライクキッズの施設ではアルバイト約2100人、正社員は2200人が勤務しています。
20代~60代の幅広い世代の保育士が在籍
年齢層については、20代が多い、または30代が多いなど年代に偏りがなく、20代~60代と幅広い世代の人が保育に携わっています。経験豊富な先輩保育士から新人保育士へアドバイスが行われたり、若い世代の発想力や行動力に刺激されたり、さまざまな年代の人が在籍することで保育に深みを持たせています。
エリア担当のSV(スーパーバイザー)が保育士の不安や悩みの相談役に
にじいろ保育園も含めライクキッズが運営する保育園では保育士の業務上の不安や保育の悩み、勤務における要望などについて定期的に面談を行い相談できる環境を整えています。
保育士は、子どもと保護者、職場の同僚など、多くの人と信頼関係を結び、深くかかわりあいながら行う仕事です。そのため、摩擦も多く人間関係で悩みやストレスを抱える人が少なくありません。同じ園の人には話しづらいナイーブな内容について相談できる環境が用意されているのも、保育士にとっては心強いと言えるでしょう。
保育士の持ち帰り業務は禁止
保護者・地域の人たちとともに家庭的なぬくもりの中で、子どもを「のびやかに育てる」保育園づくり目指す「にじいろ保育園」は、子どもたちの保育環境を充実させるため、朝のお迎えや夕方のお見送りの時間帯に保育士の数を増やすほか、預かりの時間帯も法律で定められている保育士の配置基準を上回る人員配置に努めています。
こういった人員配置を行う背景には、質の高い保育を目指していることも理由としてありますが、保育士ひとりひとりの業務負担を軽減する目的もあります。アルバイトはもちろん、正社員であっても残業は月に10時間以内とされていて、保育の指導計画書や保護者へのお便りの作成、園の行事に使う装飾物の準備といった業務の「持ち帰り」は原則禁止されています。
面接内容について
子どもをあずかる保育に携わるにじいろ保育園では採用をどのようにすすめていくのかを聞きました。
資格を持っていれば未経験者でも応募可能
求職者は、まずWEBサイトの応募フォームや電話などから応募します。応募後、採用担当者と面接日の調整を行い、日程を決めます。面接当日は履歴書と保育士の資格証を持参し面接を経て採否が決定されます。
アルバイトであっても、求人対象は保育士資格を持つ人ですが、違う仕事をしていた人で保育士資格を取得し、初めて保育の仕事に就くといった未経験者の応募も可能です。
シフトの調整がすすめば採用もスムーズに
面接は、各エリアの保育園を管理するSV(スーパーバイザー)と応募する園の園長が担当し、志望動機や経歴について質問があるほか、勤務できる曜日や時間帯などシフトについて確認があります。
志望動機については「家庭と両立しながら保育の仕事に携わりたい」「自分の子育ても落ち着いたため、もう一度保育士として働きたい」など、「アルバイトは時間の自由がきくから」、あるいは「まずはアルバイトから保育現場に復帰したい」といった声が多いようです。
アルバイトだけでなく、正社員を求めている園も多いため、ゆくゆくは正社員として働く意志がある場合は面接の際に伝えておくと、保育に臨む姿勢や勤務状況から将来的には正社員へと登用されるケースもあります。
シフトの確認は、園側が求める曜日や時間帯と応募者の働きたいスケジュールを調整するために行われます。条件が合えばスムーズに採用へとつながるため、園の求めるシフトに柔軟に対応するのが良いでしょう。
面接当日は積極的に施設内見学を
面接の日は、保育理念や施設概要が書かれた資料が渡され、園内を見学します。
園の様子を見ることで、今後どのような場所で子どもたちにどんなふうにかかわっていくのか、働いている先生たちはどういった雰囲気なのかといったことをリアルに感じることができます。この機会に積極的に現場のこと、保護者に対する応対についてなど聞くことをお勧めします。
実際に自分が働くことをイメージしやすくなるため、面接の時点で不明点や疑問点について質問できるのがメリットで、勤務開始後に生じるギャップの軽減にもつながっています。
保育士の仕事内容について
仕事内容については、アルバイトと正社員の差はほとんどなく、子どもの月齢や年齢に応じて食事やお昼寝、おむつ替えや歯磨き、トイレのサポート・ケアを行ったり、お散歩や絵本の読み聞かせ、リズム体操といったプログラムのもと保育にあたります。
にじいろ保育園の一日(例)
時間帯 | 業務内容 |
---|---|
朝 | 園庭や園内にケガの原因になるようなものが落ちていないかチェックしたり、園内の空気を入れ替えたり、子どもたちを迎える準備を行います。そして登園してくる子どもたちを迎え入れます。 |
午前 | 朝の挨拶を済ませた後は自由遊びの時間で、子どもたちと遊んだり見守りを行うほか、野外活動の準備を行います。 昼食の前に植物栽培や生き物飼育といった野外活動を行います。屋外活動ができない場合は絵本の読み聞かせやボール遊び、リズム体操、お絵かきなど室内でのプログラムを実施します。 |
昼 | 授乳や昼食の時間で食事のサポートや見守りを行います。 |
午後 | 着替えを済ませ、お昼寝をします。 お昼寝のあとはおやつの時間、そのあと午後のプログラムを実施します。 |
夕方 | 子どもたちのお見送りのほか、延長保育の子どもの自由遊びや夕食などのサポート、見守りを行います。 |
夜 | 延長保育の子どもたちのお見送りをします。 子どもたちが全員降園したら、園内の片付けや戸締りなどを行います。 |
一年を通じて行事の運営サポートも
年中行事として4月には入園式や春の遠足、7月には七夕祭り、10月には運動会、12月にはクリスマス会、3月にはひなまつりやお別れ会などが催され、これらイベントの準備や運営のサポートを行います。
アルバイトに採用されると勤務の前にオリエンテーションを受け、にじいろ保育園の保育の流れを学べるほか、先輩保育士のサポートのもと実務に就くことができるので、ブランクがある人も未経験の人もスムーズに保育になじむことができます。
アルバイトの時給・シフトについて
保育士のアルバイトの時給は910円~1220円ですが、勤務する園や勤務時間により時給は異なります。通勤手当(交通費)は月に5万円まで支給されます。
アルバイトは月~土曜日のうち週に2日~5日、1日4時間~8時間程度の勤務が求められます。
募集要項の記載例
勤務日 | 勤務時間 | シフト(例) |
---|---|---|
例1)月曜日~土曜日 (週5日程度勤務) | 8:30~20:30 (うち1日4~8時間程度) | 早番(8:30~12:00) 中番(9:00~13:00) 遅番(15:00~20:00) |
例2)月曜日~土曜日 (週5日程度勤務) | 7:00~20:00 (うち1日4時間程度) | 早番(7:00~11:00) 遅番(16:00~20:00) |
上記のように各園の募集要項に勤務曜日・時間などが記載されています。面接時にシフトについてヒアリングがあり調整を行いますが、確認のうえ応募しましょう。
シフトの提出は、たとえば毎月25日までに翌月1カ月分を提出するなど、各施設により申請ルールが定められています。そのルールにもとづいて、シフトの提出を行います。
にじいろ保育園では昼食など勤務時の食事を、希望者に1食250円で園から提供されます(給与から天引き)。
保育士等の有資格者が対象、一部例外も
「にじいろ保育園」はアルバイトでも保育士の資格が必要です。看護師・栄養士・調理師といった有資格者も常駐していて、資格があればアルバイトで働くことができます。
看護師は子どもの健康管理のほか保育補助を行います。
栄養士は、保護者より提出された食物アレルギーの申請内容にそって調理師とともに子どもたちの食事づくりを行います。また、栄養士や調理師は昼食を子どもたちとともにし、残さず食べているか、またおいしくいただけているかなど食事の様子を観察・確認します。
また、「にじいろ学童クラブ」といった学童クラブ・児童館の指導員もアルバイト勤務が可能で、保育士や教員免許(幼稚園・小学校・中学校・高等学校)、社会福祉士の資格を持つ人だけでなく、資格がない人も指導員として勤務可能です。
まとめ
保育士不足が長く社会問題として取り上げられるなか、今後も保育士の需要は拡大していくと考えられます。
しかし、保育士の資格を取得しても実習の時点で士気が下がり学校卒業後は別の業界に就職をする、保育士になっても人間関係に疲れたり、業務量が多くて体力が続かなくなったり、将来のキャリアに不安をおぼえるといった理由で離職する保育士は少なくありません。
保育士が長く働ける環境づくりを行うにじいろ保育園では、エリア管理を行うSV(スーパーバイザー)が保育士の相談役としてサポートにあたるほか、万が一、人間関係に不安を持ったとしても運営する施設数が多いため職場を変えることも可能です。また残業は月に10時間まで、持ち帰り業務の原則禁止など保育士の業務負担の軽減にも努めています。
キャリアパスについては、アルバイトから正社員、正社員から主任・施設長へと保育の現場でステップアップしたり、施設の運営管理や保育サービスの企画・提案といった本社のサポート部門へのキャリアチェンジも可能です。
保育の世界は資格があれば何歳からでも仕事ができる、またブランクがあっても復帰できる職業のひとつです。保育士として復帰することにもし迷いがあるのなら、まずはアルバイトから再スタートを切ってみるのはいかがでしょう。