大阪から多店舗展開の居酒屋『おくまん』を分析!バイト求人を徹底調査
こんにちは、マイベストジョブ事務局の三浦です。今回は株式会社こうむらの人事・採用担当者である山田様に同社が運営する居酒屋『おくまん』のアルバイト求人についてお伺いしました。
この記事の目次
おくまんは海鮮・創作料理・焼き鳥の3業態で展開
おくまんの業態は3種類あります。それぞれの業態を簡単に説明します。
新鮮な魚を全国の漁港から仕入れ、低価格で提供する賑やかな大衆海鮮居酒屋で、大阪、兵庫、東京に計23店舗あります。
安くておいしい本格炭火焼鳥を提供している大衆焼き鳥屋のコンセプトが特徴のお店で、東京に1店舗あります。
落ち着いた雰囲気で新鮮な魚や創作料理が楽しめるお店で、大阪とオーストラリアに1店舗ずつあります。
『海鮮屋台おくまん』が最も店舗数が多く、おくまんのメインブランドとなっています。大衆的な雰囲気で誰もが気軽に立ち寄ってワイワイガヤガヤした活気のある雰囲気のお店です。
『大衆炭火焼とり億萬』も『海鮮屋台おくまん』と似た大衆的な雰囲気のお店で、メニューは焼き鳥を提供しています。「億萬」と漢字になっていますが読み方は「おくまん」です。
『居魚菜家おくまん』は上記の2業態よりも少し価格帯が上で、高級感のある落ち着いた雰囲気の店内で新鮮な魚、創作料理を楽しめるお店です。
なお「おくまん」という名称の由来は”億万の人”、つまり”たくさんの人”に来てもらって喜んで頂きたいという思いから名づけられたとのことです。
面接ではサービス・接客業が好きかどうかがポイント
アルバイトの面接でよく聞かれること、採否の判断にあたって重視されるポイントは「接客業・サービス業に興味があるか、好きかどうか」「挨拶や受け答えが元気よくできているか」というところです。
接客業に興味を持ったきっかけ、原体験になったことについて、志望動機と合わせて聞かれることが多いです。
居酒屋という業態の性質上、接客業・サービス業が好きな気持ちがあれば楽しく働きやすい環境です。なお、面接結果は面接から2~3日以内で通知されます。
なお、正社員については2次面接もありますが、これは1次面接と同日に行われます。
ホール・キッチンの仕事内容・研修について
おくまんのバイトでは最初の100時間が研修期間として設定されています。研修では最初に皆ホールの業務からスタートするので、アルバイト募集はホール・キッチンは区別なく募集されています。採用されて研修の段階からでもどちらの仕事をしたいかを希望できます。
ちなみに、アルバイトの男女比は4:6でやや女性の方が多いです。夜の時間帯は学生やフリーターがメインで男女比は同じくらいですが、お昼のランチタイム営業では主婦の方がメインで働いているので、その分女性スタッフが占める割合が少し多くなっているということです。
正社員は3か月間の研修があって、一通りの業務をマスターした後店舗スタッフとして配属されます。
ホールの仕事内容
ホールの仕事内容はお客様が来られたときの出迎え、席へのご案内、オーダー確認、お料理の配膳、会計・レジ対応、片づけ・清掃といった仕事です。
お客様と接するホールの仕事で求められるのは、正確性やスピードなどもありますが何より大事なのは「お客様に笑顔で接客すること」「元気に働くこと」です。
大衆的な雰囲気の「海鮮屋台おくまん」「大衆炭火焼とり億萬」にはワイワイガヤガヤした雰囲気も含めてお酒や料理を楽しみたいと思って来店されるお客様がたくさんいるので、気持ちの良い接客ができることが大切なポイントです。
キッチンの仕事内容
キッチンは各業態のメニューの調理・食材の仕込みが中心です。厨房の中で様々な調理、盛り付けを行います。
衛生面はもちろん、調理の手順を間違えないこと、きれいに盛り付けることがポイントです。混雑時には多くのメニューを効率よく作っていく必要があるため、優先順位の判断や調理のスピードも重要になります。
研修について
初めにおくまんでは100時間が研修期間として設定されているということを記載しましたが、その内容としてはほとんどが実地研修、お店で実際に働きながら先輩や店長に仕事を教わることとなります。
研修スタート時に、おくまんのスタッフとして目指すべき姿(ゴール)が示され、そうなれるように一つ一つの仕事の手順を教わっていきます。
魚介類の調理は意外とすぐ慣れる
おくまんで働くスタッフは学生、主婦、フリーターの方が多いですが、学生やフリーターの方は魚の調理をした経験がほとんどない場合もよくあるとのことです。バイト応募の人が気になるポイントとして「魚の調理はやったことがない」という人でも大丈夫なのかという点が挙げられますが、採用担当者の山田様によると、「魚介類の調理は、研修で意外とすぐに慣れてできるようになります」とのことでした。
おくまんでは初めはホールの仕事をしてお店の雰囲気や全体の状況に慣れてから、キッチン希望者が調理を学んでいくという流れです。研修の中で調理の手ほどきを受けるので、どんどん慣れてできるようになるとのことでした。
「おくまんいくぞ!」の掛け声でお店オープン
おくまんでは毎日、お店のオープン前にメンバーが集まって朝礼を行います。朝礼の最後に「おくまんいくぞ!オー!」という掛け声で1日の仕事がスタートします。
朝礼はその日の目標や確認事項の共有、注意事項など10分程度の時間で効率良く行われます。
スタッフ同士呼びかけるときは必ず「〇〇さん」と名前を言う
おくまんで働くスタッフが必ず意識して実践することとして、スタッフ同士で呼びかけをするときには「〇〇さん」と名前を呼びかけて話をするということです。
一つ一つのコミュニケーションをおろそかにしないために「立ち止まって」「相手の顔を見て」「相手に聞こえる声で」呼びかけるということを意識して行うこととなっています。
「ねえ」「ちょっと」「すみません」など名前ではない呼びかけ方ではなく「〇〇さん」と名前をきちんと呼ぶということはその人を大切にしてコミュニケーションを取ろうとしているという意識のあらわれです。
仕事をする上でチームワークが重要な居酒屋ではスタッフ同士の連携が大切になるため、こういった取り組みをされています。
アルバイトの目標は「お客様に喜んで頂くこと」
アルバイトの目標としては、個人の売上ノルマがあるというわけではなく「お客様に喜んで頂くこと」が目標です。喜んで頂いた結果、お褒めの言葉や感謝の言葉を頂くこともあります。
喜んで頂けたことや嬉しい言葉をかけられたことは後で報告、共有し、どういうことをすれば喜んでもらえたかということを伝えて他のメンバーもそれを実践できるようになるということがメンバーの成長にも繋がっています。
バイトから店長代理になると時給1500円に
アルバイトで働く場合、研修からスタートします。最初は研修時給からスタートして、研修が終わると本採用として時給アップします。
その後は店長の判断で昇給していき、キッチンのスペシャリスト、レベルの高いホールスタッフと認められれば時給アップします。
その後、店長が不在のときにお店を切り盛りする「店長代理」となると時給1,500円になります。(2017年2月時点)
嬉しい特典「大入手当」「友達紹介お祝い金」
時給で働くアルバイトですが、それ以外にも手当、賞与がもらえるとなるととても嬉しいものです。おくまんでは、お店の1日の目標売り上げを達成した日に出勤していたスタッフには全員、最大1,000円の「大入(おおいり)手当」がもらえます。
通常の給与に加えてちょっとしたボーナスがもらえるということで、スタッフのモチベーションアップの要素にもなっています。
また、友達をおくまんに紹介してバイト採用されると2万円のお祝い金が支給されます。自分が働いてみて友達にもおすすめだと思えれば、友達を紹介してみるのもおすすめです。
独自の就活支援・マナー研修制度あり
おくまんの運営元の株式会社こうむらは就職支援会社と連携し、お店で働く大学生向けに就職活動の支援セミナーを開催し、就職サポートを行っています。また、店舗単位で店長や人事担当者がマナー研修を実施することもあります。
マナー研修も学生向けで、これから社会に出て働くにあたって必要なマナーを教えるという内容です。
シフトは2週間(半月)ごと提出
アルバイトのシフトは2週間ごとに提出して決まるルールです。学生バイトの場合、試験期間は休めるよう事前に調整しやすい環境です。
学生があまり頻繁にシフトに入っていると店長から「ちゃんと学校は行ってるか、単位は大丈夫か?」と声をかけられる場合もあり、学業との両立も安心して実現できる環境です。長期休暇の際にも帰省もできるようシフト調整して提出すれば長期間の休み(シフトに入らないこと)もできます。
まとめ
今回、居酒屋『おくまん』の採用担当者の山田様にアルバイトについて詳しくお話をお伺いしました。海鮮、創作料理、焼き鳥の3つの業態がありますが、メインは海鮮が売りの大衆居酒屋『海鮮屋台おくまん』です。
面接では接客業への興味を持ったきっかけやサービス業のどういうところが好きかなどを聞かれます。面接結果は面接から2~3日で通知されることとなっています。
ホール、キッチンの業務内容や接客、配膳、清掃、調理など一般的な居酒屋と共通する部分が多いですが、「元気良く働く」ということが強く意識するポイントとなっています。「おくまんいくぞ!」の掛け声で1日の営業がスタートするというお話を伺ったときには、思わず高校や大学の部活動の一場面を想像しました。
また、スタッフ同士の呼びかけの際には必ず名前を付けて呼ぶことを徹底されており、名前に対する意識が非常に強く、一人ひとりのスタッフを大切にしてコミュニケーションを図ることを徹底されています。
メインの業態でアルバイトスタッフも多いのは最も店舗数の多い『海鮮屋台おくまん』ですが、この店舗については「大衆居酒屋」「活気のあるワイワイガヤガヤとした雰囲気」ということを繰り返しおっしゃっておられました。そういった賑やかな職場で仲間とワイワイ働くのは充実したバイトの時間になりえるでしょう。おくまん各店のアルバイトに興味を持った方は、ぜひ応募してみてください。