パートで無断欠勤したときの謝罪の電話の正しいかけ方
「しまった、寝坊した!」「パートだと忘れていた!」様々な理由でパートを無断欠勤してしまった…あってはならないことですが、実際にそうなってしまったら、どんな風に謝ったら良いのか、正しい方法がよくわからないこともあるでしょう。そんな場合の電話のかけ方をお伝えします。
なるべく早く丁寧に低姿勢で謝罪する
電話謝罪でのポイントはとにかく迅速に、低姿勢で行うことです。電話では顔が見えないので、相手の表情も読めず、またこちらの表情も相手にはわかりません。そんな状況の中、無断欠勤した相手からのんきな調子で電話が来たら、相手の怒りが爆発してしまうでしょう。
謝罪電話は本当に迷惑をかけて申し訳ないという気持ちでするべきであり、またそうでなければ相手にもその真剣さは伝わりません。電話口で何度も頭を下げるくらいの低姿勢な気持ちで電話をしましょう。
また色々と言い訳を用意したり、嘘をついたりして自分を正当化するのではなく、きちんと素直に謝る方が好印象です。相手が納得してくれるまで、誠意を持って対応しましょう。
無断欠勤はもちろんあってはいけないことではありますが、本当の問題はその後です。どのように謝罪するかに人間性が見えるといっても過言ではありません。自分の非をきちんと認めて、次につながる誠意のある謝罪をしましょう。
パターン別・謝罪電話のかけ方
職場の悩みが原因で無断欠勤してしまった場合
まず、精神的なストレスなどで行きたい気持ちがなくなってしまった場合。これはパート先に行くモチベーションを自分で回復させなければなりません。
結論としては、まず謝罪をしたうえで、欠勤した理由・悩みを話して相談する、ということをおすすめします。仕事の量、賃金、人間関係、様々な面で悩みとなっている部分があり、それについて相談したいと正直に伝えることで、問題によっては解決するかもしれません。
「申し訳ございません。体調が優れず、ご連絡できずに欠勤してしまいました。実は職場の〇〇について非常に悩みを抱えており、ご相談させていただきたいのですが、よろしいでしょうか?」
相談は電話よりも直接、話をする方が良いので、出勤とは別に日時を調整して、段取りをつけましょう。
勘違いや度忘れで無断欠勤してしまった場合
パートに行く気持ちはありながら、完全にシフトのことを忘れていたり、時間を勘違いして気づいた時にはもうパートの勤務時間を過ぎていたという時には、すぐに謝罪の電話をかけましょう。場合によっては相手がとても怒っている場合もありますが、自分がしたことなので逃げずにきちんと謝りましょう。
忘れていた場合
「申し訳ありません。△△(業種・職種)パートの〇〇です。本日パートのシフトが入っていたのですが恥ずかしながら失念しておりました。大変ご迷惑をかけて申し訳ございません」
寝坊してしまった場合
「申し訳ありません。△△(業種・職種)パートの〇〇です。本日パートのシフトが入っていたのですが寝坊してしまいました。大変ご迷惑をおかけして申し訳ありません」
体調がすぐれなかった場合
「申し訳ありません。△△(業種・職種)パートの〇〇です。本日パートのシフトが入っていたのですが体調が悪く、どうしても伺うことができませんでした。大変ご迷惑をおかけして申し訳ありません」
とにかく、低姿勢で言い訳せずに謝ることが先決です。言い訳をすることによってより相手の態度が硬化して、問題が大きくなる可能性もあるからです。
勤務時間中に欠勤していることに気づいた場合
気づいたらパートの時間が始まっていた、今日がパートだということを忘れていて今思い出した、そんな時には一刻も早く会社に謝罪の電話をかけて指示を仰ぎましょう。
「どうしたらいいですか?」という聞き方よりも残り時間が少なかったとしても「これから伺います」と言って誠意のある対応をおすすめします。
もし会社側で本日は必要ないと判断された場合には「今日はもういいよ」などという回答があるはずです。もしも何も言われない場合には、謝罪だけになったとしてもすぐに行ったほうがいいでしょう。
忘れていた場合
「申し訳ありません。△△(業種・職種)パートの〇〇です。大変申し訳ございません、本日パートのシフトが入っていたのですが失念しており、先ほど気づいたのでご連絡いたしました。本日これから出社いたします。」
寝坊していた場合
「申し訳ありません。△△(業種・職種)パートの〇〇です。本日パートのシフトが入っていたのですが寝坊してしまいました。大変申し訳ございません。本日これから出社いたします。」
体調がすぐれない場合
「申し訳ありません。△△(業種・職種)パートの〇〇です。大変申し訳ございません、本日パートのシフトが入っていたのですが体調が悪く、これから伺うことが難しそうです。連絡が遅くなってしまい、誠に申し訳ございません。」
電話で済まない場合は直接謝罪しに行く
電話をしても、上司や同僚の怒りが収まらず「もう来なくていい!」「いい加減にしろ!」などと言われて電話を切られた場合や電話に出てもらえない場合には、すぐに直接謝罪へ行きましょう。
怖いからといって無断欠勤のまま退職しようとしたり、着信拒否したりするのは逆効果です。人間なので誰しも感情的になってしまうことはあるでしょう。無視をしたり、さらに無断欠勤を重ねたりするのは、火に油を注ぐことになりかねません。
急に休まれた分、仕事の負担が増えた相手の気持ちを考えて誠意を持って行動しましょう。こんな時はすぐにパート先に駆けつけ、直接謝罪をするべきです。仮に退職するにせよ、このまま相手に会わずに済むことはできません。
なぜなら書類上の手続きや給与の受け渡しで顔を合わせなければならないからです。それならば、後から気まずくなって困るよりも、先に謝罪に行ったほうがいいでしょう。きちんと謝っていれば、相手もだんだん冷静になって、謝罪を受け入れてくれることが多いはずです。
まとめ
今回のまとめは、以下の通りです。
まず、原則として謝罪は迅速に、低姿勢で丁寧に行うこと。自分を正当化したり言い訳したりするのはNGです。そして、職場の悩みなどストレスで行きたくなくなって欠勤した場合、今後も同じようなことが起こる可能性が高いので謝罪した上で相談することをおすすめします。
うっかりや勘違いで出勤を忘れた場合、謝罪してそれからでも行ったり、失敗を取り戻すために今後一層頑張って仕事をすることが大切です。
無断欠勤したら即解雇されるの?
うっかりの無断欠勤で解雇されるということは基本的にありません。こちらの記事も併せてチェックして、今後そういうことのないように、どうすれば良いかも考えておくことをおすすめします。主婦歓迎のパート先であれば、主婦パート同士で助け合ってフォローしやすい環境を整えている職場もあります。