バイト先でヘルプに行かされるのは嫌なら断っても大丈夫?

チェーン店だと他店舗へのヘルプはたまにある

居酒屋やカフェなどの飲食店には、個人で経営している店、チェーン店と営業形態が大きく分けて二つあります。

個人で経営している店は、だいたいそこだけか、多くても2~3店舗というところですが、チェーン店だと、周辺地域にいくつか店舗があることが多いですよね。

チェーン店では、バイト先の店舗で人手が足りていて、他の店舗で人手が足りない場合に、「明日、人手が足りていないので◯◯の店舗にヘルプで行ってくれないかな」などと頼まれる時があります。もしヘルプを頼まれたら、お世話になっているバイト先が困っているのだから、可能な限り手伝いたいと思うのが人情というもの。

ただ、あとあとトラブルが起こらないように、ヘルプを引き受けるのなら、給料や交通費、勤務時間や内容など、条件はしっかり確認しておきましょう。

通勤時間が負担になるなら上司に相談する

ヘルプをする店舗が比較的近い場所ならいいのですが、時には電車や車で30分以上かかる、など遠い場所にあることゼロではありません。

ヘルプで距離的に離れた他店舗に行かなければならなかったら、送迎してくれたり、交通費を出してくれるところがほとんどです。

とはいっても、移動時間はバイト代にプラスしてくれるところは少ないようなので、往復1時間以上かかってしまうような場所へのヘルプは、「なんだか損した気分だなあ」と思うかもしれません。

例えば「家や学校から近くて通いやすいから」などの理由でバイトを決めたのなら、ヘルプで入る店舗がかなり遠い、またヘルプの回数が多ければ、当初の条件からあまりにかけ離れていますから、「いつもお世話になっていますし、できる限りお手伝いはしたいのですが、場所が遠いので往復の移動時間を考えると難しいです」などと、断ることも大切です。もしくは、予定があるならそれを理由にするとカドは立ちにくいです。

また、自分のシフトの提出時に、その日に入れるスタッフが多いと人手が余ってしまい、ヘルプを打診される可能性が高くなりますから、あまり人が入っていない曜日、時間帯に自分がシフトに入るようにするのもヘルプを避ける方法と言えます。

当初の契約と違うのであればはっきり断っても問題なし

ヘルプを頼まれるということは、バイト先に「この人なら大丈夫」と信用されているということですから、嬉しいことではありますよね。

また、ヘルプを通して他店舗の人と知り合ったり、新しい仕事を覚えたりしてスキルも上がるかもしれません。ただ、バイトをはじめたときに契約した条件と違いがあるようであれば、そのことを店長や上司に伝えて断るか、給与などの条件アップを希望しても良いでしょう。

この場合、まずは契約書にこういった他店舗での一時的な勤務のことが書かれているかどうか、確認が必要です。もし書かれているのであれば、基本的には自分が契約した仕事の範囲内ということになりますし、書かれていないのであれば、契約外ということで断りや交渉もしやすくなります。

そして、どんな条件であったとしてもヘルプは嫌だ、ということであれば「大変申し訳ないですが、自分にはヘルプは難しいので、他の方に変えてもらえませんか」などと伝えてみましょう。ヘルプ自体がストレスになって、体などを壊しては元も子もありませんから、その時ははっきりバイト先に伝えましょう。

ヘルプ同様、急なシフトも困ってしまいます。断り方はこの記事で詳しく解説しています。

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