アルバイトの退職届・退職願は郵送でもOK?無断欠勤して行きにくい…
無断欠勤してしまうと、その後バイト先に行きづらくなるのは今も昔も変わりません。欠勤の理由が正当であるかどうかにかかわらず、無断欠勤をしてしまった人の多くが「もう辞めるしかない」と感じるのは自然なことです。しかし、無断欠勤が続いた場合でも、退職をよりスムーズに、そして可能であればトラブルを避けて進める方法があります。
2024年現在、コロナ禍を経て非対面での手続きが広まり、退職手続きの柔軟性が高まっています。しかし、バイト先との関係や手続き方法には一定のルールと配慮が求められます。今回は、無断欠勤後に退職を検討する際に役立つ退職届・退職願の郵送方法とその注意点について、現在の社会情勢を踏まえて詳しく解説します。
郵送で退職届・願を提出するケースとポイント
原則として、退職届や退職願は手渡しが一般的です。しかし、以下のような事情がある場合は郵送が適切な方法とされています。
会社から郵送を認められている場合
バイト先から「郵送で問題ない」との指示を受けている場合、安心して郵送ができます。特に、リモート勤務やオンライン化が進んだ現在では、退職手続きを対面ではなく非対面で行うケースも珍しくありません。企業側が郵送を認める場合は、トラブルになる可能性が低く、スムーズに手続きを進めることができます。
職場に行けない正当な事情がある場合
病気や家族の看病、あるいは地理的な理由で職場に出向けない状況も考えられます。無断欠勤が続いた場合でも、正当な理由がある場合は会社側も事情を理解してくれることが多いです。この場合でも、できる限り電話やメールで退職の意思を事前に伝えることが重要です。
円満退職を望まない場合
無断欠勤をしてしまい、職場に顔を出すことに強い抵抗感がある場合や、職場との関係が悪化している場合もあります。このようなケースでは、退職の意思を郵送で伝えることが選択肢となります。
ただし、会社とのコミュニケーションを完全に断つとさらなるトラブルにつながる可能性があります。
最悪の事態を避けるためにも、退職届を郵送する前に電話やメールで退職の意思を伝え、可能であれば合意を得ておくことをおすすめします。
郵送するときの注意点
退職届・願を書いたら、郵送の手続きに入ります。書き方については、「アルバイトの退職届・退職願の書き方【文例・テンプレート付き】」をご参考ください。
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用紙は3つ折りにする
退職届・願いは、用紙の折り方にマナーがあります。3つ折りが一般的で、はじめに用紙の下部1/3を中央に向かっております。
次に上部1/3を被せるように折り、最後に文章の書き出しが上になるようにして封筒に入れます。
白色の二重封筒を使う
郵便番号が書かれていない、白色の二重封筒を用意しましょう。茶封筒はNGなので注意が必要です。
郵便番号がないものを選ぶ理由は、一般的に手渡しする書類であるため。二重封筒が好まれるのは、重要書類なので、中身が透けないための配慮です。
また、実務的な書類に多く使われる茶封筒は使用を避けるようにしましょう。
相手が退職届を受理してくれない場合は内容証明で送る
バイト先とトラブルを起こし、円満退職が難しい場合、相手が退職届を受理してくれないことも考えられます。この場合には、内容証明郵便を利用しましょう。
内容証明郵便とは、郵便局がいつ、どこで、誰宛に、どのような内容の郵便物を出したかを証明してくれる書留郵便です。つまり、相手に「そんな書類来てないよ」と言わせないための方法ということです。
内容証明で退職届・願を郵送するケースは、あくまで最終手段です。
バイト先との関係がこじれてしまい、どうしようもないときにのみ選択しましょう。
相手の出方による部分もありますが、できる限りこの手段は用いないように、内容証明を送らなければいけない前段階で退職の合意を得られれば、それに越したことありません。
以上のように、バイト先とのトラブルは、火種が大きくならない内に解決するようにしましょう。退職を選択するにしても、会社側にも言い分や都合があるでしょうし、できる限りお互いが納得する方法を選びたいものですね。
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