鳥良のバイトの評判は?どんな会社が運営しているのか調べてみた!
こんにちは、マイベストジョブ事務局です。全国に鶏料理専門店「鳥良」や海鮮居酒屋「磯丸水産」などを展開するSFPダイニングでのアルバイトの仕事内容や応募時の面接、シフトについて「おもてなしとりよし 西新宿店」佐藤店長に聞いてみました。
「鳥良」などを展開するSFPダイニング
SFPダイニングは、1984年に東京・吉祥寺に手羽先唐揚店「鳥良」をオープンさせたのを皮切りに、「鳥良商店」「おもてなしとりよし」と鶏料理専門の飲食ブランドを展開しています。
2009年には、旬の魚介を網焼きなどで楽しめる海鮮居酒屋「磯丸水産」を開業するほか、新鮮なネタをリーズナブルに提供する「きずなすし」やお好み・鉄板「鉄板二百℃」、味噌煮込みうどん「玉丁本店」、挽きたて「生そば玉川」といった専門店のほか、ワインバル「カサデルブエノ」「カサデルガポ」、ビストロ「ISOMARU」など、現在では11業態で200あまりの店舗を運営しています。
また、2014年には東京証券取引所市場第二部に上場し、ここ3年で店舗数が2倍に増えるなど成長の様子が見てとれます。
面接で気を付けること
「おもてなしとりよし 西新宿店」では、ホールとキッチンをあわせて60人を超えるアルバイトが在籍しています。都心にあるためか、ミセスや高校生というよりも大学や専門学校に通う学生、フリーターが多く働いています。
接客を大切にする鳥良ブランドでは、共通した面接時に重視しているポイントがいくつかあるようです。
面接では清潔感ある服装を意識しネイル、アクセサリーは控える
これまで数多くの応募者に面接を行ってきた佐藤店長が重視しているのは人柄で、質問に入る前に、第一印象、つまりどのような身だしなみで面接を受けに来ているのかを意識して見ているそうです。
スーツのようなかしこまった服を着る必要はありませんが、男性も女性も清潔感のあるシャツとパンツ、あるいはスカートを合わせるなど、ラフになり過ぎないように服装にも気を配ることが大切です。
アルバイト中はネイルやアクセサリーはNGですので、面接の際も控えた方が無難です。
面接では働く理由と応募理由を準備
面接は営業時間外に客席で行われます。店長と応募者の1対1で、時間は○分ぐらいだそうです。
質問は「何を見て応募しましたか?」
「アルバイトの経験はありますか?」
「あなたのセールスポイントは何ですか?」
といったことがらからスタートします。
数多くある飲食店の中から「なぜ鳥良を選んだのか」ということも聞かれるので、「将来はサービス業に就きたいと考えているため、きちんと接客について学びたい」など、自分の言葉でその理由を答えられるようにしておきましょう。
加えて「会社と学校の違うところは?」「社会人として、どんなことを大切にしていくべきだと思いますか?」といった質問もあります。
飲食店でのアルバイト経験がない、またバイトそのものが初めてなど、未経験者でもまったく問題はありませんが、お給料をもらって仕事をするということはどういうことなのか、「働く」ということに対してしっかりと自分の意思を持っているかどうかは、採用する側にとって気になるポイントです。
「自分がもし採用されたら、どんな姿勢で仕事に臨むのか」ということについて、自分なりの考えをまとめておくと当日にあわてずにすみます。
面接中の雑談では自分らしさをアピール
佐藤店長は野球が好きだというとで、面接では「好きなスポーツは何ですか?」「スポーツをやっていますか?」といったことも応募者に聞いているそうです。
佐藤店長は「野球やサッカーのような団体競技をしている人であれば、チームプレーが得意でまわりを見ながら仕事ができるタイプかな?」とか、「陸上など個人競技であればひとつのことを究めてやり遂げるのが得意かな?」というように、応募者の人物像を描く参考にしているようです。
また「実際に働き始めてからも、本人がやっていたスポーツになぞらえてアドバイスをすると伝わりやすく、こういった情報が役に立つ」と話します。
各店の店長によって出てくる話題は異なるかと思いますが、こういった雑談から採否が決定するのではなく、あくまでも応募者の個性や人柄を知りたいという思いが強いようです。
そのため、スポーツに限らず、長く続けている習い事や最近はまっていることなど、自分自身のことについて話をすることができれば「あなたがどんな人か」ということを伝えることができます。
ホールの仕事内容
鳥良のアルバイトはホールとキッチンに分かれます。まずはホールの仕事について聞いてみると
「お客さまをお席に案内して飲み物やお料理の注文を受けます。出来あがったお料理をお客さまの元に運んだり、空いたお皿やグラスをさげたり。お客さまが帰られたあとはテーブルを片づけて、次のお客さまを迎え入れるためのテーブルセッティングを行います。お客さまの注文は、飲食店専用のハンデイタイプのオーダー端末を使います」と佐藤店長。
店舗が広く席数が多い店舗などは、A・B・C・D…といくつかのセクションに分け、各セクションに担当を配置してサービスを行っています。
そして、ホールスタッフにはいくつか役割があります。
- フロント係
来客を席に案内。帰るときには会計をしてお見送りをするほか予約を受けたりします。 - プレゼンター
料理や飲み物を間違えずにオーダーを受けたお客さんの席に運びます。 - ドリンク係
オーダーを受けた飲み物を作ります。 - ディシャップ
キッチンから出てくる料理をどの席に運ぶのかを指示したり、スプーンなど料理に添える備品を整えます。 - ラウンド係
店全体を見てまわり、料理や飲み物がきちんと提供されているかを確認したり、取り皿やおしぼりを換えたりします。
経験値などに応じて任されるポジションも増え、一年に3回ある査定時に時給アップを目指すことができます。
キッチンの仕事内容
キッチンもホールと同様に未経験者OKで、アルバイトが活躍しています。
包丁に慣れるまではサラダの盛り付けなど、補助的な仕事からスタートし、焼き場や揚げ場、板場と、経験を積むにつれていろんなポジションの仕事を覚えていくことができます。
経験がなくても先輩の指導のもと料理を覚え、大人数のまかないを作れるようになったり、家族に手料理をふるまえるようになった人もいるそうです。
自信がついてくると「いろんな人に自分の料理を食べてほしい」といったモチベーションが生まれます。バイトがきっかけで料理の腕を磨き、「独立して自分の店を開く」といった夢を持つ人も少なくないようです。
経験豊富な先輩スタッフが指導
鳥良を運営するSFPダイニングでは、「トレンドに振り回されることなく足元を固め、本物の味、心のこもったサービスの提供」といった企業理念のもと、「すべての店舗がお客さまに愛される地域一番店になる」という目標を掲げています。
実際に仕事を始める前にはこういった理念や目標を共有し、「鳥良」ブランドで働く心構えを養ったり、店舗の基本方針、衛生ルールや身だしなみなどについて学ぶ研修が行われます。
ホールの実際の動きなどについては社員が指導役に付き、実践をまじえながら覚えていきます。
また、接客の指導も顧客目線に立って細やかに行われます。
言葉づかいや立ち居振る舞い、サービスの仕方について経験豊富なスタッフが指導してくれます。接待で使用されるシチュエーションを想定して、入口から遠い席が上座、入口が近い席が下座など、客人を迎え入れる際に失礼がないよう席順などについても教えてもらえます。
お辞儀をする際は、45度の角度で上体を前に傾けるなど理想的な角度はありますが、佐藤店長はあまり頭でっかちになる必要はないと言います。それは「常に感謝の意をもっていれば、自然と言葉や行動に表れる」からです。
実際に、佐藤店長のもとでサービスやマナーについて学んだアルバイトは目配りや気配りなど「おもてなし」の心を吸収し、ホールアルバイトのリーダーを務めるようになりました。
就職活動の際には、面接する部屋への入室や退室、担当者と目が合ったとき、質問に受け答えするときなど、「さまざまなシーンにおいてバイトで培った経験を生かすことができた」と報告してくれたそうです。
お辞儀をすることができない状況でも、目と目を合わせて軽く会釈する「目礼」という挨拶があります。完璧なお辞儀をすることができなくても、こういったマナーが身についていると、初めて会う人に良い印象を持ってもらうことができます。
シフト・休みについて
シフトについては基本的に週に1日、4時間から勤務可能で、平日のみや週末のみなど時間や曜日については相談することができます。
シフトの時間帯を表にまとめてみました。下記の時間割から希望の時間を申告します。
営業時間 | シフト1 | シフト2 | シフト3 |
---|---|---|---|
12:00~05:00 | 12:00~17:00 | 17:00~24:00 | 22:00~05:00 |
12:00~24:00 | 12:00~17:00 | 17:00~24:00 | ― |
ダブルワークOKなので、平日の2~3日は鳥良でバイトをして土曜日や日曜日はアパレルショップで働く、あるいは平日の夜は家庭教師をして週末は鳥良に入るなど、自分のスタイルを追求している人もいるそうです。
シフトは25日までに、翌月1カ月分のシフトを提出します。学校の試験期間中や夏休み・冬休みなど出勤ができない場合は、ほかのアルバイトとのスケジュールを調整しながら柔軟に対応してくれます。
多くの人の休みが重なる時期などはアルバイト同士で譲り合う気持ちも大切で、同じ職場で働く仲間として協力しあっていく姿勢も必要です。
まとめ
佐藤店長のもとからは、社会に出てからも同窓会や職場の飲み会で鳥良を利用するなど、定期的に顔を見せに来る人が多いそうです。
店で出会った二人が結婚することになり披露宴で乾杯の挨拶をした思い出などから、スタッフと長く良い関係が築けている様子がうかがえます。
多くの人にとって、バイト先は「お金を稼ぐところ」といったイメージがあるかもしれませんが、社会に出る前に世の中のいろんなことを学べる良い場所になるのでは?と思います。
自分が苦手なタイプと一緒に働いたり、毎日たくさんのお客さんに接したりすることで、どういった言葉を使って、どんな声のトーンで、どれくらいのスピードで話をすれば相手に思いを届けることができるのかなど、人間関係を築くためのコミュニケーション能力を身につけることができます。ぜひ、アルバイトを経験してみてください。
本社:東京都世田谷区玉川二丁目21番1号 二子玉川ライズ・オフィス10階
従業員数:861名(他アルバイト等2,148名)
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