定期圏内のバイトで交通費はもらえる?支給条件と注意点
学校の通学定期を持っている場合、バイト先から別途交通費を支給してもらうのって違法なの?高校生や大学生が学校帰りにバイトへ行くとき定期で通う場合の注意したい点を解説します。
バイト先によって交通費の支給条件は異なる
まずバイト先への交通費が支給されるかは勤務先の規定によって異なっています。
アルバイトの求人条件として、「交通費支給」となっているバイト先では全額支給、一部支給、一律〜円、などと、交通費の支給額が決められている場合があります。
交通費が支給されると定められているバイト先では、支給するかどうかは通学圏内というよりは、徒歩なのか自転車なのか、あるいは公共機関を使うのか自家用車か、などというところを見られます。電車やバスなど移動に費用がかかる場合は、バイト先の規定によって支給されます。移動に費用がかからない場合、例えば徒歩での通勤の場合は交通費はもらえないと思って良いでしょう。
通学定期のあるなしに関わらず支給されることが多い
基本的に通学定期を持っていても、持っていなくても支給されることが多いです。ですが会社・お店によっては、通学定期を持っている場合、交通費の支給がされないということ場合もありえます。
こればかりはお店によって異なるため、通学定期圏内でも、交通費をもらいたい時は、応募する際にきちんと確認しておきましょう。
夏休みや冬休み、もしくは単位を取得して定期を使って通学するくらいの頻度では学校に行ってない場合など、定期を使わない時期もありますから、そのときはどうなるのかということも確認することをおすすめします。
通学定期は通勤用のものではない
そもそも、通学定期というのは学校に通うためのもので、その観点から通常よりも安く購入することができるようになっています。
定期券の規約も、各鉄道会社はそのように定めています。
ですから、定期があるからといって交通費をもらわずにバイトをしていると、万が一鉄道会社にばれると規約違反となり、差額の請求や定期の発行取り消しなどといった処分がなされる可能性があります。
そのことを雇い主が理解していないケースもありますから、本来であれば、通学定期を使わせてバイトに通わせる、というバイト先の方がNGなのです。
しかし、定期を使わせるのではなく、単純に交通費の支給がない、一部しか支給しない、ということであれば問題にはなりません。
あなたに通学定期があるという理由で交通費が出ないのであれば、「通学定期を使ってバイトに通うことは、違反にならないのですか?」などと逆にバイト先に質問してみても良いでしょう。
また、もともと交通費の支給がないという規定のあるバイト先では、定期でもマイカーでも、出ないものは出ません。
交通費の支給を希望するときはバイトに応募する際、交通費支給と掲載されているかをよく確認することが大切です。
交通費の支給額の考え方は企業ごとに様々
通学の定期にかかわらず、交通費の支給については、バイト先それぞれに規約があることがほとんどです。
つまり交通費の上限が決まっているところがほとんどで、通勤する距離や、公共機関を使用するのかどうかなど、支給額が細かく規約化されているバイト先も多いのが現状。
「交通費の上限は〇〇円です」というバイト先の提示に納得がいかない場合は、他のバイト先を探すしかありません。
交通費の支給について要望があれば、直接バイト先に相談してみると良いでしょう。
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一部支給か全額支給かはバイト先により異なります。