コンビニエンスストアでバイトをしたいと思ったとき、どんな志望動機なら採用されやすいのかという点について解説します。
バイトの志望動機は無難でOK
アルバイトの採用においては、正社員ほど志望動機が重視されることは少なく、「どう答えたら採用されるか」などと深く考えすぎる必要はありません。
応募の理由として「〇〇を買うために貯金をしたい」「将来のために貯金が必要」といったお金に関するシンプルな動機でも問題ありません。
「お金が欲しい」と伝えることは一見ネガティブに思えるかもしれませんが、仕事は収入を得るためのものであり、その意欲が伝わればマイナスに捉えられることは少ないでしょう。
例
- 「友人と旅行に行くための貯金をしたい」
- 「自分の趣味やファッションのために自分で資金を貯めたい」
コンビニバイトを選んだ理由を伝える
ただ「お金が欲しい」だけでは少し弱いと感じる場合は、「コンビニ」という仕事を選んだ理由を伝えると良い印象を与えやすくなります。
コンビニの仕事には、レジ、在庫管理、商品陳列などの作業が含まれ、郵便物の受け取りや軽食の提供なども含まれるため、接客や業務に関心があることを示すと好印象です。
例
過去に似たような仕事をしていた場合、その経験をアピールすることもできます。
例
- 「以前もレジや在庫管理の経験があり、自信があります」
- 「以前、コンビニでのバイト経験があります」
無理に志望動機を考えすぎたり、自己PRを盛り込みすぎたりするよりも、納得されやすいシンプルな理由のほうが自然です。
採用担当者が重視するのは、面接時の態度や表情、これまでの経験などです。写真は少し笑顔で撮影したり、面接中の印象アップを心がけることが大切です。
あまり好ましくない志望動機
バイトでは志望動機がそれほど重視されなくても、あまりにも率直すぎる理由は避けましょう。採用担当者が「なるほど」と納得できるような答えが必要です。
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といったシンプルすぎる理由は、少し配慮が足りないと感じられることもあります。また、「この店の商品が好き」といった理由も、わざとらしく聞こえる可能性があります。ただし、これらの理由が大きなマイナスになることは少ないでしょう。
その店舗で働きたい理由を加える
「この店舗で働きたい」という具体的な理由を示すと、採用担当者にも納得されやすくなり、採用意欲が高まります。たとえ単純な理由でも、少し具体的に話すとプラスになります。
- 家から近い→通勤に時間がかからないため、週末や夜間のシフトにも多く入ることができると考えました。
- お金を稼ぎたい→なぜ稼ぎたいのかも含め、この店舗の時給が高く、学費や趣味の費用、留学資金などに役立てたい。
- 働きやすそう→普段から利用しており、スタッフの雰囲気が良いことに惹かれてここで働きたいと感じました。
バイトを通じて自分がどうなりたいかを伝える
さらに、コンビニのアルバイトという仕事を通じて、自分自身がどうなっていきたいか、何ができるようになりたいか、どう成長したいのか、ということも動機とすることができればベストです。
・将来の就職活動に向けて、コミュニケーション能力をもっとつけて、接客がうまくできるようになりたい
・社会性を身につけて、お金を貯めて一人暮らしを始めて精神的、金銭的な独立を達成したい
・お金を貯めて海外に留学し、◯◯を勉強したい
といった、将来に向けての目標や成長したい気持ちを伝えることができれば、担当者はますます納得するでしょう。そうなると志望動機としては十分。あとは働く条件などがマッチすれば、きっと採用に繋がるでしょう。
面接でチェックされるポイントは服装にもあります。動機ももちろん大事ですが、不潔な装いや奇抜な服装などは、それだけでマイナスになりかねません。定番をおさえて面接に臨みましょう。