バイトでもボーナス賞与が支給されることがある!?いくら、いつ、相場は?
ボーナスと聞くと、社会人や正社員だけの喜びというイメージがありますが、実は会社によっては、バイトにもボーナスを支給しているのです。まとまったお金が臨時でもらえると聞けば心が弾みますが、その実態はどんなものなのでしょうか。
この記事の目次
ボーナスがもらえるところは少ない
バイトにまでボーナスが出るような職場は、決して多くありません。
求人情報を読んでいても、ボーナスの支給が明記されている職場は、ごくわずかなはずです。社員さんや契約スタッフの方ですらボーナスの支給が見送られることもあるご時世ですから、非正規雇用のアルバイトまでもが支給対象になるということは、かなり少ないと思ったほうがいいでしょう。
そもそもボーナス(賞与)の支給は、労働基準法等で定められている事柄ではありません。ボーナスを出すか・出さないか、いつ誰に出すか、いくら出すかは、完全に会社次第なのです。
支給の有無は就業規則・賃金規定を確認する
ボーナスの規定は会社が自由に決められることなので、例えば同じバイトであっても、ボーナスをもらえる人ともらえない人が出てくるということは、おおいに考えられる事態です。リーダー格の人にだけボーナスが出る場合や、月当たりの勤務時間が一定以上の人だけが支給対象になるということもあるのですが、これは特に違法なことではないのです。
こういったルールは就業規則、賃金規定に規定されている場合が多いので、確認することをおすすめします。読んでもよくわからない場合や、支給基準に納得がいかないようであれば、人事担当者や責任者に一度問い合わせてみても良いでしょう。自分が把握していなかっただけで、思わぬ手当や報奨金が設定されているかもしれません。
支給時期は夏・冬、繁忙期後、決算後など
バイトにまでボーナスが出る会社であっても、その支給時期はまちまちです。社員の定期賞与の時期に合わせて支給されるケースや、繁忙期や決算の後に出る場合のほか、長期休暇の前に、レジャー予算のような形で手渡される事業所もあるのだとか。
また、厳密にはボーナスではありませんが、個人や店舗が売り上げ目標を達成した時のインセンティブ(報奨金)として、月給に上乗せする形で、臨時手当が支給される会社もあります。そのほかにも、資格取得時の一時金や、リーダー昇格時の特別手当などを設定することで、従業員のやる気を引き出そうとしている職場もあります。
その他、短期のバイトであれば、契約終了時に「契約満了金」や「祝い金」「精勤手当」という形で、ある程度まとまったお金が出るという職場も散見されます。特に、イベント事の多い年末年始やバレンタインシーズン等は、人手を集めるためにこうした特別手当を臨時で設定していることもありますから、短期間で効率よく稼ぎたい人はチェックすることをおすすめします。
支給額は数百円~10万円近い場合もある
ボーナスは基本的にもらえるだけでもラッキーとはいえ、やはりその相場は気になるもの。
ですが、これもかなり差があり、とても一概に相場としていくら、とは言えません。支給名目にもよりますが、多いところでは10万円近い金額がポンと出るところもあります。しかし少ない職場ですと、数百円~数千円と、気持ち程度ということもあります。
算定方法も様々で、対象者すべてに一律の金額を渡すこともあれば、「当月分の支給額の〇%」という計算で決まることもあります。また、社員さんのように、日頃の働きぶりを査定したうえで、金額が検討されるなんていうことも。しかし、こうなると、毎日のシフトは気が抜けなくなりそうですね。
時給以外にお金がもらえるのは嬉しいものですし、インセンティブや手当といった形で頑張りが評価されれば、その後の仕事にも一層、身が入りますよね。次に新しいバイトを探す際には、ボーナスの有無も気にしてみてください。
扶養の範囲で働く場合は支給額に注意
ボーナスがもらえるのは嬉しいものですが、扶養の範囲で働いている場合、年収103万円、130万円などの壁があります。ボーナスも年収に加算されますので、思わぬボーナスをもらった結果、結局支払う税金が増えてしまい家計にマイナスになってしまうと意味がありません。
規定を見たり上司からボーナスがあると言われた場合には、金額が扶養の範囲を超えないように相談をすることをおすすめします。特に、103万円ギリギリの上限まで働く勤務体系の人は要注意です。
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バイトリーダーは賞与、寸志、手当が別途支給されるところもあり、より稼ぐためには狙ってもいいかもしれません。賞与・ボーナスありの求人も全国にありますので、自分の気になるバイト先を探してみましょう。