パート応募で面接日程調整の電話を緊張せずに進める方法と手順
パートに電話で応募して、面接日程の話をするときに緊張してしまう、きちんと受け答えができなかったら印象が悪くなってしまいそうで不安だと思っている方もいるかもしれません。今回は、緊張してしまいがちなパートの応募電話で緊張せずに面接日程調整をすることができる方法について解説します。
応募・面接日程調整の電話の流れを知っておく
緊張や不安の原因は「何が起こるかわからないから怖いという気持ち」「急に話が進んだらどうしようという気持ち」「(電話で)話すことに不慣れ」というようなものが挙げられます。あらかじめわかっていることであれば緊張は緩和されますので、まず電話で応募する際の基本的な流れを事前に知っておきましょう。
電話応募時にその場で面接日程調整をする
書類選考がない場合や事前にインターネット経由で応募しておらず電話をかけて応募し、その場で面接日程調整になるということがパートでは多くあります。
電話をかけて応募する場合の流れ
- 応募先に電話をかける
- 採用担当者に応募したい旨を伝える
- 採用担当者から面接日程調整の提案がある
- 提案通りの内容で問題なければその日で決定し、そうでない場合は自分のスケジュールで都合の良い日を伝えて相談する
- 面接日時、場所、当日の持ち物や他に聞きたいことを質問して確認する
なお、電話する時間帯が指定されていなければ、その会社が忙しくないであろう営業時間内にかけましょう。どの業種であっても朝早くやお昼休みの時間帯、終業ギリギリの時間帯は避けましょう。また飲食店などであらかじめ忙しそうな時間がわかっている場合にはその時間を避けて電話しましょう。
採用担当者から電話がかかってきて面接日程調整をする
採用担当者から電話がかかってくるケースとしては、インターネット経由で応募していて書類選考がなく直接面接を行う場合や、書類選考が通過した場合です。
遠くに主婦歓迎の条件で募集している企業の場合は採用担当者も主婦の応募には慣れていることが多いと言えるでしょう。
電話がかかってきて面接日程調整をする場合の流れ
- 採用担当者から電話がかかってくる
- (書類選考通過連絡や応募受付の確認とともに)採用担当者から面接日程調整の提案がある
- 提案通りの内容で問題なければその日で決定し、そうでない場合は自分のスケジュールで都合の良い日を伝えて相談する
- 面接日時、場所、当日の持ち物や他に聞きたいことを質問して確認する
緊張して慌てないよう事前に空いてる日にちを確認する
面接日程調整の電話で緊張しないために大切なのは、電話の前の準備です。こちらからかけるにせよ、応募先からかかってくるにせよ、何も準備していなければ応募先から面接日程、時間帯を聞かれたりした時に緊張したり慌てたりしどろもどろになってしまいます。まずは電話をする前にきちんと準備しておきましょう。
電話の前に準備することとしては「面接日時を聞かれたときのための自分のスケジュール確認」が重要です。スマホでスケジュール管理している人も増えていますが、電話しながら画面を操作して確認するというのは操作に手間取ってしまいますし、アプリが対応していなければ通話中に確認することができません。
手帳やメモ帳に予定がある日を記載して、面接希望日や調整できそうな日時をピックアップしておくと話がスムーズに進みます。このとき、空いてる日時は2つ以上候補を作っておきましょう。1つだけなら相手の都合が悪い場合、再度確認しなければならなくなってしまいます。
パートに応募している主婦の方も、習い事や育児など何かと予定が入っている人も多いでしょう。採用担当者から提案された面接日と他のスケジュールが重なるようであれば、調整をお願いする必要があります。
しかし、採用担当者のなかには、主婦=時間に余裕があって日時はいつでも大丈夫だと思っている人もいます。あらかじめこの曜日、時間帯はダメということは伝えられるようにしておきましょう。
あとは「面接場所までの自宅からのルート・所用時間」の確認や「電話の際に聞きたいこと」があればまとめておきましょう。事前の準備をしっかりすることで「これを聞かれたらこう答える」というのが一つ一つ準備できますので、緊張している気持ちは収まっていくでしょう。
決定事項は復唱して確認する
言われたことに「はい、わかりました」ということだけしか返事をしていなかったら、相手からは本当に理解しているのかがわかりにくいものです。また、聞き間違いや言い間違いが起こっている可能性もあるので復唱することをおすすめします。
自分の言葉で復唱することで記憶にも残りやすくなり、何よりもし間違いがあったらその場ですぐ訂正されるので勘違いで間違ってしまうことを防ぐことができます。面接日時、場所、持ち物、質問事項への回答など電話で話をして決まったことは復唱し、その場でメモ帳や手帳に書いておいていつでも見直すことができるようにしておきましょう。
「はい、〇〇ですね」と自然な形で復唱できると良いですが、仕事を辞めてからブランクがある主婦の方の場合は「すみません、ちょっと緊張していまして、間違えるといけないので復唱させていただきますね。」と復唱することを一言、相手に伝えてから確認すると良いでしょう。
面接日程調整の話し方例・手順
最後に、電話での話し方の手順を例を挙げて紹介します。まず、よくある例として電話で応募した際にその場で面接日程を調整する場合について紹介します。
電話応募の際に面接日程を調整する場合
あなた:「初めまして。〇〇と申します。〇〇という求人サイトを見て、レジの求人に応募させていただきたくご連絡いたしました。採用ご担当者様(名前がわかれば名前も)をお願いできますでしょうか。」
採用担当者:「お電話変わりました。××です。ご応募ありがとうございます。それでは、早速ですがまず面接をさせていただきたいのですが、明日の11時はご都合よろしいでしょうか。」
あなた:「申し訳ありません。明日は終日難しいのですが、水曜日の午前中もしくは木曜日の午後ではいかがでしょうか。」
採用担当者:「それでは水曜日の11時にお願いします」
あなた:「かしこまりました。水曜日の11時にお伺いいたします。」
採用担当者:「よろしくお願いします。当日は履歴書と筆記用具を持参してください。」
あなた:「承知いたしました。履歴書と筆記用具ですね。場所はお店に直接お伺いしたらよろしいでしょうか。」
採用担当者:「はい。直接お店に来ていただいて大丈夫です。私以外にもスタッフが来ておりますので、お越しになられたらお呼び出しください。」
あなた:「ありがとうございます。では当日は直接お店にお伺いいたしますので、どうぞよろしくお願いいたします。」
採用担当者:「はい、よろしくお願いいたします。」
あなた:「それでは、失礼いたします。」
声を出す際の注意事項としては「ゆっくり聞き取りやすい声で話す」ことを心がけましょう。ゆっくりを意識することで
電話がかかってきて面接日程を調整する場合
採用担当者:「もしもし、〇〇さんのお電話でよろしいでしょうか?私、(お店・会社名)の採用担当で××と申します。」
あなた:「はい、〇〇です。」
採用担当者:「先日、△△の求人にご応募いただきましてありがとうございました。つきましては〇〇様に面接にお越しいただきたいと考えております。」
あなた:「ありがとうございます。」
採用担当者:「面接日時につきまして、〇日の〇時、もしくは△日の△時はいかがでしょうか?」
あなた:「△日の△時であれば大丈夫です。よろしくお願いいたします。」
採用担当者:「では△日の△時でお願いします。当日は直接オフィスにお越しください。受付で私、××をお呼び出しください。」
あなた:「△日の△時、承知しました。念のため、オフィスの住所を確認させていただけますでしょうか。」
採用担当者:「住所は東京都〇〇区××町1-2-3です。最寄り駅は〇〇線〇〇駅で、そこから歩いて8分くらいですね。」
あなた:「ありがとうございます。復唱させていただきます。住所が住所は東京都〇〇区××町1-2-3、最寄り駅は〇〇線〇〇駅ですね。」
採用担当者:「はい、間違いありません。」
あなた:「当日は何をご用意していけばよろしいでしょうか。」
採用担当者:「そうですね、筆記用具だけお持ちいただければ大丈夫です。」
あなた:「ありがとうございます。では筆記用具を持ってお伺いさせていただきます。よろしくお願いいたします。」
採用担当者:「よろしくお願いいたします。それでは、失礼いたします。」
パートの面接電話をかけるのは緊張してしまうという人も、電話をかける前に十分な準備をしておくことで、慌てずに受け答えができることにつながります。
電話は何時にかければ良い?
電話で応募する場合、相手が不在だったり、折り返しかけ直すと伝えられる場合もあります。こういった際の対応方法、マナーについてはこちらの記事も参考にしてください。土日、祝日も面接可能な応募先であれば平日のみ面接可能なところよりもさらにスケジュールの調整がしやすいでしょう。