読売センター原宿渋谷の新聞配達のバイトってどうなのか聞いてみた!評判は?
今回取材させていただいたのは、読売センター原宿渋谷での新聞配達アルバイト。働くうえで気になる仕事内容や給与・働き方・評判など代表取締役の川田さんにお答えいただきました。
この記事の目次
読売センター渋谷原宿の新聞配達バイトってどんな仕事?
読売センター渋谷原宿は、読売新聞の販売店です。渋谷で16年前から事業を展開しています。
今回募集するのは、読売新聞の配達アルバイト。「契約先のお客様に原付バイクで新聞を届ける」というシンプルなお仕事です。渋谷駅から徒歩10分の店舗の上には家賃無料の寮があり、住み込みで働くことができます。
――配達エリアはどのあたりなのでしょうか?
配達エリアは、渋谷駅〜四谷駅と恵比寿駅あたりまでですね。渋谷エリアは繁華街なので、配達先はオフィスビルや商業ビル・マンションがメインです。個人のお客様だけでなく法人のお客様もたくさんいます。1日に配達する件数は、一人あたり250件程度です。
――新聞を配るルートや道順は決まっているんですか?
「順路帳」という帳面があって、配達ルートはそこに書いてあります。慣れてきて道にも詳しくなってくると、「ここを右折した方が早い」とか工夫している子もいますが、基本的には順路帳通りに配達すれば問題ありません。
――まったくの未経験者の場合、何日ぐらいで仕事を覚えて一人で配達できるようになりますか?
人によりますが、だいたい1週間で覚えられますね。最初は教えて手がついて、ルートや配り方を覚え切ってから一人で配達します。1ヶ月くらいしても覚えられないと、「ちょっとうちには向いてないかな」ってなります。雇った後に「ごめんなさい」となるのは、そういうケースですね。
朝刊・夕刊の配達以外の時間は完全フリー
読売センター渋谷原宿の1日の流れは以下となります。
3:00 原付バイクで配達開始
5:30 終了
~~ 15時まで自由時間 ~~
15:00 夕刊用に再度出勤
15:10原付バイクで配達開始
17:00終了
朝刊&夕刊あわせて勤務時間は1日5時間程度。1日の残り時間は自由に使えます。
――朝刊・夕刊どちらかだけの勤務はできますか?
どちらかだけでの勤務はできません。朝刊だけの人を作ってしまうと、夕刊だけの人を雇わなければならなくなり、シフトが回らなくなってしまうからですね。
――配達以外の自由時間が19時間ほどありますが、この間は完全に自由なのでしょうか?
そうです。新聞が配達店に着く時間は決まっているので日中に急な仕事が入ることはなく、完全に自由です。学校に行ったり自分の活動をしたりダブルワークをしたり、人によって過ごし方はいろいろですね。
面接後、ワンルーム寮にそのまま入居も可能
読売センター渋谷原宿では、お店の上にあるワンルーム寮に無料で入居できます。
かかるのは、水道光熱費だけ。使った分だけ給与から差し引かれます。
――寮は、採用後すぐ入居できますか?
ええ、部屋が空いてれば即入居できます。お店の上が寮になっているので、面接に来て採用になって、そのまま階段を登って部屋に荷物を置いて入る人もいますよ。うちは寮がセットなので、面接で条件などを話した流れで部屋や共同生活のことも見せて、「生活環境もこれで大丈夫ですか?」とOKをもらってから採用しています。
20代~50代までの幅広い年齢層の方が働いている
――現在どんな方がアルバイトとして働いているのでしょうか?
現在働いているアルバイトさんは10名ほどで、20代~50代まで幅広い年齢層の方がいます。
こないだ卒業しちゃいましたけど奨学生制度で学校に通いながら働いている学生さんもいましたし、この4月からは日本語学校に行っている留学生がいます。芸能事務所の養成所に通いながら働いている子もいました。あとは通常バイトですね。
――仕事の間の時間にダブルワークをされている方もいますか?
ダブルワークで他のバイトをしている人もいますよ。ダブルワークはOKですが、「“向こうの仕事の都合で夕刊の配達出られません“といった働き方はしないでね」とは言います。
職場の雰囲気は?どんな人に向いてる?
――この仕事はどんな人に向いていると思われますか?
うちでは、時間に集まって新聞を受け取ったら、10分程度で外に出て、終了まで一人でバイクで走って配達します。なので、自分のペースでコツコツ作業するのが好きな人には向いていますね。
また、渋谷エリアはオフィスビルやマンションが多いので、配達先のお客様とコミュニケーションを取ることはほとんどありません。顔を知らないお客様の方が圧倒的に多いです。人と接するのが苦手な人にも向いているんじゃないでしょうか。
今働いているアルバイトさんも、学校や音楽活動など自分の活動の軸が仕事以外にある人と、人と関わりたくないタイプの人、二極に分かれていると思いますね。
――新聞配達は体を動かす仕事だと思いますが、体力は必要ですか?
基本的に原付バイクで配達するので、そこまで肉体労働ではないですね。体力がない方でも大丈夫です。配達先によっては階段の上がり下りがあったりしますし、最初の1週間くらいは普段使わない筋肉を使って筋肉痛になる人もいますけど、そのうち無駄な動きが減って慣れていきます。
――職場の雰囲気はどのような感じですか?
アルバイトさんは自分のペースで働くことができ、煩わしい人間関係が少ないので働きやすいと思います。
――休みの日に飲みに行ったり出かけたりなど、アルバイトさん同士の交流はありますか?
一緒にごはんを食べにいく程度はしている人もいますが、仕事の性質上みんなで飲みにいくっていうのは現実的に難しいんです。「全員朝刊配達がない日」というのが、月に1日しかないんですよ。その1日に、アルバイトさんや社員で集まって飲みに行ったり出かけたりすることはあります。でもコミュニケーションを取りたくないって人もいるので、そこは自由参加です。
給与は月給14万円・配達ミスがなければボーナスも
読売センター渋谷原宿の月給は14万円です。
ワンルーム寮の家賃は不要で、使った分の光熱費だけが給料から差し引かれます。
また、1ヶ月ミスなく配達することができればボーナスがつきます。
――寮に住まない場合は、お給料や勤務条件は変わりますか?
通いでも構いませんが、給与や条件は変わらないですね。ワンルーム寮+朝刊・夕刊の仕事がワンセットでこの給料になっています。
――「1ヶ月ミスがなければボーナスが出る」とのことですが、「ミス」とはどんなものを指すんでしょうか?
一つだけなんですけど、「付着」といって、新聞が届かなくてお客様から電話が来て、後から届けに行く事態ですね。それだけです。配達中に誰かと揉めたとか、そういったことは含まれません。あくまで仕事に対するミスのある・なしだけです。
――配達が遅れた場合もミスとして扱われるんでしょうか?
配達が遅くなり、お客様からお店に連絡が来た時点で「お客さんに届いていない=付着」という扱いになります。「何時までに入れないといけない」というお客さんもいますし、朝刊の配達のためだけに扉を開けてくれているマンションもあるので、遅れるともう配れなくなってしまうこともあるんですよね。
――ボーナスはいくらくらい出るんでしょうか?
1ヶ月を10日区切りにして、10日間ミスがなければ2,500円、次の10日もミスがなければ5,000円、また次の10日もミスがなければ7500円、さらに「30日全部ミスなくできました」で1万円になります。さらに、1ヶ月ミスが0だった人限定で、翌月は10日くくりの2,500円が3,000円にアップします。
――だいたいどのくらいの方が1ヶ月まるまるミスなく配れるものなんですか?
1ヶ月まるまるだと半分くらい、1〜2回ミスしてしまう人が半分くらいですね。年間通してミスを全くしないという子が1〜2人います。
髪色や髪型にNGはなし・勤務中は上下ユニフォーム着用
髪色や髪型については、特にNG事項はありません。勤務中は上下指定のユニフォームを着用します。
――金髪や赤髪・銀髪・メッシュ・グラデーション・モヒカン・ドレッドヘアなど、かなり派手な髪色・髪型でも問題ないのでしょうか?
配達の時はヘルメットをかぶるので、髪型や髪色は問いません。ただ、外見の清潔感は必要ですね。
――配達時の服装についてルールはありますか?
服装は上下ユニフォームがあります。読売新聞社が決めたものですね。
――刺青やタトゥーが入っていても大丈夫ですか?
うーん……ちょっとなぁ……とは思いますが、最近はサウナなどでもOKな場所も増えていますし、なんとも言えないところがありますよね。ただ良い印象ではないことは確かなので、夏でも長袖を着てもらって見えないよう隠してもらう必要はあります。
原付免許のある18歳以上なら誰でも応募OK
読売センター渋谷原宿での新聞配達アルバイトへの応募は、原付免許を持っている18歳以上の方であれば誰でも可能です。
――応募のハードルはさほど高くはないと考えていいんでしょうか?
低いと考えてもらって大丈夫です。学歴がどうこうとかもないですし、英語喋れないとダメとかもないですし。とりあえずやる気があればやってもらって、できるかどうかを見ます。
でもやっぱりできない子もいるんですよね。10日くらい経っても覚えられないまま辞めちゃう人もいます。でも面接にきた時点で、お話ししてみればだいたいわかりますね。無理そうな子には、その場で「大変だよ」「大丈夫?」ってこっちから言ってあげます。
――応募条件をクリアしていても、不採用になるケースはありますか?
読売新聞社の管轄内だけですが、「この業界で過去に悪いことをしていないか」の履歴は確認しますね。「お金を持っていちゃった」とか、そういう履歴がある人は採用できないですね。
この仕事の魅力・やりがいは?
――このアルバイトに応募する方にとって、1番の魅力はなんだと思われますか?
やっぱり「おうちがある」っていうのが一番のメリットだと思いますよ。「寮付きですか?」という問い合わせは実際多いです。あと渋谷なので「場所がいい」っていうのもあると思います。土地勘も身に付きます。渋谷・恵比寿・四谷あたりの道を全部走るので、街の隅々まで・裏まで、住所を聞いただけでどこかわかるようになりますよ。バイクの運転もうまくなると思いますね。
――なるほど!では最後に、新聞配達のお仕事のやりがいはどんなところですか?
渋谷なのでビルも多く、配達先でお客様に会うことはほとんどありません。でも、たまに起きている人とすれ違って挨拶されたり「ありがとう」と言っていただいたりはありますね。そういう時はやっぱり嬉しいものです。
――ありがとうございました!
まとめ
今回の取材を通して、やはり1番のメリットは即入居も可能な無料の寮がついていることだと感じました。渋谷の同エリアに一人暮らしをするとなると家賃もおそらくかなり高くなるので、「家賃無料で住みながら働ける」というのは嬉しいですよね。学校や音楽活動・ダブルワークなど自分の活動が別にある方にとっても、アクセスのよさ・利便性がとても高いと思います。
また、「コミュニケーションを取るのが苦手な人でも大丈夫」とのことでしたので、アルバイトを探しているものの接客業や人とたくさん関わる仕事は嫌だなという方にもおすすめできると感じました。
お話を伺った社長さま自身が元々同社のアルバイト配達員だったそうなので、アルバイトさんの悩みや困りごとの相談などにも親身に乗ってくれるのではないでしょうか。このお仕事に興味がある方は、ぜひ一度問い合わせをしてみてくださいね。