大学生がバイトをしている時間は月間どのくらい?
大学生の生活は勉学が中心なので、アルバイトをする時間が少ない
大学には大きな分類として、理系と文系があります。授業時間は大学や学科によって異なるため、アルバイトができる時間も変わってきます。
『ベネッセ教育総合研究所』の実態調査では、農水産科で週2日の出勤、人文科学科では週3日の出勤となっています。理工科、社会科学科、教育科も週3日の出勤ですから、大学生がアルバイトをする平均日数は、週3日といってよいでしょう。週3日×1ヶ月(4週)=月間12日程度のアルバイトをしていることになります。
⇒ アルバイトの実施状況(ベネッセ教育総合研究所)
また、選択している教科の授業時間によっても、大学生がアルバイトをする時間帯や日数が異なります。1週間の労働時間の平均は、14.3時間。大学生のアルバイト時間の合計は、月間で57.2時間と、やや少なめです。
生活の大部分を勉強に使う大学生。学校の休みや授業のあとなどの、自由時間を活用して出勤する場合がほとんどですから、短時間のアルバイトができるシフト制のお店で働いている人が多いのです。
アルバイトの出勤時間は、学年によって異なる
必ずしも学年で差が出るとはかぎりませんが、進級するにつれ、アルバイトの出勤時間が多くなる傾向があります。
一週間のうち、アルバイトの時間は、一年生は13.2時間に対し、四年生は16.8時間、と労働時間が長くなっています。しかし何年生であっても、テストやレポートなどの勉強を優先しなければいけません。どの学年でも、自由に時間を気にせず働くことができないのが、大学生の現状。シフト制のバイトをしている人が多いのは、大学の授業や勉強を優先しながら、働くスケジュールが組めるからです。
なお、四年生については、卒業論文や就職活動が忙しい時期はほとんどバイトはせずに過ごすことが多いようですが、それが終われば活発にバイトをする、という人が多いようです。
バイト時間に差が出るのは、地域によってシフト制のアルバイトが少ないから
大学生が勉強や授業を優先しながら働けるのが、シフト制のアルバイト。例えば、コンビニ、居酒屋などのお店では、スタッフ数人でシフトを回しているところが多くありますよね。しかし地域によってはシフト制のアルバイト先が少ない場所もあるのです。ただでさえ、勉強があるので、働く時間が少ない大学生。
短時間の仕事やシフト制のお店が少ないと、働く時間がさらに短くなったり、働きたくても働く場所がない、あいた時間を活用できない、などということもあります。大学生のバイト時間に差がでてしまうのは、勤務地にシフト制のお店がどれだけあるのかも、関係してきます。夜間の飲食店が少ない地域では、学年や選考学科にかかわらず、アルバイト先が見つからない、という場合もあるのです。
大学生がアルバイトをしている時間の平均は、月間で57.2時間。時給に換算すれば、生活するには不十分な労働時間ですが、勉学に励むことも大学生の役目ですから、まずは大学を優先できる、シフト制のアルバイトを探すことが大切です。
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