ダブルワークOKのアルバイトで注意すべき落とし穴
同業種の掛け持ちはNGな場合も
まず、原則として求人情報で、「バイトの掛け持ちOK」「副業・Wワーク可」などと書いてあるお店は基本的にWワークOKと思って問題ないでしょう。
ダブルワークが可能なお仕事は、特定の業種に限っているわけではありません。居酒屋やカラオケ店、ガソリンスタンド、書店、雑貨販売店などで、ダブルワークを許可しているお店も多いです。
しかし、同業種の掛け持ちは、バイト先にとって競合の場合もありますから、基本的に避けたほうがいいでしょう。これは、ライバル企業にノウハウや機密情報の流出を防ぐために禁止されているという意味合いが大きいです。特に、大手企業の場合は厳しいルールがあることが多いです。
こういった禁止事項は、採用時にあらかじめ契約書で取り交わすことが一般的です。
逆に、例えば昼間はカフェ、深夜はコンビニといった流れであれば労働時間もかぶらず、両方のバイト先に迷惑がかかりませんので、問題ないケースが一般的です。
それぞれが短時間の勤務で、労働時間も昼と深夜、など時間を有効に活用できればベストですね。
そうはいっても、働きすぎるのも身体を壊してしまいますから、睡眠時間をきちんと確保しながら、ダブルワークをするように心がけるといいでしょう。
掛け持ちになるということは履歴書に書いておく
今一つの職場で働いていて、さらにダブルワークをしたい場合、あらかじめ応募時の履歴書の職務経歴に「〜に現在勤務中」などと、必ず書くようにしましょう。
そして、応募するときに、あらかじめダブルワークが可能かどうかを確認することも大切です。
もしも無断で掛け持ちをすると、採用されたあとでも契約違反になって、お店によっては解雇になる可能性もあります。
ダブルワーク=バイトの掛け持ちになりますから、現在働いているお店にも、きちんと許可をもらって応募するようにしてくださいね。
また勤務時間が重複しないように、現在の勤務時間と、新しく応募する勤務時間をよく確認をしてから、応募するようにしましょう。
自分の今しているバイトと、これから応募するバイトが掛け持ち可能かどうか、自分だけの判断では難しい場合もありますから、独断で決めずに、現在働いているお店にもひとこと確認をしてから、新しい応募先を探すのが安心です。
所得税の申告は給与明細に注意
ダブルワークをしたときに、気をつけなければいけないのが所得税や確定申告といった税金の問題です。
両方からの給与をまとめたものが、自分の所得になりますから、税金の仕組みがよくわからない場合は、確定申告の際に、税務署の窓口へ相談にいきましょう。相談のときには、念のため、それぞれの給与明細を持参していくのが良いでしょう。
気をつけたいポイントとして、ダブルワークの場合は片方が源泉徴収として、給与から事前に所得税を引いているケースがあります。
片方のバイト先からは源泉徴収がされているのに、給与をまとめて申告したせいで、重複して税金を多く払ってしまった、ということもあり得ます。
そんなことがないように、アルバイトでも給与明細は、きちんともらっておくことが大切です。
年間103万円以上の所得があると、課税対象になりますから、所得を確認するためにも、給与明細はしっかりと保管しておきましょう。
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ダブルワーク中で所得税、確定申告の準備が必要な方は、この記事を参考にしてみてください。
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