バイトで怒られるから行きたくない…怒られやすい人の特徴と対処法
バイトをしていれば、ときには怒られることは必ずあります。自分に非がある場合は仕方ありませんが、とにかくよく怒られるバイト先では、どう振る舞うのが良いのでしょうか。
怒られやすい人の3つの特徴
まずは、よく怒られる人に共通する特徴を解説します。自分にあてはまるものがないか見てみましょう。
1.上司や先輩の指示を守らない
まず、時間にルーズだったり指示を守らないという人がいます。遅刻や締め切りを守らないなど、悪気があるのかないのかはわかりませんが、結果的に、会社や上司との約束を破っている状態になっているわけです。
単純に相手からすると「なぜ約束したはずなのにできていないのか?」と思われます。また、仕事をして給料をもらうというのは会社との約束(契約)でもありますから、自分がするべき仕事はきちんと果たさなければいけないものです。
守ることが難しいルールや約束は、そのことを言われたときやその後締め切りまでのタイミングで、状況の報告や見通しを伝えておくことが必要です。
2.指示を誤って理解する
アルバイトは上司から様々な指示があるものですが、その指示内容を理解できずに仕事をすると間違っていることがあります。
例えば「Aをしてください」と言われて、自分ではAをしているつもりなのにBをしているという場合です。
自分の理解と相手の伝えたいことに違い(ズレ)があるわけなので、怒られやすい人というのはこの認識のズレがあるままで仕事をしている特徴があります。
3.同じミスを繰り返してしまう
どんな仕事であっても、最初は誰もが初心者ですし、仕事でミスをした時には、バイトであっても怒られるのが当たり前です。何かできないことがあったり、失敗したとしても、次に生かせば良いのですが、何度も何度も怒られる人には共通した特徴があります。
それは「同じミスを繰り返してしまう」というもの。1回目のミスは「仕方ない」で済みますが、同じミスを繰り返してしまうと、「前に言ったことがなぜできていないの?」となってしまいます。
当然、一度注意されたり怒られたらすぐに直せるものを直さない、というのも「同じミスを繰り返してしまう」にあたります。
例えば、
「挨拶ができない」→怒られる→次の機会に挨拶をしない
「遅刻する」→怒られる→また遅刻する
こういうケースで、相手の怒りがどんどん増幅してしまうというわけです。
怒られやすい人のための5つの対処法
上に挙げたような特徴がある人は、どうやったら怒られなくなるのでしょうか。具体的な対処法を記載します。
1.謙虚な態度で自分を振り返る
なかにはちょっとしたことでも強く怒られることもあるかもしれませんが、まず謙虚な態度で自分の行動を振り返ること。
怒られている内容、改善しなければいけないことをメモしながら、「なぜ怒られたのか」「前にも同じミスをしたのか」「なぜ同じミスをしてしまったのか」「どうしたら同じミスをしなくなるのか」を自分でわかるまで、納得いくまで行動を振り返って考えましょう。
また、バイト先で働くにあたってのマナーとして、きちんとお礼を言う、非があるときには謝る、言い訳をしない、こういった態度をもし取っているならば、すぐに改めることが重要です。
2.どうしたら約束を守れるか考える
遅刻や期日を守れない、規則に反するという場合、そもそもなぜそういうことをしてしまうのかを考えましょう。
約束を守れなかったらペナルティがある場合や、自分に不利益がある場合とそうでない場合で違いがあるのか。最悪、クビになってしまっても良いのか。
これらを考えたときに、何か自分のなかで、悩みや不満があれば上司などに伝える方がいい場合もあります。そもそもハードルが高すぎる課題を設定されていたり、不満があるからつい約束を破ってしまうというのであれば、あらためてその職場でこれからも働き続けていきたいかということも考えてみることをおすすめします。
3.業務の理解に違いないか確認する
仕事の指示と実際にやることで違いがあって怒られる場合、自分が何をどう理解しているのかということを、やる前に伝えましょう。
そうすることで、食い違いがある場合は「そうじゃないよ」と指摘してもらえるでしょう。そして、作業の途中でもどこまで進んだかの報告や、不明瞭なところが出てきた際には早め早めに伝えて相談しましょう。
また、上司の指示によくわからないところがあったり曖昧な部分が感じられる場合は、具体的に詳しく確認することが必要です。
4.同じミスをしない方法を考えて実践する
重要なのは「どうしたら同じミスをしなくなるのか」です。これが実現できれば、少なくとも、同じ間違いで何度も怒られるということはなくなります。例えば、仕事の手順を改善する、誰にいつ確認するかを決める、など、これまでにしていなかった方法を考えて、上司や同僚に相談したり共有しましょう。
そして「また怒られたらどうしよう…」と、びくびくしながら仕事するのではなく、「もう怒られないぞ!」という気持ちをにじませて立っているだけでも、周囲からの見え方は違うもの。怒られている最中は「相手の時間を使わせてしまって申し訳ない」という姿勢は必要ですが、その時間が終わって行動を振り返ることができたら気持ちを切り替えて、仕事に戻りましょう。
怒られたことに対する落ち込みや苛立ちを前面に出していると、周りにも悪影響を及ぼしかねません。
5.先輩や上司からアドバイスをもらう
自分にできること、考えられることをやりつくして、それでも怒られたり心配なこと、不安なことがある場合は先輩や上司に相談してみましょう。
相談するときには、どういうことに対して困っていて、解決したいと思っているのか、具体的に話すようにしましょう。何となくの相談や、結局何に困っているのか不明瞭だとアドバイスもできませんし、相手の時間を奪ってしまいます。
身に覚えがなく怒られるなら理由を聞く
仕事のやり方が間違っていたのか、仕事仲間に迷惑を掛けるようなことをしたのか…。もし、自分には思い当たる節がないと思ったり、不条理に怒られていると感じたりした場合は、相手の怒りを増幅させないよう気をつけつつ、なぜ怒られているのか、具体的な理由を聞いてみましょう。
怒られている理由を自分で確認できなければ、気づかずに同じ過ちを繰り返してしまう可能性もありますし、その際には今以上に怒られることも考えられます。聞き出すのには勇気がいりますが、それでもやはり、早い段階で素直に改善点を洗い出しておくのがベターです。これは同時に、自分には状況を改善する意思があるんだと、アピールすることにも繋がります。
怒られている時はどうしても感情的になりがちですが、なぜ怒られているのか、正当な理由で怒られているのかを考えて、上手に対処できるといいですね。怒られるのが怖くてバイトに行くのが辛い、怒られる場面が夢にまで出てくる…といった場合は、誰かに打ち明けるのもよいでしょう。
人事担当者や責任者、先輩スタッフなどが、助け舟を出してくれるかもしれません。
相手も怒りたくて怒っているわけではない
相手を怒らせてしまう原因が自分にある場合でも、理不尽に怒られると感じてしまうときがあるかもしれません。
しかし、怒るというのはエネルギーがいることです。相手も怒りたくて怒っているわけではありません。怒る時間も仕事の時間を使ってしまうことになりますし、仕事の時間外であればサービス残業になってしまっていることもあるかもしれません。
怒られて辛い気持ちもあるでしょうが、怒らざるを得なくなっている相手の立場も少し想像するだけで、自分を客観的に見ることができるでしょう。
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上司や先輩が厳しいと感じることもあるかもしれません。そんなときに、自分が考えるべきポイントを解説しています。
また、人とのコミュニケーションが得意ではない性格が原因で怒られるような場合、考え方を変えて、一人でコツコツできる仕事、専門的な仕事が向いているかもしれません。