アルバイトは研修期間で何をするの?講習、OJTなど

研修は仕事を始める前の事前学習

正社員同様、アルバイトで働く際も研修期間を設けているところが多くあります。未経験からのスタートでも、教えてもらえる期間があると安心を感じるポイントになりますね。まず実際に仕事を始める前に、心構えができるということです。

内容としては実際の現場で、先輩や社員スタッフに教えてもらいながら実際の仕事を通じて勉強する、オン。ザ・ジョブトレーニング(OJT)と呼ばれるパターンと、本社などのオフィスでDVDを見て、会社の理念など学ぶ座学、講習会があります。

OJTと講習会を両方実施する企業も多いですが、小さいお店などでは人手が少ないという事情もあり、「必要なことは実際に仕事をしながら覚える」ということを重視しているので、OJT形式のところが多いです。

全国チェーンを行ってる飲食店など規模が大きな企業だと、一斉研修で本社に行くケースもあります。マニュアルを配られることもあるので、家に帰った後も見返したりして、勉強になります。

実際に働き始めた後に「あの時、研修で習ったな。マニュアルに書いてあったな」と思い出せそうですね。

また、仕事に慣れて、研修期間が終わるまでは「研修中」という名札をつけることもあります。コンビニや飲食店ではそういうネームプレートをしたスタッフをよく見かけますね。

教わる内容は企業や店舗、仕事内容によって様々ですが、例えば接客・サービス業では、挨拶の仕方やレジの打ち方など、基礎の基礎から先輩や店長から教えてもらえます。

お店によっては、お客様がいないタイミングの時間で実際に声を出して練習をすることもあるかも。実践で練習できると、覚えが早くなりそうです。

研修中は時給が下がる場合がある

研修の期間は企業によって異なり、3日程度のところもあれば1~3ヶ月と長いところもあるでしょう。また日数ではなく、勤務開始から50時間と時間数で決めている企業もあります。シフトにあまり多くは入れないスタッフの場合、飛び飛びで研修をすることにもなるので、日数ではなく時間数で決めているところが増えてきています。

また、研修中は一人前の戦力とみなさなれないため、時給が通常より下げられるケースがあります。

聞いてなかった!というトラブルを予防するためにも、応募や面接のタイミングで、「研修期間がどれくらいあるのか?時給は変わるのか?」ということをしっかり確認しておくのが大切です。もちろん、仕事先によっては、研修中も時給が下がらないケースもあるようです。

下がる金額はだいたい、通常の時給よりも50円~100円くらいのことが多いようです。1日8時間働くとすると、400円~800円くらいの差が出るということですね。

なお、研修期間中だからといって、時給が最低賃金より下回ることは違法となります。「見習い中だから…」という理由で、残業手当や深夜手当等が支払われないなどということはないので安心してください。

期間内でも態度が悪いとクビになることも

研修期間中でも、無断欠勤や遅刻が多いとクビになってしまう可能性もあります。

真面目に勤務していれば一方的な理由で解雇されるということはめったにありませんが、雇用契約書や就業規則をよく読んで、自分の雇用条件を把握しておくことをおすすめします。

サービス業や営業系の仕事内容だと、態度によってお客様からのクレームが来る場合もあります。

そういう問題が起こった際にも、就業規則によっては解雇になるケースがあるので注意が必要しましょう。

また、逆に研修期間中にそのバイトが合わないと感じたり、辞めたい場合はなるべく早く責任者に伝えましょう。

「辞めたい!」という気持ちが強いのにムリに働き続けて、いきなり辞めてしまうより、その辞めたいという意思は早めに伝えた方がベター。電話やメールではなく、勇気を出して責任者の方に直接、伝えましょう。

試用期間は研修期間と意味合いは異なりますが、研修期間中に辞めてしまったとしても、それまでに勤務した分の給料はもらえます。

    このページのトップへ