バイトに不採用になったら履歴書は返却してもらえるの?
応募時や面接時に履歴書の取り扱いを確認しよう
一生懸命に履歴書を書いてバイトに応募したものの、残念ながら不採用となってしまうということはあります。
そのとき、個人情報を細かく書いている履歴書ということもあり、返してほしいという人もいるのでは。
また、書き直さなくてもいい内容でそのまま使えるなら、不採用時には履歴書を返してもらって、写真や文章を他に使いたいという思いを持っている人もいるのでは。
これについて、アルバイトの応募先によっては、履歴書を返却するところがあります。
これは、履歴書は個人情報保護がたくさん詰まった書類なので、企業にとっても漏えいすると大きな問題となりかねないので、不要な情報を保持しないという目的があります。
しかし、企業のなかには返却をしないところもあります。応募先によって履歴書の取り扱いは異なっているので、応募時や面接時に確認するとともに、返却を希望する場合はあらかじめ伝えておくことをおすすめします。
履歴書の取り扱いは企業によりさまざまある
履歴書の返却は、法律で決まっているわけではありませんので、必ず返却されるとは限りません。
多くの場合、履歴書については以下の対応のどれかをとっているところが多いです。
「面接後、一定期間後に破棄する」
現状、この対応をしている企業が最も多いでしょう。
面接後、採否の検討に使用して、その後原則として返却はせず、10日なり30日なりの期間、会社に保存しておいて、最終的にシュレッダーで破棄するという流れです。
応募先によっては、保管期限内であれば履歴書の返却を受け付けているところもありますが、一切、返却せずにまとめて破棄処分するというところもあります。
企業側としては、まとめて破棄することにすれば、郵送する手間やコストが省けるのと、郵便トラブルの心配がなくなります。
特に、バイトの応募者が多い企業などは、郵送だけで大変な時間がかかる場合もありますから、こうした処理をしているところが多いでしょう。
「面接後、郵送して返却する」
特に、不採用の場合に郵送して返却する場合があります。
企業にとっても郵送の手間がかかりますが、この方法で怖いのは、郵便事故です。
送ったはずなのに届いてないなどのトラブルがないとは言えません。
「面接後、当日に返却する」
面接時に別途、アンケートシートなどを書いてもらうかわりに、履歴書はその場でのみ使用して、当日返却するというパターンです。
こういったところでは、正式採用が決まった場合、あらためて履歴書や身元保証書などを提出するという形になります。
雇用する側としても、個人情報が入った書類をその場で返却できるので、あらためて郵送する手間も省けますし、郵送の場合の不着トラブルも起きません。
最近はこういった対応をしている企業が出てきています。
その場で返却されても不採用とは限らない
なお、上で説明したように、当日その場で返却されたとしても、それは不採用ということを意味しているわけではありません。
あくまでも応募先の手続きとしてそのようにしているということで、採否とは直接関係はありません。
採用の結果は別途、応募先から連絡があることが一般的なので、気になる人は採否はいつわかるのかも、面接時に確認しておけば安心です。
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履歴書の書き方はこちらで完全マスターできます。
短期、単発のバイトは登録制のものも多く、「不採用」ということが起こりにくいアルバイトです。
履歴書も一度書けばOKのところがほとんどなので、こういったところを狙うのも一つの手です。