毎日オークションの下見会の設営・演出バイトを徹底調査!採用条件や口コミ評判など
今回の徹底調査は、毎日オークションが開催する美術品などの「下見会」での設営・演出アルバイト求人について。気になる仕事内容やシフト・働いている方からの口コミ評判などについて、採用担当者さんにお話を聞きました。
この記事の目次
毎日オークションについて
毎日オークションは、誰でも自由にかつ気軽に参加できる美術品のオープンマーケットで、日本の主要オークションの一つです。
1973年に株式会社毎日コミュニケーションズ(現株式会社マイナビ)によって設立されて以降、日本の美術品流通において大きな役割を担ってきました。
2001年に株式会社毎日コミュニケーションズから独立し、株式会社毎日オークションに。美術オークション界を代表する一社として、年間にオークションを30回以上開催。日本の美術品オークション会社の中でも最大の年間出品点数を誇ります。
今回募集するのは、そんな毎日オークションが開催する「下見会」での設営・演出のアルバイトスタッフです。美術品の運搬・搬出入・美術品の設営・仕分け・梱包作業などを行います。
採用条件は?面接では何を聞かれる?
――アルバイトの応募条件について教えてください。
重いものを運んだり設置したりする作業が多いので、体力のある方の方が向いているかと思います。
美術に関する資格などは要件としておりません。大学などで美術を専攻していた方の応募もありますが、専門的な知識はなくても大丈夫です。実際に応募してくださる方は、美術館巡りが好きな方や美術が好きな方も多いですね。
――アルバイトの面接ではどういった質問をされますか?
アルバイトの面接は、採用担当と現場担当が行っております。履歴書をお持ちいただいて、学歴・職歴を確認させていただいています。
基本的にお聞きするのは、美術を学ばれていた方や前職で美術関係の仕事をしていた方の場合は、「どういったことを学んでいたか」「どんな仕事していたか」などですね。
美術専攻ではなかった方や職歴が美術関係ではない方については、「どうしてこの仕事に興味持ったのか?」といったことをお伺いすることが多いです。基本的には、これまでの経歴から読めない部分に関して質問して擦り合わせるような感じでしょうか。
また、この仕事は想定しているよりも体を動かしますし、まわりの方とのコミュニケーションも必要になります。そういった仕事に関する実際的な部分についても、面接でお話ししております。
――美術に明るくないと、採用されないのでしょうか?未経験でも採用されますか?
専門的な技術や資格がなくても応募できますし、実際応募してくださる方も多いですよ。ただ、美術に興味ある方の方が、楽しく仕事ができるとは思います。
この仕事のやりがい・身につくスキルは?
――この仕事のやりがい・楽しさは何だと思われますか?
弊社のオークションは、回数もとても多く、取り扱う作品も多種多様です。さまざまな作品を生でたくさん見られてアートに関われるところが、一番のやりがい・楽しさだと思います。
この仕事は裏方仕事ではありますが、作品にスポットライトを照らすという大切な役目があります。
弊社のオークションでは、絵画・西洋装飾美術・茶道具・ジュエリーなどさまざまな美術品を取り扱っており、毎回設営の仕方・見せ方も変えているんです。
設営の仕方・構成については営業担当と決めていくのですが、「こないだの設営、お客様にも好評でとても良かったですよ」などといったフィードバックをもらえることがあり、そういうときは「作品をより美しく見せるために良い設営ができたかな」と、充足感ややりがいを感じますね。
――このアルバイトを通してどんなスキルが身につきますか?
まずは美術品の取り扱いスキルが身につきますね。扱っている作品の点数がとにかく多いので、日々大量の美術品に触ることになります。
最初はおっかなびっくりでも、だんだん作品の特性がわかってきて、「こういった作品はこう扱えばいいんだな」と、梱包の仕方や扱い方もわかるようになっていきます。美術品の扱いのプロフェッショナルになれるのは、この仕事ならではの魅力だと思います。
また、下見会の設営をしていく中で、「こういった見せ方があるんだ」と、空間デザインのスキルや知識・考える力や視点が持てるようになります。
――毎日オークション様ならではの魅力やメリットはどのような部分でしょうか?
アルバイトから嘱託社員へ、そこから正社員への社員登用もあります。「アート業界で働きたい」と思っても、その道に進むのは狭き門で、募集も多くありません。弊社のアルバイトを入り口としてアート業界に入れるところは、弊社の魅力の一つだと思います。
また、アート業界には個人事業も多く、福利厚生や待遇面が十分でないこともありますが、弊社はマイナビグループの企業ですので、企業としての対応をしております。社会保険制度・有給休暇制度などもしっかりありますので、安心してアートの世界で働けていただけると思います。
――仕事で大変なことがあればお聞かせください。
作品によってはかなり重たいものもありますので、体力勝負なところはあります。とはいえ、作業は皆で手分けして行いますので、一人だけに負担がかかったりすることはありません。また、最初は社員がサポートでしっかりつきますので、わからないことや悩みがあれば気軽に相談していただければと思います。
このほか、弊社では月に2〜3回、年間にすると35〜36回オークションを開催しています。オフィスがあるビル内に下見会場が3フロアあり、例えば、「5階で絵画の下見会、その翌週は10階でジュエリーの下見会」といった感じで回しているんですね。
ですので、「今週は絵画の下見会の設営、翌週はジュエリー下見会の設営」といったようにどんどん仕事が入ります。最初は珍しくて楽しくても、どうしてもルーチンワークになってしまう部分はあるかもしれません。
そういった意味で、美術やアートに興味がある方の方が、ずっと気持ちに張り合いを持ちながら楽しく働いていただけるんじゃないとは思いますね。
時給・昇給は?
時給: 1,230円〜
※半年に一度査定がありますので、ある程度務めていただいた方は昇給のチャンスがあります。
※交通費別途支給: 1日往復1,500円まで・1ヶ月定期の場合30,000円まで
シフトは?どんな働き方ができる?
――1日の勤務時間はどのくらいですか?週の最低勤務日数に指定はございますか?
チームで行う業務が多く、幅広い種類の美術品の取り扱いを習得していただくために教育過程を設けているので週4日〜が望ましいですね。
もちろん、月曜日〜金曜日でフルタイム勤務していただくのも大歓迎です。
1日の業務時間は7時間半で、9:45〜18:15が基本です。 残業も場合によってはお願いすることがあります。なお、「昼から出勤」「1日4時間だけ」といった変則シフトは、現状ではNGです。
髪色や髪型・身だしなみのルールは?
――髪色や髪型について規定はありますか?
一般的な常識範囲の髪色・髪型で、清潔感のある身だしなみをお願いしています。
アクセサリーに関しては、業務に支障が出ないものであればOKです。
具体的に言うと、ピアスは問題ありませんが、指輪類は作品に触れるときに傷をつけてしまう恐れがあるのでNGです。
また、細いネックレスや小さなペンダントはつけていても大丈夫ですが、ペンダントトップがブラブラするもの・大きいものなど、作業時に邪魔になるものは外していただいています。
――働くときの身だしなみについて、どういった指導をされていますか?
私服で動きやすい格好をお願いしています。
ちなみに、扱う作品によってはホコリを被っていたりするものもあるので、服が汚れてしまうこともあります。 エプロンは弊社の方で貸し出していますが、汚れて困るような服装はやめていただいた方がいいですね。
職場の雰囲気は?
――職場の雰囲気はどのような感じでしょうか?
基本的にはチームで2〜4人で作業するのですが、仕事柄黙々と作業をすることが多いですね。慎重に丁寧に扱わないといけない部分が多いので、仕事中はみなさん集中して取り組んでおります。
とはいえ、全くコミュニケーションがないわけではなく、指示出しや報連相はしっかりできていますし、休憩時には雑談をしたり、楽しく働いてくださっています。
最後に
今回は、毎日オークションが開催する美術品などの下見会での設営・演出などを行うアルバイトについてご紹介しました。
めずらしい求人内容ですが、「アートに携わる仕事がしてみたい」という方にとってはまさにぴったりなアルバイトなのではないでしょうか。多種多様な作品に触れることができるので、やりがいと楽しさを持って働けそうですね。正社員登用もアリとのことですので、「アート業界でキャリアを築いて働いていきたい」という方の入り口としてもおすすめです。
月曜から金曜までフルタイムでレギュラー勤務も可能で、社会保険や有給休暇など福利厚生がしっかりしている点も、毎日オークションならではのポイントですね。
最後に、応募を検討している方に向けて、担当者さんからメッセージをいただきました。
「美術品やアートに関わりたい方にとっては、これだけ作品数を見られる・手に取れる職場はないと思います。自分で働いていて楽しいし、人に自慢できる仕事だと思います。ぜひご応募をお待ちしております。」