石焼炒飯店・台湾小龍包のバイトを徹底調査!担当者に聞いてみた。面接とか

石焼炒飯店・台湾小龍包のバイトを徹底調査!担当者に聞いてみた。面接とか

こんにちは、マイベストジョブ事務局の三浦です。今回、全国展開中の中華料理店「石焼炒飯店」「台湾小籠包」「オリーブチャオ」を運営しておられる株式会社サンマルクチャイナの人事・採用ご担当である宮岡様にお話をお伺いしました。お店の雰囲気やバイトの面接、研修、仕事内容について詳しく解説します。

中華料理店を運営するサンマルクチャイナ

サンマルクチャイナは「サンマルクカフェ」でお馴染みのサンマルクグループのなかで、中華料理業態を扱っている会社です。2017年4月で会社創立から10周年を迎え、着実に店舗数が増加してきています。

「中華料理」といっても「油でギトギト」というイメージのお店ではなく、女性のお客様が1人でも気軽に訪れることができるようなカジュアル、POPな雰囲気のお店です。

またお店、特に職場の雰囲気は、一言で言うと家庭のような感じです。ときには厳しいお父さん(店長)がいて、それを支えるお母さん(ランチタイムに働く主婦)がいて、その子供たち(10代~20代の学生・フリータースタッフ)がいるような感じです。和気あいあいの雰囲気の中にも、厳しさもありメリハリある職場です。

現在店舗数の多い「石焼炒飯店」「台湾小籠包」

現在店舗数の多い「石焼炒飯店」「台湾小籠包」
石焼炒飯店」は熱々の石焼鍋で提供される炒飯やラーメンが提供されるメニューのメインです。レンガ造りの内装をしており店舗数は全国10店舗で、同じように石焼炒飯料理を提供する同系統のお店である「石焼チャーハン店」「石焼ごはん倶楽部」「広東炒飯店」と合わせると15店舗になります。

台湾小籠包」は全国8店舗あり、その名の通り中華料理のなかでも台湾の小籠包料理を提供するお店です。熱いスープが入ったできたての小籠包を提供しています。こちらも石焼鍋の炒飯、ラーメンを提供しています。

店舗数が増加している「オリーブチャオ」

店舗数が増加している「オリーブチャオ」
オリーブチャオ」は後発のブランドながら現在全国で12店舗と多くの店舗を展開しており「石焼炒飯店」「台湾小籠包」「オリーブチャオ」の3つの業態がサンマルクチャイナのメインブランドに育っています。

オリーブオイルを使用したヘルシーな中華料理を提供しているお店で、お店の照明器具がオリーブオイルの瓶の形をしていたり、内装もオリーブをイメージさせるものとなっています。他のお店よりも女性のお客様の割合が多いのも特徴の一つと言えます。

こちらも定食メニューには石焼鍋の炒飯やラーメンを選ぶことができるので、メニューはブランドによって少しずつ異なるものもありますが、サンマルクチャイナのお店ではどこでも石焼炒飯、石焼ラーメンを提供しています。

「石焼チャーハン店」「広東炒飯店」「石焼ごはん倶楽部」

石焼チャーハン店」「広東炒飯店」「石焼ごはん倶楽部」は「石焼炒飯店」と基本的に同じコンセプトで、石焼鍋での炒飯、ラーメンを中心に料理を提供しています。

全国に石焼チャーハン店は1店舗、広東炒飯店は1店舗、石焼ごはん倶楽部は3店舗あります。

なお、広東炒飯店はもともとサンマルクチャイナの元になった店舗で、サンマルクグループから「株式会社広東炒飯店」が分割され、今の株式会社サンマルクチャイナになっています。

全店ジャズが流れるカジュアルな雰囲気のお店

台湾小籠包の外観

台湾小籠包の店構えはレンガが印象的ですが、内装も同様のおしゃれな雰囲気でジャズが流れています。

お店で流れるBGMについては、サンマルクチャイナ全店で、本部が厳選したジャズが流れています。これは一般的な中華料理屋さんとは違う雰囲気の特徴の一つで、おしゃれでカジュアルな雰囲気のなかで友達や家族と会話を楽しみながら食事をすることができます。

サンマルクチャイナではこういった音楽(BGM)にもこだわりを持っており、お客様が快適に食事を楽しむための空間づくりに工夫をしています。

お店のバイトは学生・主婦層がメイン

お店で働くバイトスタッフの人数や構成を採用担当者の方に伺ったところ、お店によって異なりますが、1店舗約20名前後が勤務しているとのことでした。年齢層は50代から高校生まで幅広く、性別は女性が約7割、うち主婦は5名~6名、残りは学生がメインです。学生や夏休みなど長期休暇以外の時期は平日夜や土日の勤務が多く、主婦層はランチタイムでの勤務が多いとのことです。

学生と学生以外の内訳としては約7割が学生、残り約3割がフリーター・主婦とのことです。また、1店舗に正社員が1~2名いますので先輩に聞いてもわからないことがあれば必ず社員の方に質問もできる環境で仕事をすることができます。

石焼炒飯店で働くスタッフ

サンマルクチャイナのお店では学生が多く働いています。

状況に応じて臨機応変に「ホール」「キッチン」を担当する

サンマルクチャイナのお店では、「ホール」も「キッチン」も両方を担当します。後ほど詳しく紹介する研修の際に、ホールの業務とキッチンの業務を一通り教わってできるようになるので、必要に応じてホール、キッチンどちらの仕事もできるようになるというわけです。

他の飲食店ではホールとキッチンは担当が分かれていたり募集も別々だったりしますが、そうではなく1人で両方の業務を担当できるように技術を身に付けます。両方の職種ができるようになることで1人ができる仕事の幅を広げ、何かあったときにフォローしあえる環境にしているということです。

ホール、キッチンどちらもできた上で、出勤する日のメンバーの状況や時間帯に応じて、どちらを担当するか柔軟に対応できるような仕組みを採っています。

バイトは書類選考なしで面接で採否が決まる

気になるバイトの選考ですが、応募した後は面接の前の書類選考がなく応募先から面接日調整の連絡があり、面接で採否が決まります。面接時には履歴書を持参し、それをもとに話をします。正社員は事前に書類選考がありますが、バイトの場合はそれがないということです。

流れとしては電話応募(WEB応募)→面接→採用連絡です。採否の連絡については、店長判断で面接の場ですぐ伝えることもありますが基本的には2,3日後が多いです。

面接では志望動機や通勤時間、勤務できる曜日、時間などが聞かれます。

ホール・キッチンでトータル50時間の研修

バイトの研修はマニュアルを活用したものがあり、1日5時間×10日間の研修スケジュールでホール・キッチンの業務全般を学びます

10日間の内訳としては、1日目はガイダンスと卓番覚えや声出し、2日目は料理運び、3日目から7日目まではキッチン業務、8日目はレジ操作など、9日目、10日目は再びキッチン業務の流れになります。

10日間とありますが連続勤務の必要はなく、週1日からでも構いませんがその場合は研修が終了するのに長い期間がかかりますので、研修が終わるまではできれば勤務の間隔を短くする方が覚えたことも忘れずに次のステップに進みやすくなるでしょう。

1日の研修の始まりと終わりには振り返り時間を設けているので、前回までの復習しながらマニュアルを進めていくことができます。1日の勤務時間も5時間が基本ですが、4時間未満の勤務も調整可能です。

また、研修の最後にはテストがあり、ホールのテストは接客用語の確認、キッチンはレシピの確認をそれぞれ口頭で行います。合格しなかったら復習してから再テストがあります。

注意事項をメモするスタッフ

オリーブチャオでの研修風景です。オリーブチャオは制服もオリーブをイメージしたものになっています。

合計勤務時間によって10円ずつ時給アップ

サンマルクチャイナのお店では昇給制度があり、累積の合計勤務時間によって10円ずつ、最大50円まで時給がアップします。勤務2,400時間で10円アップ、その後1,200時間ごとに10円アップしていきます。

また、それ以外に勤務時間、期間が長いアルバイトは「スペシャルパートアルバイト」と言って社会保険付きのアルバイトへの昇格もあります。その場合も最大でプラス50円まで時給がアップします。

この他、待遇面では社割があり、20%引きで店内のメニューが食べられます

シフトは週1日1時間からもOK

採用担当者の方にお伺いしたところ、勤務時間の最低ラインの規定は特にないとのことで「週1日・1日1時間」からでも働くことが可能です。

1か月にすると週4日、4時間ですがこれも相談の上、可能です。このため、空いた時間を有効に使ったり扶養範囲内で働くように調整する主婦の方や、学生で少しだけ勤務するという方もおられます。

シフトは1か月ごとに提出する仕組みですが、学生のテスト期間中だと、ある週は出勤ゼロという場合もあります。

サンマルクチャイナのお店のバイト募集について、求人サイトには「週2日、1日3~4時間以上」という勤務時間が記載されており、会社として実際に勤務して欲しい時間としてはそのくらいありますが、もっと少ない時間も相談すれば調整してもらえるということです。

現状では主婦、学生は週2~3日、1日3~4時間~くらいで勤務する方が多いようですが、それだけ働けない方でも相談すれば調整、対応してもらえやすい環境だと言えます。

ただ、研修の項目でも解説しましたが、研修時間で50時間かかるため、仕事を覚えるために最初はある程度まとまった時間・期間勤務したほうが良いですが、基本的には働きやすいシフトで勤務することができるようになっています。

お店で働くパート主婦スタッフ

主婦の方も短時間勤務で活躍されています。

正社員登用は「正社員」「地域限定社員」の2種類あり

正社員登用は通常の正社員と、引っ越しを伴う転勤がない地域限定社員の2種類があります。

正社員を希望する場合、通常なら正社員には引っ越しを伴う転勤がありますので、ライフスタイルや生活設計、家族のことを考えたうえでどちらに応募するかを考えることをおすすめします。

条件は「サンマルクチャイナの理念・考え方に基づいて会社と共に成長したいと考えている方」ということで、学歴不問で誰でもチャレンジできます。

「ただひたすら、お客様の為に」がスローガン

サンマルクグループには「ただひたすら、お客様の為に」というスローガンがあります。サンマルクチャイナももちろん同じで、お客様の為に何ができるのか、どうすべきなのかを日々考えて実践することが求められており、大切なこととなります。

このスローガンを実践している出来事が台湾小籠包であったということで、採用担当者の方に詳しくお伺いしました。

お客様が注文して、運ばれてきた料理の中に苦手な食材が入っていた時のことです。スタッフがお客様の様子を察知し、お客様に苦手な食材を抜いて作り直す提案をしました。お客様は知らずに頼んだ自分が悪いのでこのままお召し上がるとのことでしたが、スタッフはすぐできるので、と苦手な食材抜きで料理を再提供したという出来事がありました。

このスタッフの対応にお客様が非常に感動して、感謝の言葉が本部宛に送られてきたということです。このように、スタッフはお客様の立場に立って考え、行動できるように日々仕事をされています。

お店で料理を提供することは、お客様に満足していただくための手段の一つであって、それ自体が目的ではないとのことです。美味しい料理を作って提供することを含め、接客サービス、お店の雰囲気など、これらの全てにおいて満足していただけるようなお店、会社でありたい、そのために力を発揮して欲しいということを日々店長からスタッフにも伝えられています。

社内でもアルバイト表彰制度があります。毎月アンケートで最も多く票を獲得したアルバイトスタッフが店長が集合する会議の場で表彰されることとなっており、社内報に紹介され表彰状がもらえます。

台湾小籠包のスタッフ

学生バイトはお店での研修や仕事を通じて料理や接客の腕を磨くことで、社会に出たときにも役立つスキルが身に付きます。

まとめ

今回お話をお伺いした宮岡様は、採用担当者として全国のサンマルクチャイナのお店を回って面接などをされています。石焼炒飯店や台湾小籠包、オリーブチャオなど全店舗共通した特徴として、内装、音楽などにこだわっていておしゃれな雰囲気、空間づくりに工夫をしているということでした。

女性が一人でも気軽に訪れて食べられるようなお店というのがポイントで、メニューも石焼鍋を使った料理、オリーブオイルを使った料理という特徴を出しています。

アルバイトスタッフも学生や主婦がたくさんいますが、1人でホール、キッチン両方を担当できるようになるというのが特徴的です。ホールとキッチンが分かれている飲食店が多いなか、1人で両方できるようになっていれば何かあったときにお互いが助け合うことができます。

この助け合いの考え方がお店にとってはすごく大切で、結果として早く料理を提供できる、サービスが滞らないというお客様にとってのメリットになることです。

今回は石焼炒飯店、台湾小籠包をメインに紹介しましたが、これらのお店や他のサンマルクチャイナのお店でのバイトに興味を持った方は、ぜひ応募してみてください。

株式会社サンマルクチャイナ
本社:岡山県岡山市北区平田173-104
店舗数:34店舗(2017年3月時点)
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