土佐清水ワールドのバイト採用担当者に聞いてみた!お店の雰囲気・仕事内容・時給について
こんにちは、マイベストジョブ事務局の三浦です。今回、株式会社ワールド・ワンが運営している「土佐清水ワールド」のバイト採用ご担当者である伊東様に、アルバイトの仕事についてお伺いしました。「土佐清水ワールド」は神戸の三宮にある居酒屋で、藁焼きのかつおのたたきや四万十鶏など、土佐の郷土料理が名物メニューです。
お店の雰囲気について
――なぜお店の名前は「土佐清水ワールド」というのですか?由来を教えてください。
地方の食べ物、食べ物を含むその地方の文化を店内で再現するというコンセプトで、高知県の土佐清水という地域の世界観をあらわす意味で「土佐清水の世界」、つまり「土佐清水ワールド」という名前になりました。
お店の内装、調度品なども「土佐清水」の世界をできるだけ再現しています。
――なるほど、土佐清水という地域をお店に再現するという意味だったんですね。お店では、かつおや四万十鶏、土佐和牛といった高知の食材を使ったメニューが多いですが、高知県と何か関係があるのですか?
はい、店名の通り、高知県の土佐清水市と深い関係があります。
私たちは地元の農業・漁業等に関わる生産者の方を商工会議所の方などから紹介していただいて、何度も訪問してお話するんですね。そして、直接契約してダイレクトに農産物や魚介類などの食材を送っていただいています。
現在は土佐清水市とも協定を結んで、最も鮮度のいいもののなかで、さらに生産者の方におすすめしていただいた食材を購入しています。
――地域から直送してもらうということは他の飲食店でも取り組んでおられるところはあるかと思いますが、違いはありますか?
そうですね。私たちは生産者の方々と一緒に成長したいという思いがものすごく強くて、「地方と一緒に元気になろう」というテーマでお店作りに取り組んでいます。
ありがたいことにお店はたくさんのお客様に来ていただいていますが、だからといってどんどん同じ店舗を増やすということはしていないんですね。これは無理にお店を増やさない、生産者の方が供給できる食材の分しか店舗展開をしない、という考え方があるからなんです。
――お店のスタッフの方はどんな雰囲気のなかで働いているのですか?
お店の名前にもなっている高知県の「土佐清水」は漁業が盛んで漁師さんがすごく元気な地域なんですが、和気あいあいとしていて居心地が良いんですね。そんな「元気のある居心地の良い空間」をテーマにしていて、元気に掛け声をたくさんしあってます。そんな雰囲気で働いています。
他には、高知の方言を織り交ぜて挨拶や掛け声をしていますね。藁焼きの注文が入ったら「藁焼きいくぜよ!」と言ったりお酒の注文があったら「マス酒を注ぐぜよ!よいしょー!」と元気に声を出しています。そういう声がしょっちゅう出ているので、お店はかなり賑やかだと思います。
――お店には何人くらいの人が働いていますか?
「土佐清水ワールド」は今(※2016年12月時点)3店舗あるのですが、ランチタイムで4,5人くらい、夜は150席くらいある大きい店舗だと20数名が勤務しています。在籍人数は3店舗で合計160人くらいですね。
――アルバイトしている人の属性や男女比を教えてください。
三宮という立地もあってか、大学生の方が多いですね。高校生は少ないです。男女比は、4:6くらいで女性の方が多いです。ランチタイムは主婦の方がたくさん勤務されていますね。
面接について
――面接ではどんなことを聞かれますか?
そうですね、お伺いしている項目としては志望動機や希望の職種、働きたい曜日・時間帯、飲食店・サービス業のバイト経験などですね。
あとは特に学生さんであれば、クラブ活動、ボランティア経験、どんなことに感動するか、といったことも聞いたりしています。単に条件的なところだけではなく、人となりを知りたいと思っているので、興味があることやこれまで一生懸命に取り組んできたことっていうのはわりとよくお伺いしています。
構えて準備する必要はなく、自然体で答えてもらえればと思います。
――面接で重視するのはどういうところですか?
お客様に接するお仕事なので、お話しながら伝わる「人柄」と、お店が大事にしている「元気さ・活気」があるかどうかというところですね。声がはきはきしている、姿勢がいい、受け答えがスムーズだったりするとすごく好印象です。
お店の他のスタッフが「一緒に働きたい」と思うような人かどうかという視点で見ています。お店ので働く人数というのはやっぱり正社員よりもアルバイトの方が割合として多いですし、すごく大切なんですね。チームワークも大事なので、今働いているメンバーのことも浮かべながら面接をしています。
他には言葉遣い、遅刻していないかどうか、身だしなみに清潔感があるかどうかというところですね。これは他の飲食店さんでもほぼ同じだと思います。
仕事内容について
――バイトではどんな仕事がありますか?
「ホール」「キッチン」「ドリンク」の3つがあります。人数の比率はホール5割、キッチン3割、ドリンク2割くらいです。
「ホール」は店内のお客様対応がメインです。料理を出す、下げる、注文を取る、状況を見てお声がけするなどですね。
「キッチン」は名前の通り調理を担当します。食器の洗浄、サイドメニュー調理、メインメニュー調理といったものです。
「ドリンク」というのは他の一般的な飲食店ではホールやキッチンが担当する場合が多いですが、うちのお店では地酒の取り扱いが多かったり、オリジナルのメニューが多いのでレシピをけっこう覚えないといけないんですね。そういう理由があって、ドリンク専門のスタッフがいるんです。
――配属はどうやって決まるのですか?
基本的に希望を聞いて配属します。男女で特に分けているわけではなく、その人の性質を見て相談の上、決める形です。キッチンはやや男性が多いですが、ホールは男女半々くらいかなと思います。
――「キッチン」について、名物料理の「藁焼きかつおのたたき」はバイトでも作りますか?
これはキッチンを統括する、そのお店の料理長がOKを出せば作れるようになります。入ってしばらくは盛り付けやサイドメニューなど単純な作業のものが多いです。徐々に慣れてきてレベルアップしてきたら、色々な料理にチャレンジできます。
――入って最初にする仕事は何でしょうか?
初日は担当のホスピタリティアンバサダーと呼ばれる教育スタッフが、当社の経営理念、お店の考え方をお話します。
その後、衛生管理の方法、挨拶、マニュアルをお伝えしていきます。マニュアルは例えば料理の持ち方などの基本動作などです。どの職種にも共通してマスターしなければいけないことをお伝えします。
レクチャーが一通り終わったら、研修としてお店のアルバイトリーダーが現場で仕事を一緒にしながら教えていきます。研修期間は150時間で、シフトにもよりますが大体2~3か月で終了します。研修修了のテストに合格したら時給がアップします。
――勤務時間の中で忙しい曜日・時間を教えてください。
これは多くの飲食店と同じかもしれませんが、金曜日、土曜日、祝前日の夜が忙しいですね。時間帯としては18時~21時くらいまでが忙しいです。
会社員のお客様が多いので、週末の夜がやはり忙しいです。
――お店のサービスとして大切にしていることは何ですか?
元気に仕事をすること、挨拶をしっかりすること、これを徹底して意識しています。
サービスのオペレーションや個々の職種の仕事の内容というのは別でありますが、まず気持ちが元気じゃないと、元気に仕事をしたり挨拶をすることはできないと思うんです。
それがお店の活気に繋がると思いますし、お客様に楽しんで、ご満足していただくために大切にしていることですね。
時給・昇給について
――時給はどのくらいで、昇給はあるのでしょうか?
直近でオープンした「土佐清水ワールド 生けすセンター」ですと時給1000円です。高校生や研修期間中の時給は異なります。
サブリーダー、バイトリーダーになると昇給します。
――昇給がある場合、どのくらい時給アップするのでしょうか?
サブリーダー、リーダーになると昇給しますが、サブリーダーの場合の昇給額はまちまちで、平均すると50円くらいのアップでしょうか。けっこう個人差が大きいです。バイトリーダーになると100円アップします。
条件としては、できていることを項目別に確認するチェック用紙があって、それの基準を満たして店長の推薦があれば昇給、という形になっています。査定は毎月ありますし、これはと思う仕事ぶりの人には表彰式もあったりします。表彰は直接時給アップにはつながりませんが、スタッフのモチベーションのアップにつながっています。
――最後に、読者の方に伝えたいことをお願いします。
私(伊東様)は長く大手の飲食チェーン店で人事・採用の仕事をしてきて、このワールド・ワンに転職してきました。
チェーン店だとどうしても、どこも同じようなお店作りになりがちなのですが、今の会社は1店舗1店舗にものすごく個性があって、地方、地域の方と一緒にお店を盛り上げていけるということが非常に楽しく感じています。
元気に楽しくアルバイトして働きたい、という人には本当におすすめのお店です。お客様のなかには生産者の方や土佐清水出身の方も来られることがよくありますので、土佐清水出身の方にもおすすめです。
元気に働く、というのは社会に出てからもすごく大切で、挨拶や接客のマナーも含めて、お店で身に着けたことは就職活動でもきっと役に立ちます。意欲のある人にとっても、本気で学んで成長するチャンスはたくさんある環境です。
長く続けてくれたバイトスタッフのなかには、実際にリーダーになってどんどん活躍してくれていた方、さらに、そこから正社員になった方もいますので、お店での経験を通じて、色々なものを持って帰っていただきたいと思います。
インタビュアーの感じたこと
今回インタビューさせていただいた伊東様は、かつては大手の外食チェーン店で勤務されていたとのことです。
世界中に店舗のある会社で、膨大な人数のアルバイトスタッフの雇用や教育制度を担当されており、アルバイトで働くスタッフ一人ひとりの大切さを強く感じられていました。もっとお店を良くしたいという思いでアルバイトの採用に関わって、日々採用活動をされています。
お話をお伺いするなかで感じたのは、すごく楽しそうにお話いただいているということでした。自分が働く会社、お店が好きで、仕事が楽しいと感じていることがすごく伝わってきました。
面接でも元気さ、活気を大事にされているので、お店のスタッフとして楽しく働ける環境があるのではないかと思います。
お店のある神戸の三宮は、ターミナル駅からも近く働きやすいエリアです。ここまで読んで、「土佐清水ってどんなところ?」と思った方、テンション高く、活気のあるところで働きたいと思った方はぜひ応募してみてはいかがでしょうか。
この土佐清水ワールドを運営している「株式会社ワールド・ワン」の正社員求人に関するインタビュー記事はこちらです。
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