バイト先の人間関係がうまくいかない人のための改善方法

同じような学力や関心を持った同世代が集まる学校と違い、バイト先は、お金を稼ぐために集まってきた人たちです。普段の職業も世代もバラバラな集団ですから、合う人・合わない人の差が激しく、人間関係の問題も起きやすいもの。今回はそんなバイト先の人間関係について、うまくいかない人へのアドバイスをまとめてみました。

元気に挨拶・声出しをする

話すネタが無い、いまひとつ会話に積極的になれないという場合は、まずは仕事上発さなければいけない言葉、挨拶を元気良くしましょう。元気のいい声を聞くと「元気だな」「頑張ってるな」という雰囲気が周囲に伝わります

例えば「おはようございます」「お疲れ様です」「お先に失礼します」「よろしくお願いします」「〇〇の作業が終わりました」など、普段の挨拶、声出しを元気良くしてみましょう。

話しかける相手がお客さんであったとしても、その姿が新鮮に映れば、バイト仲間や社員の方からの評価も上がるはずです。

声を出す際に気をつけたいポイントとしては、2つです。
「聞き取りやすい大きさの声を出す」こと。うるさすぎるのはいけませんが、通常の友人同士の会話よりは、少しボリュームを上げてみましょう。相手との距離も考慮しつつ、「ちょっと大きめ」を心掛けてください

次に「話すスピードに注意する」こと。早すぎず、遅すぎずで、例えばニュース番組のアナウンサーさんくらいの速度をイメージしてみてみましょう。

などといったことが挙げられます。明るく元気な様子で過ごしている人は、話し掛けやすい人にもなり得ます。自分から大きなアクションを起こせなくても、自分の周りに作ってしまった壁を崩していけば、周囲との関係性も変わってくる可能性があります。

積極的に周囲をフォローして助ける

コミュニケーションが苦手でも、周囲の仕事を助けることで、自分の評価や人間関係は変えることができます。正直、簡単なことではありませんが、しかしこれはまさに、一発逆転も可能な方法。成功すれば、周囲からのあなたの評価が、「話しづらい人」から「困った時に助けてくれる人」へと、ジャンプアップすること間違いなしです。

まず必要なのは、観察することです。バイト先で自分の作業に余裕ができたら、仲間がトラブルに見舞われていないか、現場全体でイレギュラーな事態は起こっていないかなど、周囲を見渡す習慣をつけましょう。お客さんからのクレームや、予想以上の客入りが起こった場合などは、スタッフの結束がいつも以上に求められます。そして、そういった場面は、ある意味チャンスなのです。

困っているスタッフがいて、自分が助けられる状況であれば、積極的にフォローに行ってあげましょう。もしそれが難しければ「〇〇さんが少し大変そうだから、フォローしたほうがいいでしょうか?」などと、周囲と情報を共有して、全員でケアするきっかけを作ってあげるだけでもOKです。

トラブルやピークのあわただしさを乗り切った雰囲気の中でなら、普段は口数が少ない相手とでも、意外と気楽に話せるものです。今こそ腕の見せ所だ!…と思って立ち向かえるようになれば、頼もしい戦力として、責任者の方からの評価(査定)も上がるかもしれませんね。

周囲の行動を見て感謝の言葉を伝える

感謝の言葉を伝えられたり、褒められたりして、悪い気分になる人はいません。日頃一緒にシフトに入っている同期や先輩、後輩に改めて感謝の言葉、ありがとうという気持ちを伝えてみましょう

例えば

「いつもフォローしてくださって、ありがとうございます。」
「〇〇さん、色んな事に気付いて動かれていて、すごいですよね。」
「入ってすぐの頃に、〇〇さんに教わったことができるようになりました。覚えが悪くて、ご迷惑をお掛けしました。ありがとうございました。」

といったところです。
硬い言葉や長い文章でなくても十分ですし、仕事中のちょっとした隙間時間に話すだけでも大丈夫です。自分と相手の作業に少し余裕が出る時を見計らって、“言葉のプレゼント”のつもりで渡してみましょう。

喋るのが苦手なら聞き役に回る

お喋りで関係を変えていくのがどうしても苦手なら、相手に喋ってもらえるように、きっかけだけでも作ってみましょう

例えば、入って来たばかりの新人さん相手になら、先輩として声も掛けやすいかと思います。「わからないことや、気になることはない?」と、仕事に関する話から始めればOK。

質問に答えながら、世間話もできるようになれば満点です。既存スタッフとうまくいっていなかったとしても、新しく入った後輩さんにとって、頼れる先輩になってしまえばいいのです。最初はその人しか慕ってくれなかったとしても、信頼関係が築かれれば、社員さんや責任者の方、そして、それまではうまく話せなかったバイトの動機や先輩からの評価も変わってくることでしょう。

逆に、自分が後輩の立場であれば「今何かお手伝いすることはありませんか?」と聞いてみましょう。

人間関係改善のための第一歩として、嫌われる振る舞いをせず、好かれるための行動をすることも意識してみましょう。オープニングスタッフのバイトであれば、皆が同じ日からスタートすることが多く、同期的な繋がりが生まれて仲良くなりやすい職場だと言えます。

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