ロビー(旧ライフェクス)のバイト・求人を徹底調査!家事代行の仕事内容って?
こんにちは、マイベストジョブ事務局です。今回は、東京都を中心に家事代行サービスを展開する「ロビー(旧ライフェクス)」の仕事内容や時給、評判などについて同社の藤田さんに取材しました。
この記事の目次
家事代行サービスのロビー(旧ライフェクスについて)
「ロビー(旧ライフェクス)」は、掃除や洗濯など個人宅の家事代行サービスを行う会社で、2005年に設立されました。
同社のニーズは20代~80代と幅広く、中でも30代~50代の共働きや単身世帯、70代~80代のシニア層まで幅広く利用しています。
同社の専任サービススタッフが週に1回、あるいは2回など定期的に依頼主の自宅を訪問し、掃除、洗濯、料理といった家事を行うほか、ペットの世話や子どもの送迎など顧客のリクエストに応じたオーダーメイドのサービスプランを提供しています。
また、同社は富裕層に向けた質の高いサービスを提供にしているのが特徴で、家事サービスを通じて快適な住空間と有意義な時間の創出を目指しています。
家事サービスを利用する人、またサービスに携わるスタッフの満足度を高め、新しいライフスタイルとワークスタイルを提案していきたいと考えるロビー(旧ライフェクス)について紹介します。
応募資格と面接までの流れについて
面接・研修を経てお仕事登録
ロビー(旧ライフェクス)で家事サービスを行うサービススタッフは登録制で、面接・研修を経て登録を行います。募集対象は、主婦など家事経験がある人で学生と未成年の方は不可です。
求人サイトなどの専用フォームから応募
→同社の採用担当から電話連絡(詳細のヒアリング)
→面接
→研修(※)
→採用者はサービススタッフとして登録
→仕事スタート
※研修は面接と別の日に行われますが、選考の一環として行われるため、時給や交通費は発生しません。
電話受付時は基本条件等について確認
求人サイトなどに応募すると、同社のサービススタッフから電話連絡があり確認が行われます。時間は5~10分程度で「応募者の住所や最寄り駅の確認」「通勤時間についての説明」「勤務希望日と時間の確認」「勤務体制についての説明」などが行われます。
交通アクセスや通勤時間について確認や説明があるのは、同社は関東全域の広範囲で依頼を受けていて、その中からなるべく通いやすい場所を紹介する参考にさせて頂く為です。仕事先はサービススタッフの自宅から最大でも1時間以内としています。就業場所に関しては、登録後の仕事紹介の際、ご相談の上、決めさせて頂くので安心してください。
固定シフトで長期継続勤務が基本
同社が提供しているのは週に1回2時間以上の定期サービスで、「〇月〇日のみ、A宅の掃除と洗濯を行う」「〇月の1ヶ月間のみ、B宅の掃除と片付けを行う」など単発、短期の依頼はありません。
そのため、サービススタッフは、自分が担当する依頼主の自宅に毎週決まった曜日・時間に訪問します(依頼主の予定により、日程が変更する場合はあります)。
アルバイトやパートでは、週ごと、あるいは月ごとにスケジュールを提出し、自分の希望日でシフトを組めるところが多いですが同社は固定制です。また、依頼主のサービス利用期間も長期にわたるため、長く継続して働ける事が採用条件となっています。固定シフト、長期勤務についても対応できるかどうか電話の時点で確認があります。
面接と研修について
電話でのヒアリング後は本社や支店で面接
電話にて詳細を確認後、ロビー(旧ライフェクス)の東京本社(東京都新宿区)、横浜支店(神奈川県横浜市)、千葉支店(千葉県千葉市)、大阪支店(大阪府大阪市)の各支店で行われる面接に進みます。当日は、履歴書(写真付き)と免許証などの身分証明書が必要です。
面接は、同社の担当者と応募者1対1で行われ時間は1時間ほどかかります。面接では志望動機や経歴、掃除や洗濯、片付け、料理など家事経験についてヒアリングがある他、ざっくばらんにお話をさせて頂く中で、応募者の人柄などを確認させて頂きます。
家事に関する質問は、難しく考える必要はありません。普段から家庭で実践している内容で問題ありません。
自分で考案した掃除グッズやおすすめの洗剤、料理の失敗談など、自分ならではの家事術やエピソードを話すことで、応募者がきちんと家事をしていることが面接担当者に伝わります。また、家事に対する思いなども感じ取ってもらえます。
実際の掃除を想定した「実地研修」とサービス内容を学ぶ「座学研修」を実施
面接に合格すると研修に進みます。研修は、同社の研修施設で行われます。※関東地区のみ住居で実地。
研修日のスケジュール(10時~18時、1時間休憩あり)
- 実地研修 10時~13時30分
住居ではリビング、キッチン、バスルーム、トイレ等の水回りを実際に掃除します。 - 1時間の休憩と移動をはさみ、午後からは東京都新宿区にある本社でサービス研修を受けます。
- 座学研修 15時頃~18時同社の企業理念やサービスのコンセプト、就業ルール、給与体系などについて説明があります。
また、身体介護やベビーシッター、運転代行や高所での作業、重量物の運搬など、同社では対応していないサービス内容についても学びます。 - 最後に、教育担当者から簡単な質問があり、それに答えながら研修内容の振り返りを行います。
研修では時間配分や効率の良い作業手順などを確認
家事サービスでは時間内に作業を終えることが大切なので、研修では時間配分を意識した効率的な作業方法を学びます。
慣れていない家研修(お客様宅)で作業するため最初は自宅よりも作業効率が悪くなり、自宅と間取や各空間の広さも違うために作業時間がかかってしまう、という人がほとんどです。
掃除が上手でも、時間配分がうまくいかない人が多いため、実地研修では、何に時間がかかったのか振り返りがあり、どういった手順で行えばスピードアップができるかなど、改善点をきちんと教えてもらえます。そのため、実際にお客様宅でサービスをする際には、時間配分や作業効率を意識して取り組むことができます。
言葉づかいやマナーなど依頼主に失礼のない人柄もチェックポイント
面接・研修は、同社の評価基準にそって行われ、チェック内容は100項目以上あります。採用の目は厳しいですが、「お客さまから信頼される人柄を備えているかどうか」が最も重視されるポイントです。家事のスキルのほか、表情や言葉づかい、立ち居振る舞いなどにも気を配りましょう。
仕事内容について
ロビー(旧ライフェクス)の家事代行サービスとは
ロビー(旧ライフェクス)の家事代行サービスとは、「忙しく家事ができない・・・」、「家事が苦手で・・・」というお客様宅に訪問し、忙しいお客様にかわって掃除・洗濯、料理等の日常家事をします。基本的にその家で使われている掃除・料理道具を用いて作業します。
例えばエアコンや換気扇などを分解して洗浄したり、フローリングを磨いてワックス処理を行ったり、専門の道具や洗剤を使って作業するのはハウスクリーニングと呼ばれるサービスです。ロビー(旧ライフェクス)で提供しているサービスとの違いを覚えておきましょう。
ロビー(旧ライフェクス)で提供しているのは日常的な家事を代行するサービスで、週に1回、あるいは2回など依頼主の家に定期的に訪れて作業します。
掃除や洗濯、買い物、料理のほか、クローゼットの整理、ペットの世話なども
家事サービス概要
1回2時間~、週に1回~のサービスです。依頼主の希望により1回2時間、3時間、4時間、また週に1回、2回、3回といった利用もあります。
掃除・片付け(お風呂、洗面所、トイレ、キッチン、リビングダイニング、ベッドルームなど)・洗濯(洗濯・乾燥、洗濯物畳み、アイロンがけ、ベッドメークなど)・買い物・料理(買い物、料理、後片付け、食器洗いなど)
衣替え・クローゼットの整理、庭・ベランダ掃除、ペットの世話、子供の送迎、通院の付き添い、クリーニングの引き渡し・受け取り、宅配便の引き渡し・受け取りなど
重い荷物の運搬、高所作業など危険を伴う作業。
身体介護、ベビーシッター業務、空調などの分解洗浄、運転代行といった専門的な作業。
掃除、洗濯、料理などいずれのサービスも依頼主の自宅にある道具(掃除機や洗剤、包丁、まな板など)を使って行いますが、サービススタッフには同社からエプロンやぞうきんなど、作業に必要な備品が貸与されます。
仕事の流れ、注意点について
コーディネーターが依頼主の要望に合わせてサービススタッフをマッチング
サービススタッフへの仕事紹介は、ロビー(旧ライフェクス)のコーディネーターが依頼主のリクエストや居住エリア、家族構成、年齢などを考慮してマッチングします。
例えば、ペットを飼っている依頼者であれば動物が好きな人、料理の依頼がある場合は料理が得意な人、依頼者が高齢であれば話題が合うようにある程度、年齢を重ねた人といったイメージです。
仕事紹介から勤務スタートまで
まずコーディネーターから仕事先となる依頼者の概要やサービス内容などについて連絡があります。通勤ルートをチェックするほか、時間内に作業が進められるようにプランに合わせて自宅で掃除や洗濯などのシミュレーションをしておきましょう。
初日は依頼者の自宅へコーディネーターとサービススタッフで訪問し、打ち合わせとプランの提案、初回お試しサービスを実施します。
お試しサービスの後は、コーディネーターが依頼者の要望に合わせてサービスプランをカスタマイズしたり、サービススタッフとの相性を確認したり、内容が確定すると専任スタッフとしてレギュラーサービスがスタートします。
あるサービススタッフのスケジュール
サービススタッフの1日の流れを、1日2件のシフトを例に紹介します。
- 9時
自宅出発。電車で出勤。 - 9時50分
A様宅到着。
まず、挨拶をしてその日のサービスプランを確認。エプロンを付けて仕事開始。 - 10時~12時
A様宅で祖維持と片付けのサービス。キッチン、バスルーム、洗面所、トイレの水回りとリビングダイニング、寝室を掃除、お客様に作業終了をお伝えして、月次報告書にサインをもらい帰りの挨拶をして退出。→休憩と電車移動。 - 13時50分
B様宅到着。
ご不在中のサービス依頼のため、お預かりしているスペアキーで入室。エプロンを付けて作業開始。 - 14時~17時
B様宅で掃除と洗濯。キッチン、バスルーム、洗面所、トイレの掃除と洗濯、アイロンがけ、ベッドメイクをして終了。連絡ノートに作業報告を記入して鍵をかけて退出。 - 17時
帰宅。
提供していないサービスをお願いされたときの注意点
なお、サービススタッフへの信頼が増すとお願いごとをされる場面も出てきます。
例えば、「銀行からお金を引き出してきてほしい、振り込みをしてほしい」といった内容です。スタッフを信頼しているからこそではありますが、トラブルの元になるので対応していません。
また、高齢者の入浴サポートなど介護や介助につながる作業は専門的な知識や技術が必要で、思わぬ事故につながる可能性があります。
依頼主のお願いを断るのは心苦しいですが、何か問題が起きると依頼主もスタッフもつらい思いをします。そのため、同社が提供しているサービス以外は、きちんとお断りをするのもサービススタッフの要件となります。
同社のコーディネーターは、サービス状況を確認するなど依頼主と常にコミュニケーションを取っていて、問題点や改善点などはサービススタッフにフィードバックしてくれます。また、サービススタッフのフォローも行っているので、気になることはその都度コーディネーターに報告・相談しましょう。
シフトと時給について
時給は首都圏1300円~、それ以外は1100円~
ロビー(旧ライフェクス)のサービススタッフの時給
勤務地 | 時給 |
---|---|
首都圏 | 1300円~ 試用期間:1100円(20時間) |
そのほかのエリア | 1100円~ 試用期間:1000円(20時間) |
昇給は稼働時間に応じて必ず、昇給します。首都圏で1500円、そのほかのエリアで1300円まで時給アップを目指すことができます。
交通費は顧客間移動も含め、全額支給されます(依頼主の居住エリアなどにより、マイカー通勤ができる場合もあります)。
シフトは週に1日、2時間から
同社のサービススタッフのパートは、週に1日、1日2時間~です。
同社のサービス利用は単発や短期ではなく、定期的に実地するサービスのためシフトは完全固定制になります。
また依頼主との信頼関係がサービスの要になるため、同社では専任制を取り入れていて、一人の依頼主を同じサービススタッフが専任で担当します。そのため、「〇月〇日に訪問できない」となった場合、ほかのサービススタッフが代わりを務めるのではなく、出きれば別の日を代替日として用意し、依頼主と訪問日の調整を行います。
日頃から体調管理に努めるなど「○○宅のサービスを受け持つのは私」と、専任担当としての自覚を持ち、勤務スケジュールを守るようにしましょう。やむを得ない理由で休む場合は、顧客、コーディネーターへの連絡は必須です。
サービススタッフの評判、雰囲気について
サービススタッフは40代後半~50代前半が多数
ロビー(旧ライフェクス)に登録しているサービススタッフの年齢は20代~60代です。年齢層は幅広いですが、中でも、子どもが成長して手がかからなくなり、自分の時間を持てるようになった40代後半~50代前半のサービススタッフが多く在籍しています(2018年)。
こういった世代は主婦歴が長く、掃除や洗濯、料理など家事にたけているため、同社も主力として考えています。
また、同社のサービスを利用するのは、共働きで忙しい子育て世代や日々の家事を負担に感じるシニア層が多いので、子育てや家事に十分な経験があり、落ち着いた雰囲気の人にお願いすることが安心感につながっているようです。
ダブルワーク、またブランク後の復帰として選ぶ人も
サービススタッフは固定シフトで、勤務スケジュールに大きな変化がないため、ダブルワークをしている人、また自分の時間を大切にしている人も少なくありません。
実際、応募動機として「掃除や洗濯など、家の片付けが大好き」といった理由のほかに、「固定シフトで週に1日、1日2時間からシフトが組めるので、これまで続けてきたパートと掛け持ちができる」「趣味の時間、家庭の時間を確保しながら仕事ができる」といった声があり、ほかの仕事やプライベートとバランスを取って働いている人がいます。
また、「子育てが一段落ついたので外で働きたい。でも、キャリアやスキルがあるわけではないので不安」といったコメントもあります。
同社のサービススタッフとして働く上では、主婦業に専念してきた月日がキャリアであり、家族のために家事をこなしてきたことが一つのスキルとして評価されます。それゆえ、「家庭に入ってからの期間が長くブランクがある」といった人も活躍できる仕事と言えるでしょう。
まとめ
家事サービスは、家庭で行う日常的な掃除や洗濯などを仕事にする働き方です。作業をするのは自宅ではなく依頼主の家で、そこが仕事場になります。家庭の延長ではないので、ロビー(旧ライフェクス)のサービススタッフとしてのプロ意識と責任感を持つことが大切です。
今回、取材をした藤田さんは「お客さまのプライベートな空間にお邪魔させていただくので、どんなに親しくなってもほどよい緊張感を忘れないでほしいと思います。常に礼儀を心得て誠実に仕事をしていると、自然に良い結果として表れます。シンプルですが、『いつもありがとう』とお客さまから直接声をかけていただけるのは大きなやりがいで、仕事への意欲につながります。自分の家族はあまり言ってくれないので、本当にうれしい言葉ですよね」と藤田さんは話します。
藤田さんによると、訪問し始めた頃は小さい赤ちゃんだったお子様が小学校に入学されたり、一緒に成長を見守り続けるなど、家族の一員のようなサービススタッフもいるそうです。
家族のことを思い、家を守ってきた主婦の素養が存分に生かせるのが家事サービスのサービススタッフです。家事が好きというほかに、誰かの役に立てることを喜びにできる人におすすめの仕事です。