塾講師アルバイトの選び方・応募時の注意点を解説【大学生向け】

塾講師アルバイトの選び方・応募時の注意点を解説【大学生向け】

講師でバイトする塾には、大きく分けて補習塾と進学塾の2つのタイプがあり、さらに個別指導・集団指導という教え方の違いも2タイプあります。

どちらが自分に合っているのか?選び方の基準は何なのか?アルバイトに塾の講師を検討している人にとっては、気になるところではないでしょうか?

それぞれの指導法の特徴や向き不向きのポイント、給与形態や労働条件も併せてご紹介します。

「進学塾」か「補習塾」かで生徒の求めるレベルが異なる

進学塾は、皆がそれぞれの目標に向かってバリバリと勉強するイメージがあります。実際、学力によってクラス分けがあり、レベルに応じた授業内容が展開されています。ハイレベルの進学校にチャレンジする生徒が多いです。講師もそういった高校や大学の受験に対応できる知識、実力が求められます。

一方、補習塾は学校の勉強でよくわからなかったところを補うための塾という性質が強く、受験生になっても高いレベルの進学校に進む生徒は少なく、通知表の成績を良くして推薦を狙ったり、受験時の自分の実力にあった学校を受験することがほとんどです。講師には学校の勉強が一通りわかるというレベルが要求されます。

進学塾のバイトは補習塾に比べて筆記試験などがやや難しい、もしくは面接・選考の過程で模擬授業などが課されることが多いです。

「個別指導」か「集団指導」かで教えるハードルが変わる

塾のタイプ分類はもう1つあり、「個別指導」と「集団指導」と呼ばれる分け方があります。

「個別指導」は1人~3人程度の生徒をひとりの講師が教えるタイプ塾です。教壇に立ち複数の生徒に授業をする講師とは違い、どちらかというと家庭教師に近い授業スタイルと言えるでしょう。

同時に複数の生徒を指導するスキルは集団指導と比べると必要とはされませんが、生徒個々人が勉強内容を理解するまでの献身的なケアが求められます。

また、生徒Aには高校の数学を教え、生徒Bには中学の英語を教えるといった具合に、同じ授業時間内に異なる科目の指導が求められることもあります。

そして「集団指導」は5人~30人ほどの生徒を相手に授業するタイプの塾です。他に「クラス指導」「教室指導」「集団塾」という呼ばれ方をすることもあります。

塾の先生としては、こちらの方が一般的なイメージかもしれません。集団指導の場合は、何と言っても人前に立って分かりやすい授業ができるかどうかが、向き不向きの鍵となるでしょう。

クラスを管理するということも重要な仕事のひとつと言えますし、グイグイと生徒を引っ張っていくスタイルが必要とされることが多いようです。

自分の受験知識・学力と性格で応募する塾を考えてみる

これまでの塾のタイプをまとめると、塾講師のバイトは以下の4パターンにわかれます。

  • A.進学塾×集団指導
  • B.進学塾×個別指導
  • C.補習塾×集団指導
  • D.補習塾×個別指導

A、Bは必要とされる受験知識、学力は同レベルですが、Aには集団にわかりやすく教えるという技術が求められます。最も高時給の場合が多いです。
C、DはA、Bに比べると必要とされる学力は低くなりますが、Cに関しては、場合によってはAよりも教えるのが大変だったりすることもあります。

まず自分の学力、受験の知識がどのくらいかという点で応募先を考えてみると同時に、教室で多くの生徒に教えたいか個別指導がいいのかを考えてみることをおすすめします。もし、自分が受験生だったときに塾に通っていたなら、雰囲気を思い出してイメージするのも良いでしょう。

ひとりひとりの生徒と向き合い、献身的な姿勢で一から勉強を教えたいと考える人は個別指導が合っていると言えます。弟や妹がいて、面倒見の良い人は向いているでしょう。生徒が分からない部分をよく理解してあげられて、その人に適した臨機応変な教え方ができる人は、個別指導を選択すると良いでしょう。

一方、将来的に教師を目指している人には集団指導がおすすめです。

集団指導の授業スタイルは、学校の授業と似たところがあります。大勢の前で勉強を教えるという仕事は、アルバイトで経験できる職業としてはかなりのレアケース。

教職を志す人には、きっと良い経験となるでしょう。適正としては、人前に立っての指導に難色を示さない人、教え方のスキルを改善し、多くの人が分かりやすい方法を模索できる方に合った指導方法と言えます。

ブラックな塾バイトかどうかを見極める3つのポイント

メディアでもよく取り上げられていますが、大学生の塾講師は、労働条件が過酷であるケースが多いとされています。

もちろん全てではありませんが、求人に応募する際には、見るべきポイントを押さえておく必要があります。ブラックバイトを避けるためにも、選び方は気を付けるようにしましょう。

ここでは、見極めるための3つのポイントである「給与」「勤務時間」「保護者対応」について解説します。

まず一つ目は「給与」です。アルバイトの場合、給与は時給や日給で記載されていることが一般的です。

一方で塾講師の場合は、「1コマ(90分)○円」というケースが多く見られ、平均的には1,500円~2,500円ほど。通常のバイトよりも高額と言えるでしょう。

コマ単位か時給かの確認はもちろん、「求人に書かれている賃金が授業時間のみの料金なのか」「授業以外の準備時間なども給料や残業代に含まれるのか」によっては給料が大きく変わりますので、確認しておくと良いでしょう。

二つ目は「勤務時間」です。賃金が高くても、バイトに入れる時間が少なければ給料は少なくなってしまいます。応募する前に、どのくらいの時間アルバイトができるのかを確認しておきましょう。

一般的に、英語、数学はコマ数も多くシフトも増えやすいですが、国語、理科、社会はそれに比べると少なくなります。また、授業時間は1コマ何分と決まっていますが、授業レポートの提出や勉強の準備などで、かなりの時間を割かれるケースも珍しくありません。

特に集団指導で生徒数が多い場合には、授業以上の労力が必要になることもあります。「授業以外での仕事がどのくらい発生するのか」が、勤務時間を大きく左右します。

最後の三つ目は「保護者対応」です。塾によっては生徒の進路相談を一部担当するケースもあります。また、保護者の対応に手厚い塾は、保護者の要望を受け入れることが多く、授業時間外の補習やテスト対策なども実施する場合があります。結果として急なシフトが入ったり、給料に反映されにくい仕事が発生することがあります。

塾バイトの面接ではどういうことが聞かれるのかについては、こちらの記事も参考にしてください。
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