パチンコの将軍・ジャスティスのバイトを徹底調査!面接、給料について
こんにちは、マイベストジョブ事務局です。今回はパチンコ店「将軍」パチスロ店「ジャスティス」のバイトの面接や仕事内容、服装などについて将軍グループの南澤さんに話を聞きました。
将軍・ジャスティス運営の将軍グループについて
パチンコ店「将軍」パチスロ店「ジャスティス」は、名古屋市(愛知県)を拠点に東京都で8店舗、愛知県に3店舗、埼玉県に2店舗、岩手県と秋田県、山形県、栃木県、千葉県、鳥取県に各1店舗を展開しています。
また、同店の田端店はパチンコ情報番組のロケで使用されるなど、将軍グループはパチンコ好きの人にはなじみのあるグループです。
心地よいサービスを目指す同店では、どんな人がバイトをしているのでしょうか?詳しく調査しました。
面接内容について
面接は履歴書不要
パチンコ店「将軍」パチスロ店「ジャスティス」のバイトは18歳から応募できます(高校生は不可)。バイトを希望する人は求人サイトか電話で応募しましょう。
応募すると、同店の担当者から3日以内に電話で連絡があり面接日を決めます。同店ではエントリーシートを用意しているので、履歴書を用意する必要はありません。
面接は、各店舗の店長あるいは主任と応募者の1対1で行われ時間は約20分です。面接を終えると3日以内に応募先店舗から連絡があります。
※電話連絡の日数は必ずしもこの通りではなく変更の場合があります。
面接で志望動機を聞かれたら
面接当日は、まずエントリーシートに名前と住所、携帯電話の番号など連絡先を記入します。記入が終わると面接が始まります。
面接では志望動機やこれまでの経歴、現在の状況、シフトなどについて質問されます。
志望動機では「以前に来店したことがあってお店の雰囲気が良かったから」「スタッフが笑顔で迎えてくれて好印象だったから」「パチンコが好きだから」といった声があります。
「自宅(学校)から近いから」「ほかのバイトより時給がいいから」など、利便性や条件面を伝える人もいます。本音であったとしても、ただ単に「通いやすいから」「おこづかいが欲しいから」といった理由だけでは「同店で働きたい」という熱意が感じられないのであまりおすすめできません。
「○○専門学校に通うためにお金を貯めたいので、自宅近くで少しでも時給が良いところを選びました」など、バイトをする目的や将来の目標などを伝えるようにしましょう。
未経験者には仕事内容について説明
過去の経歴や現在の状況を聞く中で、パチンコ店(パチスロ店)でバイトをしたことがあるかどうかを確認されます。たとえば学生などでバイト未経験、フリーターでパチンコ店のバイトは経験がないという人には、パチンコ店の仕事について説明があります。
来店者が遊技を楽しめるように常にホール内を巡回しパチンコ玉が入った箱を扱うため、それなりに体力がいるということ、来店者に不快感を与えないように身だしなみを整える必要がある、といった内容です。
同店のルールに合わせることができるかどうかの意思確認もあり
飲食業や販売業も立ち仕事で店内を歩き回るため、ある程度は理解していても、面接時の身だしなみについては意識が及んでいない人もいます。
男性であればヒゲをはやしている、女性であればネイルのデコレーションが派手、男女ともに髪色が明るすぎる場合は、同店のルールに合わせることができるかどうか聞かれます。面接のときから接客業であることを意識して、髪をカットしてヒゲをそったり、ロングヘアはひとつにまとめて派手なメイクやネイル、アクセサリーは控えたり、清潔感のある装いを心がけましょう。
また、遅刻も厳禁です。ルールや時間を守るのは仕事の基本なので、面接時間の5~10前には到着しておくのが理想です。
ホールの仕事内容について
席まわりの清掃や玉の整理、パチンコ台のメンテナンスが主な仕事
パチンコ店「将軍」パチスロ店「ジャスティス」のバイトは主にはホール業務を担当します。
ホールスタッフは常にインカム(イヤホンとマイクが一体になった通信ツール)を付けて、ほかのスタッフと情報を共有しながら店内を巡回してサービスにあたります。
たとえば、おしぼりを換えたり席まわりの汚れを拭いたりするほか、玉でいっぱいになった箱を運んだりします。玉が詰まるなど、パチンコ台にトラブルが起きた場合は台を開けて玉詰まりを直します。
パチンコをするのが初めてという来店者であればパチンコ台や店内の説明をして、パチンコの楽しみ方を提案することもあります。
バイト初日は清掃や接客の基本について指導
バイト初日は、店長や主任など指導担当者からマンツーマンで掃除の手順を教えてもらいます。来店者に気持ちよく過ごしてもらうには、清掃は欠かすことができない業務で、お手洗いやホールのほか店舗の外回りなどの美化に努めます。こういった業務は指導担当者が口で説明するだけでなく、実際に掃除をして手本を示してくれるので一緒に作業をしながら覚えます。
掃除の手順のほかに、接客用語やマナーなどを教えてもらいます。来店時には「いらっしゃいませ」、確認などに時間をもらう場合は「少々、お待ちください」、要望に応えることができない場合は「申し訳ございません」、退店時には「ありがとうございます」など、シチュエーションに合った接客用語を覚えます。
また、お辞儀の練習も行います。お辞儀は背筋を伸ばして腰から曲げるのが作法で、首だけでペコっと頭を下げるのは正しいお辞儀ではありません。実際にお辞儀の角度を経験しないと、首を曲げるだけでお辞儀をしたつもりになってしまう人が多いのでお辞儀の練習もきちんと行われます。
ほかに、笑顔の作り方について書かれたシートも手渡されます。同店では笑顔を大切にしていますが、その理由は笑顔であいさつをされて嫌な気持ちになる人はいないからです。難しいことではなく、自然な笑顔をできるように「どういった気持ちで顧客に向き合えばいいのか」といったことを話してもらえます。
バイトの初日には就業規則や施設の概要、接客用語などについて書かれたハウスルール(店舗のルールなどを説明した冊子)がもらえますので目を通しておきましょう。
初回の出勤から、ホールに出て接客することはありません。指導担当者と一緒に行動しながら清掃や接客の基本を教えてもらうので、メモを取って覚えましょう。
清掃や接客マナーの後はパチンコ台の調整方法などについて指導
2回目以降の出勤から、パチンコ台のカギの開け方や玉詰まりの直し方などを教えてもらいます。清掃業務や接客マナー、パチンコ台の調整方法などを教えてもらうと、いよいよホールの巡回です。慣れるまでは指導担当者が後ろに控えてサポートしてくれるので、来店者に聞かれてわからないことなどがあっても「ほかのものに確認いたします。少々お待ちください」と焦らずに落ち着いて対応しましょう。
同店では、指導担当者が実践→指導担当者とバイトが一緒にやる→バイトはメモをして復習する、といった流れで仕事を覚えます。研修期間は基本的に1カ月~3カ月で、最初の1カ月でホール業務を一通り教えてもらいます。その後、順調に仕事を覚えることができれば3カ月で研修期間は終了します(月の勤務回数や経験などにより研修期間は異なります)。
ホール業務に慣れると賞品などを扱うカウンター業務もあり
ホールに慣れるとカウンターなども担当します。カウンター業務では、賞品の交換や陳列、在庫チェック、発注などのほか店内アナウンスなどを行います。
開店時や閉店時の放送は音源が用意されている店舗がほとんどで、新台の案内などイベントのアナウンスが中心で、用意された原稿を読み上げます。
カウンター業務は賞品を扱う重要なポジションなので、勤務期間や仕事への姿勢などを判断したうえで任されるようになります。
シフト・時給について
シフトは基本的に早番、遅番制
パチンコ店「将軍」パチスロ店「ジャスティス」のシフトは基本的に8時30分~16時30分、16時~24時の早番、遅番制です(8時間拘束で1時間休憩。実質労働は7時間)。週に1日~、1日3時間~シフトを組める場合もあるので応募時に担当者に確認しましょう。
シフトは1カ月ごとの申請で、毎月23日までに翌1カ月分のスケジュールを提出します。
各店舗にバイトは複数在籍しています。期日を守らないと、シフト調整に遅れが出てほかの人に迷惑がかかるので、シフト提出の期限はきちんと守るようにしましょう。
バイトは1日1食のまかない付き
早番、遅番ともに、1日1食まなかいが付きます。
早番(8時30分~16時30分)は11時30分~13時頃に昼食時間を取得し、休憩室でまかないを食べます。遅番(16時~24時)は出勤時間の16時から25分の休憩があり、まかないをいただきます。その後、24時までのあいだに35分の休憩を取ることができます。
勤務中の外出はNGなので、お菓子やジュースが必要であればあらかじめ購入しておきましょう。
時給は店舗により異なり1100円~1300円
同店の時給は店舗により異なり、1100円~1300円です。
研修期間は1000円~1100円です(交通費は月額上限2万円まで支給)。
たとえば、時給1300円の店舗で3月1日からバイトを始めた場合
3月は研修時給1100円、翌月の4月は1150円、5月は1200円、6月は1300円と、基本的には3カ月で時給が1300円になります。ただし、週に1日勤務の人と週に5日勤務の人では昇給ステップが異なる場合があります。週5日(月に20日)勤務の人は4月の時点で時給が1200円になる場合もあります。
研修終了後も昇給の機会はあります。昇給は各店長の判断のもと行われ、1回の昇給で10円、20円、50円の昇給を目指すことができます。バイトリーダーなどになり、カウンター業務を責任を持って行えるようになると1400円といった時給も可能です。
※なお、時給は労働基準法により22時以降は1.25倍になります。
服装や髪色などについて
制服はシャツとベスト、パンツ、スカートを貸与
パチンコ店「将軍」パチスロ店「ジャスティス」のバイトは制服を貸してもらえます。シャツとベスト、パンツ(男性)、スカート(女性)で洗濯は各自、自宅で行います。
髪色は10番程度の明るいブラウンでもOK
髪色は、男女ともに明るめのブラウンでもOKです(金髪、シルバー、ピンク、ブルーなどは不可)。飲食店などで髪色は7番までと規定しているところも少なくありませんが、同店は10番程度まで問題ありません。
髪型については、女性の場合、ロングヘアはひとつにまとめます。理由は接客などを行うとき長い髪が邪魔になるからです。
ロングヘアで下を向くと、サイドの髪が顔を覆い表情がわかりづらいので良い印象を与えません。また、来店者が席に座っている状態でスタッフと話をするとき、来店者は上を向き、スタッフは顔を下に向けます。こういった状況でかがんだりすると、来店者に長い髪が当たる恐れがあります。こういった失礼がないように頭の後ろで一つにまとめます。
男性はサイド、えりあしは短くカットし、清潔感のある髪型にします。
女性は指輪とピアスはOK、男性は不可
アクセサリーは、女性の場合指輪は両手で1つ、ピアスは片耳に1つ(両耳で2つ)までOKです。ピアスは耳たぶから下がるタイプや大ぶりのデザインはNGで、耳たぶからはみ出さない小さなピアスであれば問題ありません。なお、男性は勤務中のアクセサリー着用は不可です。
ネイルは肌になじむ色であればOK
ネイルはベージュや薄いピンクなど肌になじむ目立たない色であればOKです。派手なデコレーションや付け爪は、パチンコ台の調整やパチンコ玉を扱うときにはがれて紛れ込み、機器の故障を引き起こす可能性があるので不可です。
本来の瞳の色とは大きく異なるカラコン、ノーメイクはNG
カラーコンタクトレンズは、青やシルバーなど本来の瞳の色と大きく異なる色はNGで、黒目を大きく見せるサークルレンズはOKです。
メイクについてですが、接客業のためノーメイクはNGです。ファンデーションやアイシャドウ、チーク、リップなどを使って顔色が明るく見えるように自然なメイクをしましょう。
派手な色や濃い色のアイシャドウ、口紅はきつい印象を持たれる場合があるので、おすすめできません。
評判・雰囲気について
店舗により異なりますが、パチンコ店「将軍」パチスロ店「ジャスティス」のバイトは20代~30代前半が中心で、平均年齢は26~27歳です。東京都や埼玉県、千葉県、愛知県といった都市部以外の店舗では、30代~40代の主婦などもバイトしています。
バイトの約7割が未経験者なので、パチンコ店のバイト経験がなくても仕事を覚えて勤続している様子がうかがえます。
同店では、店長や主任などがマンツーマンでホール業務を教えています。仕事を覚える際、最初の指導があいまいになると、バイトが自信を持って仕事に取り組むことができないからです。
また、実際の業務のなかで、わからないことがあったりトラブルが起きたりするとインカムで連絡をすればすぐにフォローに駆けつける体制を取っています。
「いざ」というときに頼れる人がいないと「失敗したらどうしよう?」と常に不安を抱え、同店が大切にしている明るい笑顔や元気のある接客を実現することが難しくなるからです。
仕事以外に、休憩室やお手洗いなど施設の使い方についてもきちんと同行して説明するほか、食事や休憩も一緒に取ることを心がけています。職場の雰囲気に慣れないうちは心細く感じることが多いため、休憩中の雑談を通じて少しでも早く店になじんでもらえるよう、既存スタッフからの声かけはたびたび行われています。
同店は大規模なチェーン店にはないアットホームな雰囲気が特徴で、常連も少なくありません。「お客さんがお客さんを呼ぶ」など地域の人に親しまれる店づくりをしているので、スタッフも人の輪を大切にし、お互いにフォローしあえる関係づくりに努めています。
まとめ
大手求人サイトのアンケートでは、バイトが退職する理由として「働いている人の雰囲気が良くない」が上位です。パチンコ店「将軍」パチスロ店「ジャスティス」では、パチンコに対するネガティブなイメージや、バイト先でよくある不満の声を改善するためにサービスの向上やスタッフ間のコミュニケーションの活性化を目指しています。
接客用語やお辞儀の作法について指導があるほか、バイトが慣れるまでは休憩時間も指導担当者がフォローしています。
今回取材した南澤さんは「接客マナーは社会人として必要な要素なので、身に付けておいて損はないと思います。また、休憩時のフォローですが、人によっては『食事は一人でも大丈夫』と思うかもしれません。しかし、同店は制服を着たまま外出するのは禁止です。カフェなどで食事をすることはできませんので、休憩室でほかのスタッフと一緒にまかないを食べます。食事の時間はコミュニケーションを深める良い機会なので、店長や主任といった指導担当者が、新人のバイトさんと既存のバイトさんが話しやすいように話題をふっています。こういった時間にスタッフとの距離を縮めておくことで、仕事の連携もスムーズになります」と話します。
同店がコミュニケーションを大切にしているのは、ホール業務を担うスタッフが連携を取って生き生きと働くことで店が活気づくからです。そのため、同店では一緒にお店を盛り上げていける協調性のある人を求めています。
なお、パチンコ店に限らず接客業やサービス業では顧客から厳しい指摘を受けることがあります。こういった場合は拒絶したり否定したりせず、相手の立場になって話を聞くことが大切なので共感力も求められます。南澤さんは「クレームなどが発生する場合もありますが、社員が対応するのでインカムで連絡してもらえれば大丈夫です。でも、同店のスタッフとして常にお客さまに寄り添う気持ちは忘れないでほしい」と話します。
同店では良いことも悪いこともすぐに報告、連絡、相談できる環境づくりをしているので、失敗を恐れずにバイトに挑戦してみましょう。