大学生のバイト、平均時給は働く地域によって150円以上の差

大学生のバイト、平均時給は地方によって大きな違い

時給は上がっても、物価も上がっている

全国の最低賃金(最低時給)は年々徐々に上がってきてはいますが、なかなか実感できない人も多いでしょう。というのは、物価の上昇も関係しているからです。

地方によって時給の高低の差がでてしまうのは、最低賃金が各地域で異なっているからです。平成26年度の厚生労働省、全国最低賃金のまとめでは、677円~888円までの差が出ています。

平均時給トップの東京都では888円という時給にもかかわらず、物価の上昇にも影響を受けていて、都心での生活に余裕がなく仕送りとアルバイト、奨学金でやりくりしながら、生活している大学生も多いのです。これはあくまで一般的なデータですし、地方でも首都圏より時給が高い会社も存在していますから、一概に全てを比べることはできません。
参照⇒ 最低賃金一覧表(厚生労働省ホームページ)

大学生の時給は地方により差が出る

大学生がするアルバイトはさまざまあります。
飲食店、アパレル、レンタルショップ、コンビニ、アミューズメント施設など、大学生歓迎のバイト先は山のようにあります。
そんな中、給与面で言うと、教育関連が昔から高時給です。

塾講師や家庭教師などの、教育に関する仕事の採用先が増加している大学生。大学生の知識が、子どもの学力を伸ばし、身につけるサポートになっているようです。教育現場の仕事は全国的に時給が高い傾向はありますが、平均時給は地方の平均だけでなく、業種によっても変動する、といって良いでしょう。

深夜勤務は地方の中でも、手当、割増賃金がつくため、お店や企業によって時給が異なります。最低賃金の高い低いにかかわらず、アルバイトの時給と業務内容が伴っているかを判断することが大切です。平成26年度の全国における平均時給は「780円」となっていますから、この平均時給を参考にしながら応募先を決めていくのも良いかもしれません。

平均時給は最低賃金とアルバイト時間によって変わってくる

学生は学校がありますから、働ける時間帯に限りがでて来てしまい、長く勤めていても重要ポストに着くほど、仕事に対しての時間を充分に取ることが難しいですよね。本来は学業を目的とする大学生活。大学生に関しては雇用側も無理が言えず、その代わりに、だいたい時給700円~900円くらいまでの時給で働いてもらうというのが一般的です。

例えば飲食店では、近年夜間よりも昼間のランチが人気という傾向の影響もあります。大学生が授業後に働ける時間帯は夕方からが最も多く、飲食店では、お店によっては昼間の時給の方が高かったり、終日勤務であれば時給が優遇されたりという現実もあります。

主夫・主婦のパートに関しても同様の状況がありますが、大学生でも選考学科や学年によっては、自由に使える時間が上手く取れることもあります。大学生の平均アルバイト時間は全体の63.7%におよび、過半数以上の大学生がアルバイトを経験しているという実状も。バイト日数は週3日が32.1%となっています。

一方で大学生のアルバイトでも、出勤日数に限らず、キャリアアップや時給の優遇が望める会社もあります。平均時給は最低賃金が異なるため地方によって差が出ることは事実ですが、大学生でも昇格制度を取り入れてくれている企業もたくさんあることを知っておきましょう。

参照⇒ 大学生の収入(ベネッセホームページ)

こちらも:大学生がバイトをしている時間は月間どのくらい?‏
大学生がバイトに費やす時間がどのくらいか、リサーチ調査をまとめています。

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