ジョーシン(上新電機)のバイトは働きやすい?どんな仕事か徹底調査!面接とか
皆さんこんにちは、マイベストジョブ事務局の三浦です。今回は、ジョーシン(Joshin)を運営する上新電機株式会社の吉村様に、ジョーシンのバイトの仕事内容、面接や研修について詳しくお伺いしました。
関西圏の店舗が多いジョーシンですが、ここ数年は関東、東海地域にも注力して新たな店舗を展開しています。以下、ジョーシンバイトについて調査した内容を解説します。
※ジョーシンではアルバイト・パートタイマーのことを「スマイルパートナー」と呼びますが、今回の記事内では『バイト』と表記します。
この記事の目次
「日本一の幸せ提供業」を目指す家電量販店
ジョーシンの理念は「日本一の幸せ提供業」ということです。家電量販店として商品を売るというだけではなく、接客して買っていただいた商品を通じてお客様に幸せな体験を提供する、生活が豊かになるということを目指しています。
また、常に相手の立場に立って考えることを大切にしており、お客様が本当に必要としている商品を提案することも行うべきこととなります。というのは、お客様は特定の商品が欲しい場合もありますが、何かしらの問題があってそれを解決するために商品を購入することもあるからです。
例えば、掃除機が壊れたので買い替えるというシニアのお客様に対して、普段の掃除の状況や部屋数を聞いたうえで、従来型ではなく持ち運びやすく軽いスティック型の掃除機を提案するということが考えられます。
仕事は家電量販店の売場・レジ・バックヤード業務
ジョーシンのバイトの主な仕事は3種類あります。売場担当、レジ担当、バックヤード(商管)担当の3種類です。それぞれの仕事内容について詳しく紹介します。
売場担当の仕事内容について
売場担当は接客販売の仕事がメインです。接客販売のなかには、お客様へのお声がけ、商品の説明、案内や契約までが含まれています。
お客様とコミュニケーションを取りながら、必要とされている商品の案内、説明を行って購入の契約を行うということが重要な業務です。勤務時には自分の持ち場(商品カテゴリ)が決まりますので全ての売り場を担当するわけではありません。
お客様は年齢を問わず新しい商品に興味があり、流行に敏感な方がいます。幅広い層の方に対してどれだけわかりやすく丁寧に商品の案内や説明をできるかが大切です。わかっているつもりでもうまく説明できないのであれば理解が不足しているということです。
常に商品の知識を更新しながら案内を行うこととなります。
レジ担当の仕事内容について
レジ担当は商品の会計・精算がメインですが、他にもポイントカードの勧誘、修理の延長保証加入の勧誘や故障商品の修理受付対応、取り寄せ商品や予約の手続きも行います。
また「〇〇はどこにありますか?」と売場について尋ねられることも多く、売場の案内も業務の一つです。幅広く細かい対応を行う業務が多いのが特徴です。
バックヤードの仕事内容について
バックヤードはお店の倉庫で仕事をします。社内では「商管」と呼ばれ、倉庫での商品管理業務がメインになります。
具体的には、在庫チェック、不足している商品の補充、梱包・配送手続きや検品を行います。他にも商品に防犯用のタグやバンドをかけるといった業務もあります。
商品を動かすことが多いので、精密機械には丁寧な取り扱いが求められるとともに、重い家電もあるので体力も必要となってきます。
積極的な声かけ・目を見て挨拶する職場
売場担当、レジ担当は店内でお客様への積極的なお声がけが必要です。
売場担当はお客様が商品を見て何か迷われていたりわからないことがありそうであればお声がけをして案内をすることで購入に至ることがよくあるので、もともと何かの商品に興味を持っている方に寄り添って、購入の判断の際に役に立つ情報を案内するということになります。
レジ担当も混雑している状況であれば自分のレジが空き次第、次の待っているお客様にお声がけをして誘導を行います。
また、目を見て挨拶をするということが求められており、これは相手としっかりコミュニケーションを取る意思を示すわかりやすい態度であると言えます。これは後ほど詳しく説明する「面接時にも見られるポイント」にもなっています。
バイトはフリーター・主婦層がメイン
現在、ジョーシンで働くバイトはフリーター、主婦がメインです。学生の割合は全体の1割くらいで、フリーターが5割強、主婦が4割強といったバランスです。
スタッフの年齢層は10代~60代まで幅広いですが、20代~30代がメインで平均年齢は約35歳とのことでした。また男女比は半々くらいで、レジはやや女性が多く、バックヤードはやや男性が多い傾向です。
1店舗で働くスタッフの数はお店の規模にもよりますが、小型店で5名くらい、大型店で50人くらいが働いています。
採用担当者の方に学生が少ない理由を伺ったところ、ジョーシンの店舗が郊外のロードサイドにある場合が多く、学生がバイト先として選ぶことの多い通学路や自宅近辺にはお店がない場合が多いからではないか、とのことでした。実際に、郊外型ではなく電車でのアクセスもしやすい店舗であれば学生バイトも多いとのことです。
シフトは応相談で休みも取りやすい
シフトは最低勤務時間、日数は決まっておらず相談に乗ってもらいやすい職場環境です。
多めに働きたいフリーターの方でも、空いた時間をうまく活用して働きたい主婦の方でも、学校とバイトを両立させたい学生の方でもそれぞれに応じた働き方が可能です。
ただし、商品の知識を頭に入れることや仕事に慣れるためにも、勤務開始してしばらくは多めにシフトを入れておくことをおすすめします。
1日2時間・週3日~の「プチ勤務」も可能
時間帯と仕事を限定した1日2時間だけ働く「プチ勤務」というスタイルもジョーシンでは定着しており、多様な働き方ができる職場としてバイトスタッフを雇用しています。
特に主婦の方に人気がありますが、学生スタッフも「プチ勤務」は可能なので、興味を持った方はぜひ相談してみて下さい。
面接で見られるポイント
次に採用担当者の吉村様にお伺いした、ジョーシンの面接で重視されるポイントやよく聞かれる質問について解説します。
お客様に気持ちの良い接客ができそうか
ジョーシンではお客様の声をハガキで積極的に集めており、態度が良い店員だという声が集まれば表彰される制度もありますので、接客態度を大変重視しています。ですから、お客様に対して気持ちの良い接客ができそうかどうかというポイントは普段の仕事をするうえで重要なポイントになりますので、面接でもそういう視点で見られます。
実際にバイトの志望動機で「ジョーシンで商品を買ったときの店員さんの接客がすごく丁寧で嬉しかったので自分もここで働きたいと思った」という方がいるそうです。
面接でも、採用担当者をお客様だと仮定して不快感を与えないような清潔な髪型、服装で面接に臨むと良いでしょう。
髪型について
男女ともに言えることとしては、前髪は目が隠れないようにし、長髪は束ねておいて目が隠れないようにしておきましょう。
また、髪色の明るさには社内規定があり、一定以上の明るさの場合は色を規定内の色にできるかの確認があります。「どのくらいの髪の長さ、どんな髪型なら問題なさそうか」を確認したい場合は事前に応募先の店舗にいって、今いる従業員の方がどんな髪型、髪色をしているかを見ておくとそれに合わせやすくなるでしょう。
服装について
また、服装は私服でOKですが、サイズが合ってない服装、清潔感を感じないような服装やシミ、シワや汚れた服装は控えておきましょう。こういったところも「お客様に対して気持ちの良い接客ができるか」という点がポイントになっています。
ジョーシンスタッフの勤務時の服装はボタンダウンのダンガリーシャツにベージュ系統色のチノパン、靴が白色系統のスニーカーという制服(貸与されます)が基本スタイルなので、面接時においてもそういったイメージの身だしなみであれば違和感もないと言えます。
接客に求められるもの
そして、接客に求められる要素として面接の場でもはきはきした態度、丁寧な話し方、接し方を心がけることをおすすめします。
なお、電化製品の知識は研修で学ぶこともできるため、面接時点では知識は無くても問題ありません。とはいえ、知らないよりは知っているほうが良いですし、少なくとも興味を持っていなければ売場やバックヤードの仕事はなかなか慣れることができないと言えるでしょう。
挨拶や目を見て話ができるか
挨拶はお客様に対してだけでなく、一緒に働く同僚に対しても行うものです。ですから、しっかり声を出せて挨拶ができているかどうかがお客様を相手に仕事に取り組む上でも、同僚とのコミュニケーションを取るためにも大切なポイントになります。
また、話をするときには相手の目を見て話すことで、相手にとっては「ちゃんと自分に向かって話をしてるんだな」ということが明確になりますので、信頼感も生まれやすくなります。お店でお客様を不安、不快な気持ちにさせないためにも目を見て話すことは重要です。
過去のバイト経験や学生時代に努力したこと
過去のバイト経験、特に失敗した経験、これまでに印象に残っている仕事のエピソードがよく聞かれます。また、過去のバイト経験がない場合は学生時代に取り組んだこと、何かしらの壁にあたった経験が聞かれます。
採用担当者の方によると、何か失敗したときの対応や責任感のある行動ができていたかどうか、壁にあたったときにどういう行動をとるのかを見るために質問しているとのことでした。
バイトの仕事でも失敗はつきものですが、過去に失敗したとき、うまくいかなかったことに対してどう挽回するように行動したか、同じ失敗をしないようにどうしたかを面接では見られているということです。自分なりに反省したり工夫したり責任感のある行動をとれているかどうかがポイントと言えるでしょう。
昇給は4か月ごとに査定があり5段階で時給アップ
ジョーシンでは4か月ごとに査定があり、最大5段階で昇給チャンスがあります。評価の内容はオペレーションスキル、勤務態度、正確性などといった研修でも学ぶ項目がどのくらいのレベルになっているかを見るという形です。
実際に昇給している人は多く最も高いレベルだとスタート時の時給より最大200円時給がアップします。採用担当者の方のお話によると半分以上のスタッフが上から1,2番目のレベルで評価されており、昇給しやすい環境とのことです。
また、待遇面に関しては従業員は全員、社割でジョーシンで販売されている商品が購入できます。割引率は商品のジャンルによって異なりますので、欲しいものがあれば入社後に確認すると良いでしょう。
正社員登用制度で「準社員」「正社員」へ
ジョーシンには正社員登用制度があり、準社員登用、(準社員から)正社員登用が行われています。※準社員は社内ではキャリアプロモーターと呼びます。
準社員登用に応募する条件は、昇給のレベルが5段階で上から2番目以上、勤続1年以上が条件となります。その上で、会社のルールや一般常識などの筆記試験と面接を経て採否が決まります。
正社員は準社員になってから勤続1年以上が応募の条件で、こちらも筆記試験と面接を経て採否が決まります。
採用担当者の方によると、2016年の実績では準社員登用が66名、正社員登用が33名とのことでした。
まとめ
今回は家電量販店ジョーシンの採用担当者の方にお話をお伺いしました。
バイトの仕事は売場での接客販売、レジ担当、バックヤードの3種類です。どの仕事でもお客様と直接接する機会があるので、お客様にとって気持ちの良い接客を行うことが求められており、面接時にもその点を見られます。
実際のお店で働くにあたっては挨拶、目を見て話す、しっかり声を出すことができているかという点や、清潔感が重要なので面接でもそういった点を見られると言えます。バイトで働いているスタッフはフリーター、主婦が多くシフトは応相談で休みも取りやすい環境の職場です。
また、昇給は4か月ごと、5段階の時給アップがあり、社割で店内の商品が購入可能となっています。待遇に関しては他にも正社員登用制度もあるので、フリーターから準社員、正社員になった方も多数おられます。
新店舗のオープンも順次行われていますので、ジョーシンのバイトに興味を持った方はぜひ応募してみてはいかがでしょうか。