バイトでもボーナス賞与が支給されることがある!?いくら、いつ、相場は?

ボーナス」といえば、一般的には正社員の特権と思われがちですが、実は一部のアルバイト先でもボーナスが支給されることがあります。突然まとまったお金を手に入れられるチャンスに、心が弾むものです。しかし、その実態はどのようなものでしょうか?2024年現在、アルバイトでもボーナスが支給される場合の詳細を解説します。

バイトにボーナスを支給する会社は少ない

アルバイトにボーナスが支給される職場は、実際にはあまり多くないというのが現実です。求人情報に「ボーナス支給あり」と明記されている企業は非常に限られています。現在、正社員や契約社員でさえボーナス支給が見送られる場合があるため、非正規雇用のアルバイトにまで支給されることは非常に珍しいと言えます。

そもそも、ボーナス(賞与)は労働基準法などで義務づけられているわけではなく、支給の有無や金額、支給時期はすべて企業の裁量に依存します。そのため、アルバイトがボーナスを受け取るかどうかは、各会社の方針に大きく関係しています。

就業規則・賃金規定で支給基準を確認

ボーナス支給の有無や条件は、各企業の就業規則賃金規定に定められています。例えば、同じアルバイトでも、ボーナスをもらえる人とそうでない人がいることはよくあります。例えば、リーダーや長期的に勤務しているスタッフにのみ支給されるケースもありますが、これは特に違法ではありません

もしもボーナス支給について不明な点があれば、まずは就業規則や賃金規定を確認することが重要です。もしその内容が分かりにくい場合や、納得がいかない場合は、上司や人事担当者に直接問い合わせることをおすすめします。思わぬ手当や報奨金が設定されていることもあるため、確認しておくと良いでしょう。

支給時期はいつ?そのタイミングとは

アルバイトにボーナスが支給される場合、そのタイミングは企業によって異なります。支給時期は、社員の定期賞与と同じ時期に合わせて支給されることもあれば、繁忙期や決算後、または長期休暇前などに支給される場合もあります。

例えば、ある事業所では、年末年始や夏休み前にレジャー予算の一環として手渡されることもあります。また、ボーナスとは呼べないものの、個人や店舗が売上目標を達成した時に支給されるインセンティブ(報奨金)として、月給に上乗せされる形で臨時手当が支給されることもあります。こうした臨時手当は、従業員のモチベーションを高めるために重要な役割を果たしています。

短期のアルバイトの場合、「契約満了金」や「祝い金」、「精勤手当」などが支給されることもあります。特に繁忙期にあたる年末年始やバレンタインシーズンなど、短期間で効率よく稼ぎたい人にはうれしい特典として設定されていることがあります。

支給額は数百円から10万円近くまで

ボーナスの支給額は、その職場や支給基準によって大きく異なります。支給額が少ない場合は、数百円から数千円程度となることもありますが、場合によっては、10万円近い金額が支給されることもあります。こうした金額の差は、企業の規模や支給基準によって決まります。

支給額の算定方法も様々です。例えば、全員一律で支給される場合もあれば、月給の一定割合として支給されることもあります。さらに、社員と同じように、日頃の働きぶりや成果に基づいて支給額が決まることもあります。こうなると、シフトをこなす際に一層注意深くなる必要が出てきますが、頑張りが反映されることはモチベーションにも繋がります

ボーナスやインセンティブを受け取ることで、仕事のモチベーションが一層高まり、その後の業務にも良い影響を与えます。次に新しいアルバイトを探す際は、ボーナスの有無や支給条件を確認することをおすすめします。

扶養内で働く場合は支給額に注意

ボーナスが支給されることは嬉しいですが、扶養内で働いている場合には注意が必要です。ボーナスも年収に含まれるため、予期しない金額が加算されることで、年収の上限を超えてしまう可能性があります。これによって税金が増え、結果的に家計に負担をかけてしまうこともあるので、注意が必要です。

特に、年収が103万円や130万円など、扶養の範囲ギリギリで働いている場合、ボーナス支給が思わぬ影響を及ぼすことがあります。もし規定を確認したり上司からボーナス支給が告げられた場合には、その金額が扶養範囲内に収まるように事前に相談しておくことをおすすめします。

バイトリーダーは賞与、寸志、手当が別途支給されるところもあり、より稼ぐためには狙ってもいいかもしれません。賞与・ボーナスありの求人も全国にありますので、自分の気になるバイト先を探してみましょう。

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