【調査】バイトの「経験者優遇」は実際どのくらい優遇されるのか‏

【調査】バイトの「経験者優遇」は実際どのくらい優遇されるのか

飲食・サービス業・販売職経験者は研修期間が短縮されることが多い

居酒屋・ダイニングバー、販売職など、資格を必要としない接客メインの業種では、経験は履歴書や面接時の自己申告になります。

飲食店の場合は、接客の経験があるとすぐに優遇されますから、ちょっとでも飲食店でバイトをしたことがある人は、経験者という扱いになります。

しかし資格や経験が、最低限必要な業種というわけではなく、むしろ実際に働いてみてどうかというところが評価の基準になるので、未経験者と経験者の優遇はあまり変わらない、といっていいでしょう。

研修期間が短くなる程度の優遇をしているお店は多いですが、時給が大きくアップしているところは稀です。

ちなみに、実際にバイトをしていて、店長やマネージャーなどの役割を与えられたときは、お店によっては給与面、待遇面で優遇されることもあります。

自己申告で経験者といえる業種では、実際バイトを始めてから、仕事の出来具合で優遇の度合いを決められることがほとんどです。

ですからサービス業では、経験者であれば採用されやすいという程度で、考えておくと良いでしょう。

資格や経験が必要な業種では給与アップや手当が付く

例えば介護関係や保育士、看護師、医療事務など、業務にあたって資格や経験が必要な業種がありますよね。

このような業種では、業務をある程度任せるために、未経験の場合は資格を取ったり、勤務年数を積み重ねなければいけません。

そのため、研修も未経験者より短くなることもありますし、すぐに業務を任せることができる経験者の方が、優遇されるでしょう。

医療、士業などは給料の額はもちろん、休日や各種社会保険の完備など、経験者に対する待遇が手厚いところが多いのが現状。

このような業種できちんと働き、資格や経験を積むと、将来、同業種のバイトに入りやすいのでおすすめです。

とはいえ保育士や看護師は専門学校に通ったり、現場実績が必要にありますから、専門学校に通っていない人は、働くことすら難しいと言えます。

そんな人は、デイケアやデイサービス、医療事務など学校に行かなくても資格が取れる業種でバイトをしながら、資格を取れる業種が良いでしょう。

採用する側は優遇すると応募が集まらないと考えている

経験者だからと言って、交通費は未経験者にあげない、などというバイト先は嫌ですよね。

優遇するのは採用するほうにとっては、かなり難しいものです。経験の有無で大きく優遇の差をつけてしまったり、それを求人条件に詳しく書いてしまうと、未経験者が応募してきません。

経験者がいればなおありがたい、という程度の認識で、未経験者もどんどん採用しているお店では、経験者だからといっても、優遇に関する格差はさほどないのが現状です。

経験者を優遇する内容は、業種やお店によってさまざまです。

自分が応募したい業種の経験があって「経験者優遇」と記載されている場合は、応募先に直接「経験があるのですが、どのような優遇がありますか」などと確認してください。

過去の経験は直接お店に確認されることはほとんどありませんが、ウソがばれると困ったことになります。

優遇と明記しているところであれば、何らかの形で優遇されると考えて問題ありません。
内容はそれぞれの求人で確認してみてください。

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